月岡ツキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これを読んで月岡ツキさんがさらに大好きになりました。
もともとすごく読みやすい文章で、題材も興味あるものばかりだったのですが、
今回の文書を読んで、考え方とか生き方とかが勝手ながら似ているなと感じ親しみを感じてしまいました。
初めていつかお会いしてみたいと思い、
ツキさんの書く文書をもっともっとたくさん読ませてもらいたいと思ってしまいました。
◾️心に残った文書
やっぱり私って会社員に向いていないのかもしれない。
できない側の人間なのかもしれない。
崩壊寸前の自尊心をなんとか持ち直すために周りの人を見下して、意図的に人より早くワークを進めた。
私は他の人とは違う。
いつもそうして焦って人と比べてやがて疲れ果ててしまって、ここまで来たのではないか。
休職してよかったとも、するべきじゃなかったとかも思わない。
けれど私を構成する重要な要素として空白たちは今日も小さく白くぼんやり光っている。
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Posted by ブクログ
自分が思っていることを代弁して一冊の本にまとめてくれたと言っても過言ではない本だった。夫と私が、子どもを持つか持たないか話をすると必ず出てくる内容がまさしく月岡さんが書いてくれたことだった。そして、このモヤモヤを共有できるのは、同じ考えの夫だけで周りとは一切共有できない内容だった。なぜなら、子どもがいる家庭の友達しかいないからだ。「仲良く」はしているが、見えない膜が一枚垂れ下がっている感じは遊ぶ時にいつも感じる。
また、子どもに関わる仕事に就いているため、子どもを可愛いとは思いながらも、この子達の未来について思いを馳せることが多く、私はこの世に命を産み落とし責任を持って育てていく覚悟はないなと感じた。現に、言葉や行動、環境要因で傷ついている子達を見ると尚更である。
月岡さんが書いていたように「既婚子なし」の方が肩身が狭くなく生きることができ、「既婚子あり」の方と上手く共存できる世の中になっていくことを願っている。 -
Posted by ブクログ
妊娠9ヶ月目で拝読。著者の前作「産む気もないのに生理かよ!」も拝読済み。
子供がお腹にいることに幸せを感じつつ、自分のキャリアや生活リズムが変わることを懸念していて自己嫌悪に陥ることが多かった。本書の女性達も「自分の時間が必要なタイプ」という言葉が多く出てくるが、私もそのタイプであると自負しているため、子育て中は自分が保てるのか不安に感じる時がある。
最近は少し、「子供との時間を喜ぶ自分」と、「自分の時間が持てないことに辛くなる自分」が同居しててもいいと思えるようになった。
後、彼女達が子供を持つ理由に「親ならば完璧ではならなければいけない」という社会からの圧力が本当に強くなったと感じる。私も、自分の子供が人様に迷惑をかけることが怖いと感じる。(自分も躾されていない子供が苦手なので)自分で自分の首を絞めているかもしれない。
途中から「仕事に満足!」している女性が多めだったので、自分は「楽だし、お金のため」と割り切っているタイプなので、少し別のベクトルで苦しくなった。
子供を持つ持たないではなく、「今の自分の生活が幸せ!」という気持ちを大事にしたい
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「子供と接する職業ゆえに、産みたくない」
「研究職のキャリアを手放したくない」
「子供が嫌いだから、と言えたなら」
「不妊治療を辞めたら、人生が前向きに」
「精神疾患に苦しんだ母のようになりたくない」
「本家の長女長男の呪縛から逃れたい」
「夫の闘病で知った、人と向き合うこと」
「夫と愛犬と暮らす、DINKWADsという生き方」
「時間を戻せるとしても同じ道を歩く」
「子なし専業主婦の自分を肯定しきれない」
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Posted by ブクログ
産まない理由は「理屈」で、産む理由は「感情」。
なるほど、確かにそうかもな。
それでも、理屈も感情もコロコロ変わるのが人生だし、変わってもいいと思う。難しい。
私はこの本を読んで、少し救われた気持ちになった。
共感を超えて、自分の気持ちを代弁してもらえた感じ。
モヤモヤが晴れた面もあるし、いろいろ考えさせられた面もある。
出産云々に関わらず、それぞれ自分の人生に自信をもって、他と比べず干渉せず尊重して生きられたらいいのにね。それがそう簡単じゃないのはわかっているけど。
皆それぞれ価値観は違う。白か黒かではなく、複雑なグラデーションで。
今の社会は「多様性」と言う言葉が一人歩きしているけれど、それに必要な「寛容」が不足していると思う。それは人の気持ちの上でも、社会の制度としても。
何より、時代が変わっても社会が変わっても、女って生きづらい性だなー。
「耐無秩序筋」は本当に大事だと思う!!
子供が〜…とかに関わらず、歳をとると些細なことでもイレギュラーなことや変化を受け入れられなくなるようだ。間近でそれをたくさん見てきた。
どんな選択をしても、柔軟に寛容に穏やかに生きたい。 -
Posted by ブクログ
私も著者の方と同じような境遇の、子どもを持たない夫婦になりたいと思っているので、大共感の嵐でした。親になって子どもを持つことや、妊娠、出産、女の身体というものに少しでもモヤモヤを感じたことがある人はぜひ読んでみてほしい!と思います。
私自身も、もちろん妊娠の恐怖や母というレッテルへの嫌さ、覚悟が持てないなど様々な理由を持っていますが、1番は社会への不安が強いと思っているので、「子供の存在や育児の過程には、コスパで測れない価値があることなんて分かっている。分かったうえで、そんなに価値がある存在が生きていくには、今の社会には不安が多すぎるのだ。」という文に首が取れるほど頷きました。
母になること、自由を縛られること、妊娠すること等だけでなく、政治への不安や今の社会のおかしさを書いてくれていたところも好きでした。
確かに考えすぎているところもあるのかもしれませんが、捻くれていると言われてしまいそうなことを真っ直ぐ書いてくれている著者に、私はすごく好感が持てました。ポッドキャストをやられているからか、すごく文章がスラスラ読めて、とても面白かったです。
母にならないことがワガママのように捉えられない社会になったらいいなと思います。 -
Posted by ブクログ
「自分の子どもを積極的に欲しいと思わない」と言うと、表立って批判をする人はいないにしても、「理解できない」って思ってるんだろうなというような反応をされることはある。
そういう反応をされると、自分が悪いことをしているような気持ちになってしまうことはよくある。
そんな感情を含めてこの本は私の気持ち(私たちの気持ち)を代弁してくれた。
この後ろめたさが消えることはないかもしれないが、同じような気持ちを持っている人がいるとわかっただけで、心が解放されたような気がする。
これから結婚して本当に子なしの人生をずっと進んでいくと、何かしら心が揺らいでしまう瞬間はでてくると思うけれど、同じような気持ちのひとは絶対にいると思うと、少し強く生きていけそう。
子どもがいないなりに自己満足であっても、他者のために寄付するとか、そういう行動は続けていきたいと思う。
子どもが居ても居なくても、そこに良し悪しはないと思える人が少しずつでも増えていく世の中になったら嬉しい。