月岡ツキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさに…!!!という表現の連続で感動した。
子供が欲しい訳では無い、夫と2人で楽しく穏やかな関係のままいたい、自分のことと仕事でいっぱいいっぱいなのに子供を持つなんて…などという葛藤が素敵な表現で綴られており、激しく共感した。
特に刺さったのは、子供を持たないスタンスの人はその選択をしつづけていかないといけない、という箇所。
確かに、一度子供を持たないと決意したからって悩み続けるし、その問いに対して何度も何度も答えを出し続ける必要がある。これがつらいんだよな、、と言語化されてすっきりした。
激しい子供への嫌悪などの思想ではないところもとても共感できた。
私にとってお守り的な本になりそう。 -
Posted by ブクログ
文章に、ものすごくエネルギーがある。たぶん、他者から投げかけられた無遠慮な問いかけに、幾度となく傷ついて、怒って、そうやって書かれた文章ではないかと感じた。
読むときの状況によっては、判断の軸になってしまいそうな勢いがある。少し自分の感覚について整理しながら読む必要があった。
この本への筆者の覚悟を感じる。ヒリヒリするような感情、批判をされるかもしれない怖さ、自分でも受容できないのに自分の中にある観念、そういうものを晒して(もちろんこれが全てとは思わない)
最後に筆者なりに辿り着いた結論が書かれている。
だから、この本は絶対に最後まで読まないといけない。
書かれているテーマは、妊娠・出産だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分が感じているモヤモヤをすごく詳しく言語化してもらった気持ち。
積極的に子どもは欲しくない、でもバリキャリというほど仕事に全力な訳でもない。
社会への罪悪感がうっすらある。
読後、「私だけじゃないんだ」という安心感があってよかった。
【なるほどな、と思った話題・見出し】
・母になる=一度座ったら席を立てない椅子
→これに恐怖を感じる人もいれば、「もう席を立たなくていいんだ」と安心感を得られる人もいる
・子育てはエベレスト登山に似ている
→すごくいい、登った方がいいと言う人がいる一方、わざわざ大変な思いをして登らなくても…と感じる人もいる
・「産んだ方がいいのかな」という波が定期的に押し -
Posted by ブクログ
三宅香帆さん経由でたどり着いた一冊。読み始めると手が止まらなくて一気に読み終えてしまった。感想を一言で言うなら「よくぞ言ってくれた!そして、本にしてくれた!ありがとう!」に尽きます。昔から産まない選択をしており、20代後半からは周囲がどんどん母になっていく姿に勝手に寂しさや虚しさを募らせていた自分。そして、偶然にも著者の月岡さんと同い年で親近感が湧かないはずがありませんでした。きっと目の前にいたら固い握手を求めていたのだろうなと思います。この世に絶望しているわけではないけれど、新人を受け入れるほどに希望があるわけではない…わかります。ピカチュウになれるのにならないピチューみたいな気持ち…わかり
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Posted by ブクログ
大共感!!!
私と夫の会話を聞いていたのか?と思うほどだった。
子なし夫婦にも200色あんねんの、うち1色の私
同棲・結婚・結婚式の次に何となく来るとされている、妊娠出産。私も、そんな風に考えて疑わなかったし、月岡さんの様に考えていなかった。
だけど、不妊治療と流産と子宮外妊娠を経験して、一旦本当に私の人生どうしたいっけ?と整理した先に、(今は)子どもを産まない選択に行き着いた。
何で、みんな何年も不妊治療が続けられるんだ
私はたった1年で挫折した...感が拭えない
それって、私も子どもがいる夫婦が完全な形・結婚って子どもがいないと、同棲と一緒...と潜在的に思っていたんだと思う。
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ネタバレ先日、「ありか」を読んだ時に、母と話し、子育ての大変さも知ったが、子どもと暮らすのはいいなぁと思った。
しかし、本作を読みながら、
○子どもを産むと、私自身のために時間とお金を使えなくなること。
(ようやく、会社でお金を稼ぐようになって、自分のやりたいことができるようになったのに、息抜きができない生活ができる自信がない。)
○子どもを育てる母親という仕事と、会社での仕事を両立する。(いわゆるダブルワーク状態の生活がこなせる自信が全くない。)
子どもを産む自信も覚悟もない。
そう感じてしまった。
この本を読んで、子どもを持つことは、やはり大変だなという思いが強くなった。
これは、どうするのか -
Posted by ブクログ
中学生の時から一貫して子供は欲しくないと思っている私ですが、20代後半あたりから両親、加えて祖母からお決まりの「子供はいいぞ」セールスを受けるようになった
受け流すことができずに衝突してどんどん消耗
「子供が欲しくない」と言われると「それは子供はできて当然だと思ってるからそう言えるんだ。欲しくても産めない人もいるんだから軽々しく言うんじゃない」と言われた
子どもを望まない理由は一言で言えなくて、本当に色々ある
スプレッドシートに子どもを欲しくない理由を書き出したら40個あった、というのを見て私もやってみた
私は26個だった
私は利己的である自覚があって、でもだからこそ子どもなんて絶対に持っ -
Posted by ブクログ
私も作者と同じ30代子なし夫婦(妻)なので、共感することがたくさんあった。
今まで子供を欲しいと思ったことがない。
「子供が欲しくない」と思うことには理由が求められる。まさしくそう思う。
今の年齢だから子供を欲しいと思わない理由はたくさん理屈つけられるけど、欲しくないと思っている根本的理由は特に思い付かない。
昔から思ってるんだから仕方ないじゃないか!
「どうして?」と聞かれても困る!
子供がいる人いない人、産みたい、産みたくない、産めない、産まない…様々な立場の人が存在する世の中。
自由に選択して、理解し合える社会になるといいな。
男性に対しては結構辛辣に書かれていて、そこは痛快だった -
Posted by ブクログ
初めての月岡ツキさん。なにがきっかけなのかわからないのですが、たぶんSNSだった気がします。
今年、妊娠・出産をテーマにした小説を読んだことがある。
女性たちが妊娠・出産を経験した時の行動や考えをテーマとしていたが、自分の答えは物語にはあったものの、合致してたわけでもなく消化不良気味…。
で…月岡さんのように『選択子なし』と誓ってても、時折さざなみのようにやってくる「子どもがほしい」とジレンマを抱えてしまうのが自分。
世の中の社会不安や子どもがもしイジメや犯罪者になったとしたら…そう考えると自分自身責任が取れない恐怖と不安に苛まれること、社会維持するために母になることに強制されたくないこと… -
Posted by ブクログ
割とずっと筆者側の思考で、スカッとした部分が多い。「産む機械」とか何遍読んでも聞いてもきもちわりー言葉だなとつくづく思う。女にだけクソめんどい生理のシステムを備え付けた神様絶対男だろ的なツイートを読んだことあったけど、ほんとそう思う。女はうっすら苦しんでてほしいみたいな。産む気が(ほぼ)ない女からしたら尚のこと傍迷惑でしかない。そんで男の身体の問題だったらすぐ色んな不都合は解決されてただろうねーっていうのも、そりゃそうだろうねー(笑)(怒)という感じ。生物学的な理不尽は1億歩譲ってまあ許すとしても、社会構造、特に我が国ヘルジャポンの社会構造に深く根付く女への・母への理不尽には、改めて怒りをおぼ
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Posted by ブクログ
2025/03/27予約48
話題になっていた本なので読んだ。迷いながら書いたものだと伝わる。わざわざ選択して子をもうけていないのだ。DINKS(仮)と何度も記すところも、子ありを否定するわけでもなく、既婚=自動的に子あり、いないのはかわいそうに思われる世論が嫌なのだ、と。分からなくもないけど、自分たちが納得しているならそれで充分で、他人に思われてもいいんじゃない?と感じた。昔のいわゆる結婚、出産、子育てから老後安泰はすでにないし一本道じゃない。自分自身、横道に何度もそれ、思いもつかなかった人生になってる。出産したあとリセットはできないけどそれを何とかしていくのも人生かな、と思いつつ読み終えた