西原亮のレビュー一覧
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あらすじ
YouTubeで話題の「にっしー社長」こと株式会社明治クッカー代表・西原亮氏が、外資系コンサル時代に叩き込まれ、事業承継後の現場でも実証してきた「成果を出し続ける人の基本動作」を体系化した実践の書。著者は、仕事ができる人とは「自分の人生をコントロールできる人」であり、その本質は周囲から絶大な「信頼」を集めることにあると説く。信頼を築く唯一の道は、特別な裏技ではなく「当たり前の基本」を愚直にやり切ること。事実と主観の峻別、曖昧な形容詞の排除や言葉の定義といったコミュニケーションの規律から、A4用紙への手書きで認識ギャップを埋める段取り、実行可能な単位へのタスク分解、さらには人を頼る覚悟や仮説検証型の読書術まで、意識を習慣へと昇華させる具体的な型を余すところなく明かす。
所感・深掘り
明治クッカーのYouTube動画をきっかけに著者の発信に触れ、その明快さに惹かれて手に取ったが、まさに日々の業務や組織運営において自分が大切にしてきた価値観が言語化されており、深く腑に落ちる一冊だった。特に強く共鳴したのは、「曖昧な言葉を徹底的に排除する姿勢」だ。「かなり」「そこそこ」「できる限り早く」といった形容詞や曖昧な表現を使うことは、相手に解釈の負担を押し付け、仕事のズレを生む最大の要因になる。言葉を厳密に定義し、事実と主観を明確に切り離してコミュニケーションを取ること。それは単なる業務効率化にとどまらず、関わる相手への敬意と誠実さそのものだ。また、業務にいきなり手を動かさず、A4用紙の殴り書きでまず相手とすり合わせる段取りや、タスクを「牛乳を買う」レベルまで分解する発想も、現場の混乱を防ぐ確かな知恵として背筋が伸びる。さらに、「人に頼ることをあきらめない」という育成の視点にも深く頷かされた。短期的な効率を考えれば自分でやったほうが早いが、それでは組織のスケールも人の成長も止まってしまう。「どこまでやってくれるか」を冷静に見極め、粘り強く任せる経験を積むことでしか、より大きな成果を生み出すチームは育たない。当たり前の凡事徹底を通じて自分の人生と時間を自律的にコントロールすること。日々の小さな言動の積み重ねこそが、周囲から揺るぎない信頼を勝ち得る唯一の道なのだと確信させられた。曖昧さに逃げず、事実に基づいた基本を愚直に徹底し、周囲と確かな信頼を築くこと。仕事のスピードと精度を根本から高めたい若手はもちろん、自らの基本動作を再確認し、組織を率いて人を育てるための確かな「型」を手元に置いておきたいすべてのリーダーにとって、生涯にわたり立ち返るべき実践の書だ。 -
Posted by ブクログ
8/1
コンサル時代に教わった仕事ができる上司の当たり前
西原 亮
▪️時間
12分
▪️目的
仕事における部下や上司との向き合い方を見直す
▪️内容
•部下に対しては、言い切り指示をする
•断る余地を与えない
•部下を叱る時は、わからないことをスルーした時、バッドニュースを言わなかった時のみ
•詰問ではなく質問する
•上司として、自分の考えを持つこと
•仲良しグループを目指さない
•会議は30分まで
•チャットで議論はしない
•飲み会では部下のインタビュアーに徹する
•常に機嫌良く振る舞う
▪️学び
上司としての精神論に悩むことが多かったが、ある部分はシステマチックに部下と接することで、新たな気づきや得られる成果が多いのではないかと感じた -
Posted by ブクログ
ネタバレ《仕事ができる上司》とは、上司の期待を超える部下を生み出せる人をいう。
自分の事は自分でコントロールすれば良いけど、それが他者になった途端難易度はグンと上がる。
だからこそ、こういう具体的ですぐに実行できるアドバイスが載ったビジネス本は重宝する。
「仕事の任せ方」「部下の育成」
「フィードバック」「業務の仕組み化」
「会議・メール・チャットの使い方」
「上司としての心構え」等
仕事ができる上司になるための技術が多数、OKパターンもNGパターンも載っているので、とても分かりやすい。
ただ「うっわ、NGパターンやっちゃってるよ…」と軽くショックを受ける覚悟は必要。
重要なのは「やるべき事」だけではなく「やってはいけない事」もセットで理解しないといけないって事なんだよな。
どの本にも書いてあるし、言われればもちろん納得できる。
だけど実践できるかと聞かれるとどうにも怪しい。
なので、センスも人格も不要、精神論ではなく技術論として紹介される“上司の当たり前”はめちゃくちゃ参考になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ極めて実用的な本であり、会社で部下を持つ方だけでなく、子育てなどでも役に立つトピックスが盛り込まれています。
私なりの使いたかたをご紹介するとまず目次を読み、既に自分の中では体得できていると思えるスキルは読み飛ばし、これは、と思えるスキルのページのみ読み、面白そう、使えそうと思った手法をすぐに導入するというのが極めて実用的な使い方ではないかと思います。
個人的には、認識のズレを生み出す形容詞と副詞を自分自身使ってきてしまったという反省と、これをクリアにすることが責任として求められているということを強く認識しました。
そして、上司の仕事は問いかけではなく、選択肢を与えることであるという言葉も、私自身これまで内省を求めるスタンス一辺倒だったので新たな手法として取り入れたいと思いました。
ほかにも多くの手法が書かれており、ご自身でこれは、というものを試すといいのではないかと思います。
”はじめに”に書かれている通り、誰にでもできる当たり前の技術が数多く書かれていますので、肩ひじ張らず、少しずつ試すことで、”仕事ができる上司”を目指そうと思いました。 -
Posted by ブクログ
【書籍の要旨】
上司として仕事と向き合う際の当たり前を
避けるべきやってはいけないこと
やるべきこと
を定義して、それを遂行することで実現し、
上司としての本来の役割である組織力向上達成に
繋げるための心構え的な位置付けの本。
モチベーションは下げないようにするのが大事
「わかった?」ではなく部下の言葉で復唱させる
部下はレベルや姿勢によって接し方を変える
と、そこまで難しいことは書いてませんが、
その考え方で良いんだ!といった気づきを得られ、
自信を持って取り組んでいけるようになると思います。
【主なトピックと学びになったこと】
・指示を出すときは「断る余地」を一切与えない
ゴールを明確に提示し、出来る・出来ないを
部下に判断させ、交渉させることが大事。
・仕事を任せるときの5つのポイント
①範囲を限定する
②成果が出るまでの期間を長く設定する
③困りごと解決の時間を定例化する
④部下の仕事の価値を言語化して伝える
⑤完了の経験を積ませる
・指標はたくさんあってもしょうがない。
多くても3つまでとして、その指標に沿って
部下に行動してもらうことが大事。
・フィードバックが出来るのは、
上司側に答えや考えがあるときだけ。
そうじゃないと部下とのギャップが図れず、
アバウトなフィードバックとなる。
・部下がミスをした根本的な原因は以下の2つ
①どうすればよいか正解が分からなかった
②仕事をやり遂げる能力が無かった
・コミュニケーション4つの段階
①伝える
②理解させる
③納得させる
④行動させる
・部下は平等に扱わない、公平に扱うこと
①できる部下への関わり方
権限移譲する
任務遂行における障害を排除する
細かい管理はせず、マイルストーンレベルで
進捗を確認する
視座を高める機会を提供する
②できない部下への関わり方
明確な指示を出し、期日までに実行してもらう
事実ベースで淡々と管理する
上司の時間は極力かけず、最低限確認する
・チャットが向いていないこと
複雑な議論
感情の調整(説得9
・自己開示する際は以下を抑えて開示する
①自分ができること
②自分にできないこと
③これからチャレンジすること -
Posted by ブクログ
元々、要領が悪く人より何倍も時間がかかると感じていました。努力や工夫が必要と思い、他のスタッフより早く出勤しても結局残業、仕事が終わらず翌日に持ち込むことも多くあります。でも、スタッフ全員が残業したり仕事が遅いことはありません。特別早く出勤しなくても定時で帰っているスタッフや仕事が早い方は多くいます。同じ勤務時間なのに、この人たちとの違いはなんだろうと思っていた時に本書を見つけました。
「わかったふりをしない」「すぐ手を動かさない」「TODOの基本」会議や人への頼り方など具体的かつすぐに実践できる項目が多く、勉強になりました。
日々の業務や生活で取り組めるところから行ってみようと思います。 -
Posted by ブクログ
改めて気付かされる当たり前を当たり前にやる難しさ。
会議ひとつ取っても、会議の目的や決定事項、宿題事項、期限を決める。など当たり前ではあるが、出席者のパワーバランスもあり、難しい。が、それが本当の会議の役割である。
以下は学び
事実は〇〇で、私の主観は〇〇です
考える作業、確認する作業、作成する作業とシングルタスクに分けること
「考えながら資料を作成する」というマルチタスクにしない
ビジネスマナーや仕事の姿勢という根拠が示しにくいものには、「さっきお客様に発言した〇〇という言葉を聞いて、私は悲しい気持ちになったなぁ」という主観を伝えると部下を改善するきっかけとして働く -
ネタバレ 購入済み
斬新
【書籍の要旨】
作者の方の若い頃の体験を元にした、仕事のあらゆる事に対する、斬新で芯を捉えた考え方を教えてくれます。
【具体的な内容】
・不要なものは極限まですり落とす
・人の話を聞く時は、曖昧な言葉を一切排除する
・ファシリテーターとは
→分かりづらい発言を言い換える人
→会議参加者の防波堤になる
・議事録は発言内容をそのまま書くものでは無い
【学び】
(印象に残った言葉)
・いきなり手を動かさない
→まずは、成果物のイメージをする
・人の話を聞く時は、あいまいな言葉を一切排除する
・上司に答えを聞かない
・この業務は何が終わったら終わりなのかを合意するように動く
・本は読み切らなくても、自分に刺さった言葉があれば終わり -
Posted by ブクログ
上司の仕事は「足し算」ではなく「引き算」
いまチームにとって(その部下にとって)「明暗を分けるたった一つの指標は何か?」、これを決め切ることが上司の責任
ミッション・シート。進捗具合に応じて赤・黄・青で色分けさせる
→一目瞭然。手を打つべき箇所の判断や共有が容易
ハラスメントの境界線
「仕事の話をしているか」
会社や組織のルールに基づいた指示に徹する
「プライベートの話をしていないか」
会社は仕事をするための場所、プライベートな話は不要。
人格や生い立ちに触れるなどもってのほか。
あくまでも、仕事上の事実と改善だけを指摘する
上司として指摘するのは当たり前であるというスタンスを、最初に明確に宣言して部下と共有しておく
①立場:個人的感情ではなく「役割」として言う
②期待:反省ではなく「修正」を求めていることを悟らせる
③安全:指摘は怒りではない
感情の表出は仕事には不要。腹を立てずに、部下が「自分個人の感情に負けている事実」を伝えること
言語化できないルールはやましいルールとも言える。
あえて暗黙にして部下に圧力をかけていないか。
それは単なる卑怯だ。
「書いてあること以外は気にしなくていい」くらいにはっきりさせるべくルールは明文化する
ゴールが曖昧なまま会議を初めてはならない。この会議は何が決まったら終わりなのか、必ず初めに全員が共通の認識を持っておくこと
議論すること自体を目的にしてはならないし、”共有”という言葉が出てきたら危険信号。
全廃すべき会議
①ただの共有会議
②上司の独演会
③目的不明の会議
必要な会議でも全て30分以内に強制終了させる
※空いた時間で月1回の「自慢する会議」を開く
オンラインやチャットは感情の共有や賞賛には不向き。だから、月に一度はウエットに賞賛し合う
上司の給料には「決断することの対価」も含まれている
決められないなら、せめて「いつ決めるか」を決めよ
完璧主義が生む3つの害
①自分のやり方の押し付け
②上司自身が最大のボトルネックになる
③部下の無力感を助長する
飲み会ではインタビュアーに徹すること
自分が語る場ではない。
相手に気持ちよく語らせるための場である。
上司にとっての「機嫌」は感情の発露ではない
身につけるべき「制服」である
モチベーション管理は「下げない」ことに尽きる