ブライアン・クラースのレビュー一覧

  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    実に読み応えあり、時間を掛けて熟読した
    勝間和代さんの推奨本だったかな?(元勝間塾生)

    才能の中間層はなにしろ数が多い『運』という雷はずば抜けた才能を持つほんのひと握りの天才ではなく、何十億人もいる中間層の誰かに落ちる可能性が圧倒に高い。

    運は本質的に偶然の産物だ。

    との箇所に勇気付けられた。

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    2026年02月15日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    西洋の原子論、東洋の関係論、そして、複雑系。
    生きることの全てが重要であり、あらゆることに影響を与える。
    世界と人生の見方に影響を与えてくれる。

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    2026年02月15日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    素晴らしい。

    「人生は自分次第だなんて、大嘘である。」
    帯の文章。

    宗教であれ、哲学であれ、文学であれ、脳科学であれ。
    結論としては、自由意識、的なものは存在しないのではないか。というところに突き当たるようだ。
    今起こっている、目の前の出来事に、丁寧に、誠実に向き合うことは、自らを大切にすることであって、重要ではあるが、少し俯瞰的にみれば、自由にその態度、アプローチを選んだ、ということでもないのではないかということに気がつく。どこか、割り切れない考え方だという気はするが。

    「私たちが現代に不安を覚えるのは、制御不可能な世界を制御しようという思いが頭から離れないからかもしれない。そのような

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    2026年02月07日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    正直11章までは「なんかまあそうだね」という感じで読んでいたけど12章の自由意志についての考察がそれまでの議論をドンデン返し的にひっくり返しつつ、わかりやすく入ってきてとても良かった。

    「もし人生を最初まで巻き戻し、再生ボタンを押したら、全てが同じ展開になるだろうか?」

    著者は、決定論は正しい、世界は非決定的だが、それは量子の奇妙さだけに起因する、という立場を取る。科学的に見るとこの考え方を覆すことはできない。

    では人間の自由意志とは?そんなものはないと著者は思いつつそれでも世界を楽しむためのヒントを提示する。それでも良いと思えるくらいに世界は広くて興味深い。

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    2026年02月07日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    世界や人間は脆く偶然に満ち、合理性を求める事は危うい

    偶然性という私の人生のテーマにカオス理論が加わった

    中島岳志「思いがけず利他」や宮崎真生子・磯野真穂「急に具合が悪くなる」などの名著とリンクする、名著だった!

    ただ、自由意志の章はやや唐突な感じ。國分功一郎「中動態の世界」や妹尾武治「僕という思考実験」のほうが深みがあったかな

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    2026年02月02日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    何を意図した本なのか分からないまま読み進め、終わってみれば、世界観(この世界の解釈)に関する本であったと気付く。
    その意味では、哲学書や思想書に近いのではないか。
    とはいえ、難解なものではなく、偶然が世界や人生を変えたことに関するおもしろいエピソードがたくさん書かれているので、それを読むだけでも価値はあると思う。

    本書が語っているような世界観は、既に自分のものとなっている部分と重なっていた。
    違いがあるとすれば、本書が自由意思論よりも決定論的な考えを採っている部分であろうか(カオス理論が決定論と矛盾しないという説明には納得したが)。
    本書の立場によれば、同じ人が同じ経験をしてきたと仮定した場

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    2026年01月27日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    私たちの人生や性格が偶然や予期せぬ出来事によってどれほど形作られるかを、科学的・哲学的視点から丁寧に解き明かしています。読むと、自分の選択や偶然の関係性を改めて考えさせられますね。でも、本当に「偶然」と「必然」の境界は存在するのか、それともすべて後から意味づけされているだけなのか、少し疑問が残ります。

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    2026年01月16日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    過去約3年間の、ものの考え方を全て覆された気分。

    第1章にて、あるアメリカのスティムソン夫婦の、京都旅行の物語。偶然の京都旅行がキッカケで、日本の原爆投下の場所を京都から変更した陸軍長官スティムソンにより、偶然、京都の40万人の命が救われたという衝撃的な内容からスタート。

    第2章からは、偶然が世界を作る物語、その理論の根拠となる実験や出来事について解説し、第4章では私たちが、偶然という不確実性を無視し、この世界には目的や理由があると信じてしまう理由、その生き物であることの理由を私たちの脳の働きから解説。6章では、不確実性ではなくリスク、いわゆる確率論を信じることの危険性とその解決策。

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    2026年01月08日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    人間は予測できない複雑系についても過度に単純化して理解した気になることが往々にある。

    複雑系になれば小さな原因が大きな結果を及ぼすことがあり、単純な因果関係で説明できないことは多い

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    2026年01月02日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    帯にあるように「私たちは何もコントロールしていないが、あらゆることに影響を与えている」ということを、カオス理論をベースに、進化生物学や歴史から様々なエピソードを挙げて論じている。脳科学、行動科学の知見から、因果関係や物語を作り上げてしまう脳の仕組みを解説し、最終的には自由意志はないと結論している。記述は論理的で科学的な成果に基づいており、わかりやすく整理されている。それを踏まえて最終章では、偶発性や不確実性にゆだねて現在を享受することに重きを置くことを提案している。
    最新の科学の知見が、仏教の縁起や「今を生きる」ということにつながるものと感じた。
    また、著者の引用する書籍に、ニコラス・タレブ、

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    2025年11月29日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ネタバレ


    偶然の積み重ねて、自分の人生が成り立っているなと改めて実感させられた本。

    私たちの意思とは何なのか私たちが自分が決定しているって思ったことがどんな些細なことでも周りに影響与えているそのつながりが人生を作るそんなことがわかったような本でした。

    エピソードやそこに書いてある表現がとても面白くてもう一度読んでみたいなと思ったんです。

    そして最後に、私たちはいかに効率性とかそういうのを大事にしがち。だけど、その無機質な感じでいいのか、その偶然を考えるとか、偶然がわかる余裕がないみたいなそんな気がしました。

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    2025年10月31日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ブライアン・クラースの本を読んで、「偶然」に対する見方が変わった。
    自分の考え方も、生き方も、出会った人も――すべて偶然の積み重ねだと思うと、「自由に考えたっていいじゃないか、どう考えてもいい」と、心が少し軽くなった。
    私たちは何もコントロールしていないかもしれない。それでも、誰かに影響を与えている。という帯の言葉にもあるように、だからこそ、比べず、焦らず、今を丁寧に生きようと思う。
    この本から、未来を考えすぎず、ただ「人に優しくある」そうありたいと思っている。
    それだけで、世界は少しずつ変わっていくのだと思う。

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    2025年10月20日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    人は、その感情さえも所詮は脳内化学物質のやり取りでしかないのだから、つまるところアルゴリズムなのだ…テクノロジーの進歩とともに人もアルゴリズムの1つになってきている…という主張をどこかで見て引っ掛かりを覚えていたが、本書はこのモヤモヤをキレイに晴らしてくれた。全くもってアルゴリズムそのものだが、私たちの感情や行動は他人や周りの環境に何らか影響を与え、それがまた自分にも影響を与えるすごい複雑系なのだと。
    だから、この世の全てはXだからYになるという単純な話ではなく、どこかに予測不可能な偶然性が常にひそんでいる。自己啓発のような人間の努力はもちろん大切だが、偶然性や複雑系によりアウトプットが変わっ

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    2025年10月17日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    カオス理論とか意思決定とか大好きなので、結論はまあそうだろうねって感じだけど、エピソード等々面白く読めました。訳者もすごく上手。

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    2025年10月13日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    【感想】
    トランプやプーチンのような人間がリーダーになってしまう理由を進化論や人類学、心理学などを使って検証し、エピソードも豊富で面白く読める。納得感はあるが、そもそも権力者が「ダークトライアド(マキャベリズム、ナルシシズム、サイコパシー)なので対策を実行するのは難しい(著者も十分認識していると思うが)。

    【目次】
    第1章 序--権力はなぜ腐敗するのか?
    第2章 権力の進化史
    第3章 権力に引き寄せられる人たち
    第4章 権力を与えられがちな人たち
    第5章 なぜサイコパスが権力を握るのか?
    第6章 悪いのは制度か、それとも人か?
    第7章 権力が腐敗するように見える理由
    第8章 権力は現に腐敗す

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    2025年01月16日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    この世の中は、収束的なのか偶発的なのか。

    当たり前に人が信じていることに疑問を呈し、この世の何もかもに理由があると思い込んでしまう目的論的思考を壊してくれる一冊。

    偶然も世の中には存在するが、人は何かと意味付けしたがる。私もそのくせがあると感じた。

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    2026年02月05日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ネタバレ

    読み終わったあと、世界の見え方や自分の考え、行動が少し変わるかも、そんな本でした!
    後半までは、この世界や社会がいかに偶然の上に成り立っているか、アンコントローラブルか、というのが具体例を元に書かれていて、わかりやすく納得度と高い!
    そして最終章では、すべてが影響し合うこの世で、だからこそ自分の行動一つ一つが重要になっている(なっていく)のだと、とても勇気づけられるような、そんなメッセージを受け取りました!

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    2026年02月04日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    評価
    すんげー情報量。それだけで驚愕

    感想
    全てを緻密に読みきれないけど、
    結局、意思はあって決定してても、
    怒ること自体を必然性で語るには無理があるし、
    真実の捉え方次第で歴史も科学も物理も気持ちも、
    全ては捉えられる、変わる。

    反対論者たちはこれを見て何を思うのだろう…?

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    2026年01月02日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    意見が合うのでハイライトしたくなるところは多いんだけど、全体としてはフワフワとエッセー風におしゃべりしてるだけではある。偶然の力が大きいよという側。

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    2026年01月02日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ネタバレ

    【「偶然」はどのようにあなたをつくるのか】 ブライアン・クラース 著

     「万事は理由があって起こる」という収束性と、「物事は単に起こる」という偶発性との大きく二分類を比較し、後者に力点を置いた本です。

     冒頭、具体例として原爆投下の事例を紹介します。かつて京都を訪れた米国人夫婦がその美しさに魅了され、その後、夫が原爆投下チームに配属。チームでは一番打撃の大きいと思われる京都への投下計画がなされるなか、京都に魅了された彼が強硬に反対して広島・小倉などへと変更。広島投下後、小倉への投下は当日雲が多くて「標的」が確認できず、長崎への投下に急遽変更。「もし」この夫妻が京都を訪問していなければ、「も

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    2025年11月11日