飯田健のレビュー一覧

  • 「あの選挙」はなんだったのか 2024衆院選・2025参院選を読み解く

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    サブタイトル通り、2024年の衆院選と、2025年の参院選を、様々な視点やデータから分析している。
    ただ基本的には各章そこまでの意外性はなく、信頼性のある裏付けといったところである。意外だったのは参政党支持者の分析で、よく差別や排外主義の蔓延る背景として経済的な貧しさや文化的経験の乏しさが挙げられるが、その予想に反し参政党支持者は経済的に困窮しているといったこともなく、むしろ大卒者が占める割合が平均に比して高いということであった。該当の章では文化的摩擦を減らすことなどを提言しているが、何故貧しくもない人々が差別や排外主義に走っていくのかについてももっと踏み込んで分析していかねばならないと思う。

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    2026年05月08日
  • 選挙との対話

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    選挙に興味を持ち始めたものの、分からないことだらけで読んでみた本。

    なぜ自民党は強いのかや、なぜ野党は勝てないのか、なぜ女性政治家は少ないのかなどをテーマに。
    前半はデータに基づいた話しをしているので、ウッとなるが、分かりやすく書いてくれているので、初心者でも全然分からないということはなく読めた。1からと言うよりは、近年の選挙に絞られていて、そこも身近に感じられて良かった。

    最後は哲学対話で締められている。
    興味を持ったのに、具体的に話すのはタブーみたいな風潮でより分からなくなってく「選挙」。生活の中で感じている「選挙」のことが話されていて、もっと身近にみんなで考えてみたいと思えた。

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    2025年10月23日
  • 選挙との対話

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    この本を手に取ったきっかけは、情報番組で「自民党がなぜ強いかをデータで分析している」「選挙とは何かを座談会形式で考えている」と紹介されていた点に惹かれたからである。

    本書によれば、自民党が強い理由としては、①小選挙区制において効率的に議席を獲得できる制度構造、②公明党との選挙協力、③野党が候補者を統一できず票が分散すること、④非都市部で組織団体や保護政策を通じて基盤を固めていること、⑤政治に不満を抱えながらも与党に投票する層が一定数いること、などが挙げられている。

    また、(本書の説明を踏まえつつ私の理解を交えて言えば)投票率の低さも自民党に有利に働いている。特に「選挙に行かない層の中には野

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    2025年09月11日
  • 選挙との対話

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    ・なぜ自民党の一強体制が続いているのか?
    ・投票行動には何が影響しているのか?

    こうした選挙で気になる問いに対してデータを用いて客観的に考察して納得感ある結論や示唆が明確に示されているので勉強になった。選挙に関するデータや研究が多数紹介されている良い本だと思います

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    2024年11月23日
  • 「あの選挙」はなんだったのか 2024衆院選・2025参院選を読み解く

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    第7章参政党の「躍進」はなぜ起きたのか?、での、「2025年6月の都議選で参政党に投票した人たちの追跡調査」分析が興味深い。

    YouTubeを経由してのファクトチェックがむしろ逆効果であること、社会的経済的状況が困難な人が参政党を支持しているという言説はデータからは読み取れないこと、など。
    「オールドメディア」という言葉でテレビや新聞が貶められることの危うさを感じる。

    第8章永井玲衣さんの、選挙を考えるとはどういうことなのか?ー政治と社会と暮らしをめぐる哲学対話ーもおもしろかった。

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    2026年05月06日