桐野作人のレビュー一覧
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ネタバレ[ 内容 ]
「ときは今天が下しる五月哉」。
三日前にそう詠んだ光秀だが、いまだこのとき、謀叛を決断していなかったことが新発見の書状で明らかになった。
そんな光秀を追いつめた張本人はいったいだれ!?
足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。
黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した。
斎藤利三。
他家を出奔し明智家家老にまでなった勇者には、信長を許せない複雑な事情があった。
長宗我部元親、三好康長、羽柴秀吉、織田信孝。
四国情勢をめぐって濃密に絡み合う人間関係に、翻弄される光秀、そして信長の誤算とは。
[ 目次 ]
第1章 信長と光秀の天正八年
第2章 破断への予兆
第3章 光秀を追い -
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ネタバレ<目次>
まえがき 犬来たりなば
第1章 戦国・南蛮犬合戦
第2章 誰もが欲しがる武将の南蛮犬
第3章 江戸の世に犬栄え
第4章 あれも狆 これも狆 たぶん狆 きっと狆
第5章 生類憐みの令とは何だったんか?
第6章 薩州犬屋敷~島津家の犬外交
第7章 幕末・犬絵巻
第8章 ツンだけではない、西郷隆盛の愛した犬たち
第9章 国交われば 犬がくる~明治の愛犬家
第10章 華麗なる愛犬界~大正の犬事情
第11章 戦争を駆けた犬たち
第13章 ドッグ・トゥ・ザ・フューチャー~戦後から現代へ
<内容>
よくもこんなにも史実の中から「犬関連」を拾ったな、と。結構面白いネタも入っ -
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「関ヶ原島津退き口」を読んで、すごく関ヶ原に興味を持ちこの本を購入。日本にとっては、非常に重要な勝負ではあるが、名勝負ではない。なぜか?理由がわからなかった。
子供のころの喧嘩の記憶は、非常に性格ではないことが多いと思う。大人になって、喧嘩の話をすると、双方それぞれかみ合わないことがある。関ヶ原もその類で、ドラマや小説では非常に巧妙なストーリーが展開するが、たった1日に決着がついたあっけない戦いであったことも事実。そんな事実をいろんな面から検証した本といえる。そのため、この本を読むことでがっかりすることもある。しかし、いろんな面の考え方から、自分なりの捕らえ方を得ることは重要。 -
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戦国最大の合戦にして、並み居る武将の人間ドラマの集大成、豊富な史料からその実態にせまる関ヶ原合戦研究の決定版。
三成の泥縄、家康の計算違い最後の勝敗を決めたのは。
天下分け目の一大決戦、通説を覆す群雄たちの真意とは。
マイミクさんの評価が高かったので読んでみました。
自分的には「うーん」という感じです。読まず嫌いではありますが、元々、桐野氏の著作とは、相性が悪いのです。(合理的な説明は出来ませんが)
関ヶ原合戦研究の決定版という割には、触れられていない文献もあり残念な気がします。参考文献をみても、史料が豊富なのは頭が下がりますが、論著は数が少なく偏っている気がします。史料を重視す