小松立人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろかったよ!!!!
ズルや反則無しの、しっかり本格的なクローズドサークルミステリで、古き良きクローズドサークルミステリとか本格ミステリを愛する人も楽しめる良い作品だと思います。
読み進めれば進めるほど「いいなあ~~」ってわくわくできて本当に楽しかったし、嬉しかった。
探偵役による推理披露パートもしっかりと書かれていて本当に嬉しい。
「そのロジックはここが甘いんじゃないの?」という点も多々でてくるものの、ちゃんとそこは「ここは甘いです」と認めるような発言があったりするところもとてもフェアで好感が持てる。
「ここについてはのちほど説明しますので、一旦保留で」という説明が出てくるたびに、ホワイトボードにメモする書記役になりたいと何度も思いました笑
そういう読み方をしても楽しいんだろうな。
主人公二人の性格の対称さも私はとても面白く読めました。
特に随所で見せてくれる久郷の思わせぶりな言動にこれは伏線か、どういう意図があるのかと何度もわくわくしたり。
なんだかとても私好みでした。
バディものという観点でいえば、いわゆる「探偵役」と「助手役」が固定になっている古き良きバディタイプではなく、
探偵役が二人という感じで、それぞれがそれぞれの理由や異なる熱量で真相を推理するという具合なので、このタイプがはまるかどうかは多少賛否があるのかもしれないけど、私個人としては「こういうバディもいい!!」という感想。
この二人で、また違う事件の作品を読みたいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
医学生の張田雅之は、アルバイト先の店長・柏谷幸男の父が所有する島に招かれ、友人の久郷一と行くのだが…そこで事件は起きた。
冬の孤島の館で起こった猟奇殺人を前にどうなるのか…
屋敷内の通信設備は壊され、船も二日後まではやって来ない。
出入り不能の状態の中で、猟奇殺人後に密室での自殺⁇となれば犯人は…。
医学生の張田が、知識を活かして提案したあることで、上手くいっているように見えたのだが…
閉鎖状態のなか限られた登場人物でイニシアチブを握り事件を誘導してアリバイを証明し、自らが犯人役を用意して自殺に見せかけ殺害することで、事件を完結させる。
誰かがそれをやったのだと、そのことに気づいたのは、彼が臭覚に敏感だったからであり、案外興味無さそうに見えて、観察力や記憶力は確かなものだったとは驚いた。
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Posted by ブクログ
学生時代に2000万円の窃盗に成功していた小松たち。10年間隠し続けた金を分けるべく全員で隠し場所に向かう途中で地震に巻き込まれて命を絶たれる。ところが寿命を管理するという謎の存在に、事故で亡くなった者の時間を一週間戻し、死までの一週間をもう一度生き直せる“リセット期間”を与えると告げられる。
仲間が一人また一人と亡くなっていく様は、まさに「そして誰もいなくなった」のようなのだが、序盤の方で「これはこういうことなのでは?」とワタクシでも気づけたため難易度はそれほど高くないと思う。ただ、メイントリックが分かっても、いわゆるホワイダニットの部分が最後まで分からなかった。そこが明かされる中で、思い浮かべていた人物シルエットが大きく変化したため「思ってたのと違う!」と驚愕した。そんな騙し方があるとは。
ところで、122ページの1行目は「三宅」の間違いかな?と気になった。それ以外は概ね読みやすかった。
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Posted by ブクログ
次から次へと考察が変わっていく特殊設定ミステリー。
高校生の頃、盗まれたとわからない大金の箪笥預金を同級生で共謀して盗み、完全にほとぼりが冷めたときに集まって完璧に掘り返すはずが、その途中で土砂崩れに巻き込まれて全員死ぬ。しかし、そこで天使の救済が入り、一週間だけ命がもらえ、さらに同時に死んだ人間を殺すとその分の余命が自分に加算される...という。
語り手は主に小説家志望で貧乏をしている男なのだが、いや、やっぱりこうなのか?と考察をどんどん変えていき、そして一人ずつ殺されていき、なにが正解なのか読み手にもさっぱりわからない話でした。そしてちゃんとなるほど!という解にたどり着かされます。スカッとするお話じゃないので共感して読むタイプの人には向かないけど、面白いお話が読みたい人にはいいと思う系。
一番納得いかないのは、そういう人はそもそも、こんなにもてないから!っていうとこ。うん、そこは文章に騙されるっていえるかもね。
殺しや性表現あり、中学校以上。