あらすじ
医学生・張田雅之は、アルバイト先の店長の招きで、友人の久郷一と共にとある離島を訪れる。店長の父・柏谷高視は大手ゼネコンの会長でもあり、自身が所有するこの島で、親類や知人を招いて年末を過ごすのを習慣にしていた。集まった人々の前で高視が病気で余命幾ばくもないと明かされた翌朝、彼は四肢を切断され、池に浮かべられた死体となって発見される。高視の部下の男も同様に惨殺されていた。屋敷内のすべての通信設備は壊され、船も二日後まではやって来ない。出入り不能の孤島と化した中、猟奇的な事件を調べるために、張田は医学生としての知識を活かしたある提案をする──。『そして誰もいなくなるのか』でセンセーショナルなデビューを飾った著者による、第二長編。
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Posted by ブクログ
医学生の張田雅之は、アルバイト先の店長・柏谷幸男の父が所有する島に招かれ、友人の久郷一と行くのだが…そこで事件は起きた。
冬の孤島の館で起こった猟奇殺人を前にどうなるのか…
屋敷内の通信設備は壊され、船も二日後まではやって来ない。
出入り不能の状態の中で、猟奇殺人後に密室での自殺⁇となれば犯人は…。
医学生の張田が、知識を活かして提案したあることで、上手くいっているように見えたのだが…
閉鎖状態のなか限られた登場人物でイニシアチブを握り事件を誘導してアリバイを証明し、自らが犯人役を用意して自殺に見せかけ殺害することで、事件を完結させる。
誰かがそれをやったのだと、そのことに気づいたのは、彼が臭覚に敏感だったからであり、案外興味無さそうに見えて、観察力や記憶力は確かなものだったとは驚いた。
Posted by ブクログ
ミステリとして普通に面白かった。
孤島の殺人と言うありきたりなものを結構以外なことしてるなと。
ただメイン二人に対して感情移入出来ない間は惜しかったな。
3201冊
今年100冊目
Posted by ブクログ
孤島で館のクローズドサークル殺人。医者とか警察官とかがいい感じに閉じ込められてるあたりで、なんならミステリマニアの登場人物がテンションあがってもおかしくない。
まあ当然予想通りというかベタというか王道な展開の殺人が起きるわけですが。このやりつくされたネタをどう料理するのか。。。既存の作品群に比べて探偵役が何故推理しないのか?というのが結構大きなウェイトを占める作品だと思うんですが、うーん、悪くはないんだけど好みでもない。その推理をしない理由付けがいまいち弱く感じてしまった。自分に火の粉がかからないなら何もしない、というのが徹底されてるとはいえ、異常嗅覚という犯人にとって物凄く都合の悪い能力もってる人間がいたら自分なら早めに始末しようとする・・・というかそう予測したっておかしくないと思うんだけども。
最終的に動機がスルーされるのは別にそんなに気にならないんですが・・・探偵役のキャラクターもあまり好みじゃないから、なんとなく次回作がありそうな雰囲気でもありましたが読むかどうか・・・