作品一覧

  • そして誰もいなくなるのか
    3.6
    1巻1,799円 (税込)
    ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。家庭教師先のタンス預金二千万円を、知人同士四人でこっそり盗み出したのだ。ほとぼりの冷めた十年後、盗んだ金を掘り起こすために集まった小松たちは、崖崩れに巻き込まれて命を落とした。――はずなのに彼らは、死神から一週間の猶予期間を申し渡され、事故の七日前に戻る。期間中は仲間を殺害することで相手の残りの寿命を奪うことも可能だという。死までの一週間、小松はこの奇妙な出来事を小説に仕立てて新人賞への投稿を目指すことに。しかし、仲間たちは次々と……。独特な感性で描く、“特殊設定×サスペンス”長編。

ユーザーレビュー

  • そして誰もいなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これは面白かった。最後まで読み応えがある。特殊設定が無い世界線の話も読んでみたいくらい。登場人物も少ないのでわかりやすくスルスル読める。

    0
    2024年12月10日
  • そして誰もいなくなるのか

    Posted by ブクログ

    この書名に惹かれないミステリーファンはいませんよね、私もその1人です。出版社も東京創元社だし…と思い、読み始めたこの本。設定がなかなか面白い。登場人物は多くないのでフーダニットより、フワイダニットを究明していく話でした。
    途中から引き込まれて、先が気になってついつい一気読みして寝不足に。結末は…私はいなくなる、にしました。

    0
    2024年10月25日
  • そして誰もいなくなるのか

    Posted by ブクログ

    学生時代に2000万円の窃盗に成功していた小松たち。10年間隠し続けた金を分けるべく全員で隠し場所に向かう途中で地震に巻き込まれて命を絶たれる。ところが寿命を管理するという謎の存在に、事故で亡くなった者の時間を一週間戻し、死までの一週間をもう一度生き直せる“リセット期間”を与えると告げられる。

    仲間が一人また一人と亡くなっていく様は、まさに「そして誰もいなくなった」のようなのだが、序盤の方で「これはこういうことなのでは?」とワタクシでも気づけたため難易度はそれほど高くないと思う。ただ、メイントリックが分かっても、いわゆるホワイダニットの部分が最後まで分からなかった。そこが明かされる中で、思い

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    2025年04月13日
  • そして誰もいなくなるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    事故に巻き込まれて亡くなったはずが、余命1週間と宣告された上で元の世界の1週間前からやり直す…というあり得ない設定のミステリ。
    でもそれ以外は極めて現実的に物語が進むので、そこまで違和感なく読めた。

    登場人物が少ないし設定上かなり犯人が限られるので、結末にもさほど驚きはなかったが、残酷なラストだなあと思ってしまった。
    あんなに豹変されたら、こちらの態度も急変致し方なし。

    主人公=作者で、残された余命で小説を完成させるという設定も面白いと思った。

    0
    2025年03月02日
  • そして誰もいなくなるのか

    Posted by ブクログ

    展開が早くてすぐ読み切れました。なんだろう、予想を裏切る感はなかったですが、うまくまとまるというか、娯楽としては私は面白い物語と思いました!

    事の発端もラストも好みではなかったですが、そもそもがあり得ない話なので細かいことは気にせず…楽しませてもらいました。

    0
    2025年02月23日

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