小松立人のレビュー一覧

  • そして誰もいなくなるのか

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    ネタバレ

    これは面白かった。最後まで読み応えがある。特殊設定が無い世界線の話も読んでみたいくらい。登場人物も少ないのでわかりやすくスルスル読める。

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    2024年12月10日
  • そして誰もいなくなるのか

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    この書名に惹かれないミステリーファンはいませんよね、私もその1人です。出版社も東京創元社だし…と思い、読み始めたこの本。設定がなかなか面白い。登場人物は多くないのでフーダニットより、フワイダニットを究明していく話でした。
    途中から引き込まれて、先が気になってついつい一気読みして寝不足に。結末は…私はいなくなる、にしました。

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    2024年10月25日
  • そして誰もいなくなるのか

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    学生時代に2000万円の窃盗に成功していた小松たち。10年間隠し続けた金を分けるべく全員で隠し場所に向かう途中で地震に巻き込まれて命を絶たれる。ところが寿命を管理するという謎の存在に、事故で亡くなった者の時間を一週間戻し、死までの一週間をもう一度生き直せる“リセット期間”を与えると告げられる。

    仲間が一人また一人と亡くなっていく様は、まさに「そして誰もいなくなった」のようなのだが、序盤の方で「これはこういうことなのでは?」とワタクシでも気づけたため難易度はそれほど高くないと思う。ただ、メイントリックが分かっても、いわゆるホワイダニットの部分が最後まで分からなかった。そこが明かされる中で、思い

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    2025年04月13日
  • そして誰もいなくなるのか

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    ネタバレ

    事故に巻き込まれて亡くなったはずが、余命1週間と宣告された上で元の世界の1週間前からやり直す…というあり得ない設定のミステリ。
    でもそれ以外は極めて現実的に物語が進むので、そこまで違和感なく読めた。

    登場人物が少ないし設定上かなり犯人が限られるので、結末にもさほど驚きはなかったが、残酷なラストだなあと思ってしまった。
    あんなに豹変されたら、こちらの態度も急変致し方なし。

    主人公=作者で、残された余命で小説を完成させるという設定も面白いと思った。

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    2025年03月02日
  • そして誰もいなくなるのか

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    展開が早くてすぐ読み切れました。なんだろう、予想を裏切る感はなかったですが、うまくまとまるというか、娯楽としては私は面白い物語と思いました!

    事の発端もラストも好みではなかったですが、そもそもがあり得ない話なので細かいことは気にせず…楽しませてもらいました。

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    2025年02月23日
  • そして誰もいなくなるのか

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    ネタバレ

    物語がどうなるのか気になって一気読みしました。面白かったです。星マイナス1にしたのは、やはり最後がちょっと悲しくて……

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    2025年01月25日
  • そして誰もいなくなるのか

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    次から次へと考察が変わっていく特殊設定ミステリー。
    高校生の頃、盗まれたとわからない大金の箪笥預金を同級生で共謀して盗み、完全にほとぼりが冷めたときに集まって完璧に掘り返すはずが、その途中で土砂崩れに巻き込まれて全員死ぬ。しかし、そこで天使の救済が入り、一週間だけ命がもらえ、さらに同時に死んだ人間を殺すとその分の余命が自分に加算される...という。
    語り手は主に小説家志望で貧乏をしている男なのだが、いや、やっぱりこうなのか?と考察をどんどん変えていき、そして一人ずつ殺されていき、なにが正解なのか読み手にもさっぱりわからない話でした。そしてちゃんとなるほど!という解にたどり着かされます。スカッと

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    2025年01月19日
  • そして誰もいなくなるのか

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    帯にあるようにミステリー風味のサスペンス作品でした。

    主人公が作者と同名で、この作品の中で体験したことを小説にして新人賞に応募しようとするメタな作りもあったのですが、その作りが最終盤あんな風に生きてしまうとは思いもしませんでした。作者はどんな気持ちであのシーンを書いたのか、少々気になりました。

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    2025年01月13日
  • そして誰もいなくなるのか

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    それぞれの思惑が少しずつ明らかになっていくところが丁寧に整理されて描写されているので、特殊な設定だが分かりやすく、世界観に入り込めてよかった。

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    2025年01月01日
  • そして誰もいなくなるのか

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    鮎川哲也賞を受賞したという新人さんの一作目。
    なかなかの特殊設定で、あの超名作をもじったタイトルがどう関わってくるのか期待を持って読み進めました。
    あの特殊設定を巡って起こる、中盤までの出来事の”まあ、そうだろうな”的な展開から、後半に”そうきたか!”と思わせてからのどんでん返し的な展開には圧倒されました。

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    2024年11月06日
  • そして誰もいなくなるのか

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    変則的なタイムリープ小説。
    小松と3人の犯罪者が得た金を、山中に埋める途中に死亡する事態となったが。
    4人の死亡時点から1週間遡り命を死神から与えられたが、次々と小松以外の仲間は殺されていく。

    小説の設定が面白い。
    物語の結末も''良い意味で''後味悪く、それぞれに自分勝手な言い訳が犯罪者らしくて読後感は悪くない。
    面白かった。

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    2024年10月21日
  • そして誰もいなくなるのか

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    もはや何度目かわからない、有名な作品のオマージュとなっているタイトルに惹かれて購読。ちょっとずるい・・・けど手に取ってしまうんです笑
    事故で亡くなったが、時を遡って一週間の猶予を死神から貰った主人公たち。仲間を殺すとその人が持っている猶予期間を自分に加算できる。犯人の動機には納得したが、盗んだお金に対する考え方や行動原理に共感できなかったかな。

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    2024年10月20日
  • そして誰もいなくなるのか

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    寿命までの時間を他人から奪えるとしたら… 巧妙かつスリリングなミステリ #そして誰もいなくなるのか

    ■あらすじ
    作家志望でありながら未だデビューに至っていない小松立人、彼は大学時代に友人たちと一緒に大金を盗むという犯罪を犯していた。完全犯罪を目論んでいた彼らは、すぐにお金を使わず山の奥地に隠していたのだ。十年後、時を経て友人たちとお金を掘り起こしに向かうも、途中でがけ崩れの事故にあってしまい全員が命を落としてしまう。

    ところが生と死の狭間で寿命の管理人が現れる… 今回事故で亡くなった彼らは一週間過去にもどり、寿命の補正が行われるという。しかもお互いの寿命を奪うことで、自分の寿命に追加するこ

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    2024年10月20日
  • そして誰もいなくなるのか

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    この作品の鍵を握る思いがけない特殊設定が非常に素晴らしくて、どういう最後を迎えるのか一気に読みました。
    ラストで全貌が明かされた時は、犯人と真相に驚きまして、非常にやられました。

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    2024年10月17日
  • そして誰もいなくなるのか

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    短い小説だが、なんとなんと面白い。死んだ後、7日前に遡って甦るというSF的要素があり、眉唾ものかと思ったが、どんどん引き込まれていく面白さ。
    次作はまた毛色の変わったミステリーを期待したい。

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    2024年10月04日
  • そして誰もいなくなるのか

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    ネタバレ

    ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代に友人らと犯罪に手を染めた。

    ほとぼりが冷めた10年後に盗んだ金を掘り起こそうと集まった彼ら4人は、車で向かう途中に崖崩れに巻き込まれ命を落とす。
    だったが、死神から1週間の猶予を与えられる。

    その期間中、仲間を殺害すると相手の寿命を奪うことも可能という。


    4人は、その1週間どのように過ごすのか…
    小松立人は、この奇妙な出来事を小説にしようと執筆にかかりきりになるのだが…。

    仲間たちが、次々と殺されて…。
    一体誰が…となるのだが…。

     
    浅い関わりという友人4人だからか、親しさなど皆無で深くお互いを知ろうともしない。
    そんな中でなんと

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    2025年06月03日
  • そして誰もいなくなるのか

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    面白くなりそうな設定だけれど、分かりやすいヒントとオチとしてはありきたりな着地。タイトルも疑問系の必要性はあるのか?筆者と同じ名前の主人公にしているのも想像はさせられるけど面白味は薄め。サラッと読めるので初心者には良いかも。

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    2025年04月12日
  • そして誰もいなくなるのか

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    ネタバレ

    プロットが荒っぽくてね。登場人物が少ないから自然と犯人はすぐわかるしね。こういうキャラはこういう裏があるよね、みたいなのもすぐにピンとくるしね。特殊設定ミステリ自体は近年の流行りで、私も以前よりはかなり受け入れ態勢バッチリで臨んだものの期待は超えてこなかった。「相手を殺害することにより寿命を奪う」という設定は目新しい気がしたものの、それがハラハラドキドキにあまり活かされていないのも残念。そして過去の犯罪もあまり意味がないような中途半端な扱い。ただラストの緊迫感と想像力を膨らませる唐突さはアリかも。

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    2025年02月16日
  • そして誰もいなくなるのか

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    特殊設定×ミステリー
    登場人物が少ないため読みやすかったと思います。
    伏線や、特殊設定上手く絡めてありました。

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    2025年02月15日
  • そして誰もいなくなるのか

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    ネタバレ

    大学生のころ、安東達也、田村悟士、三宅正浩と共に、認知症の老人宅から約2千万円を盗んだ小松立人(コマツタヒト)。十年後、埋めてあった金を掘り起こすため集まったが、崖崩れに巻き込まれた。命を落としたはずが死神から1週間の猶予期間を申し渡され、仲間を殺害すればその分だけ寿命を奪えると言われ、記憶を維持したまま1週間前に戻る。

    デスゲームかと思いきや。そもそも1週間の寿命を奪い合っても……というわけで、4人とも冷静。なのに起きる殺人事件。

    登場人物が少ないのと、フェアな語り口とで真相の予測はついてしまう。が、たぶん日常生活ではふつうによさげな人として暮らしているであろう4人が、ゲームのように犯罪

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    2025年01月29日