無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。家庭教師先のタンス預金二千万円を、知人同士四人でこっそり盗み出したのだ。ほとぼりの冷めた十年後、盗んだ金を掘り起こすために集まった小松たちは、崖崩れに巻き込まれて命を落とした。――はずなのに彼らは、死神から一週間の猶予期間を申し渡され、事故の七日前に戻る。期間中は仲間を殺害することで相手の残りの寿命を奪うことも可能だという。死までの一週間、小松はこの奇妙な出来事を小説に仕立てて新人賞への投稿を目指すことに。しかし、仲間たちは次々と……。独特な感性で描く、“特殊設定×サスペンス”長編。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
学生時代に2000万円の窃盗に成功していた小松たち。10年間隠し続けた金を分けるべく全員で隠し場所に向かう途中で地震に巻き込まれて命を絶たれる。ところが寿命を管理するという謎の存在に、事故で亡くなった者の時間を一週間戻し、死までの一週間をもう一度生き直せる“リセット期間”を与えると告げられる。
仲間が一人また一人と亡くなっていく様は、まさに「そして誰もいなくなった」のようなのだが、序盤の方で「これはこういうことなのでは?」とワタクシでも気づけたため難易度はそれほど高くないと思う。ただ、メイントリックが分かっても、いわゆるホワイダニットの部分が最後まで分からなかった。そこが明かされる中で、思い浮かべていた人物シルエットが大きく変化したため「思ってたのと違う!」と驚愕した。そんな騙し方があるとは。
ところで、122ページの1行目は「三宅」の間違いかな?と気になった。それ以外は概ね読みやすかった。
Posted by ブクログ
次から次へと考察が変わっていく特殊設定ミステリー。
高校生の頃、盗まれたとわからない大金の箪笥預金を同級生で共謀して盗み、完全にほとぼりが冷めたときに集まって完璧に掘り返すはずが、その途中で土砂崩れに巻き込まれて全員死ぬ。しかし、そこで天使の救済が入り、一週間だけ命がもらえ、さらに同時に死んだ人間を殺すとその分の余命が自分に加算される...という。
語り手は主に小説家志望で貧乏をしている男なのだが、いや、やっぱりこうなのか?と考察をどんどん変えていき、そして一人ずつ殺されていき、なにが正解なのか読み手にもさっぱりわからない話でした。そしてちゃんとなるほど!という解にたどり着かされます。スカッとするお話じゃないので共感して読むタイプの人には向かないけど、面白いお話が読みたい人にはいいと思う系。
一番納得いかないのは、そういう人はそもそも、こんなにもてないから!っていうとこ。うん、そこは文章に騙されるっていえるかもね。
殺しや性表現あり、中学校以上。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸