そして誰もいなくなるのか

そして誰もいなくなるのか

1,799円 (税込)

8pt

ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。家庭教師先のタンス預金二千万円を、知人同士四人でこっそり盗み出したのだ。ほとぼりの冷めた十年後、盗んだ金を掘り起こすために集まった小松たちは、崖崩れに巻き込まれて命を落とした。――はずなのに彼らは、死神から一週間の猶予期間を申し渡され、事故の七日前に戻る。期間中は仲間を殺害することで相手の残りの寿命を奪うことも可能だという。死までの一週間、小松はこの奇妙な出来事を小説に仕立てて新人賞への投稿を目指すことに。しかし、仲間たちは次々と……。独特な感性で描く、“特殊設定×サスペンス”長編。

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そして誰もいなくなるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この書名に惹かれないミステリーファンはいませんよね、私もその1人です。出版社も東京創元社だし…と思い、読み始めたこの本。設定がなかなか面白い。登場人物は多くないのでフーダニットより、フワイダニットを究明していく話でした。
    途中から引き込まれて、先が気になってついつい一気読みして寝不足に。結末は…私は

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    学生時代に2000万円の窃盗に成功していた小松たち。10年間隠し続けた金を分けるべく全員で隠し場所に向かう途中で地震に巻き込まれて命を絶たれる。ところが寿命を管理するという謎の存在に、事故で亡くなった者の時間を一週間戻し、死までの一週間をもう一度生き直せる“リセット期間”を与えると告げられる。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    展開が早くてすぐ読み切れました。なんだろう、予想を裏切る感はなかったですが、うまくまとまるというか、娯楽としては私は面白い物語と思いました!

    事の発端もラストも好みではなかったですが、そもそもがあり得ない話なので細かいことは気にせず…楽しませてもらいました。

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    次から次へと考察が変わっていく特殊設定ミステリー。
    高校生の頃、盗まれたとわからない大金の箪笥預金を同級生で共謀して盗み、完全にほとぼりが冷めたときに集まって完璧に掘り返すはずが、その途中で土砂崩れに巻き込まれて全員死ぬ。しかし、そこで天使の救済が入り、一週間だけ命がもらえ、さらに同時に死んだ人間を

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    帯にあるようにミステリー風味のサスペンス作品でした。

    主人公が作者と同名で、この作品の中で体験したことを小説にして新人賞に応募しようとするメタな作りもあったのですが、その作りが最終盤あんな風に生きてしまうとは思いもしませんでした。作者はどんな気持ちであのシーンを書いたのか、少々気になりました。

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    それぞれの思惑が少しずつ明らかになっていくところが丁寧に整理されて描写されているので、特殊な設定だが分かりやすく、世界観に入り込めてよかった。

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    鮎川哲也賞を受賞したという新人さんの一作目。
    なかなかの特殊設定で、あの超名作をもじったタイトルがどう関わってくるのか期待を持って読み進めました。
    あの特殊設定を巡って起こる、中盤までの出来事の”まあ、そうだろうな”的な展開から、後半に”そうきたか!”と思わせてからのどんでん返し的な展開には圧倒され

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    変則的なタイムリープ小説。
    小松と3人の犯罪者が得た金を、山中に埋める途中に死亡する事態となったが。
    4人の死亡時点から1週間遡り命を死神から与えられたが、次々と小松以外の仲間は殺されていく。

    小説の設定が面白い。
    物語の結末も''良い意味で''後味悪く、そ

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    もはや何度目かわからない、有名な作品のオマージュとなっているタイトルに惹かれて購読。ちょっとずるい・・・けど手に取ってしまうんです笑
    事故で亡くなったが、時を遡って一週間の猶予を死神から貰った主人公たち。仲間を殺すとその人が持っている猶予期間を自分に加算できる。犯人の動機には納得したが、盗んだお金に

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    寿命までの時間を他人から奪えるとしたら… 巧妙かつスリリングなミステリ #そして誰もいなくなるのか

    ■あらすじ
    作家志望でありながら未だデビューに至っていない小松立人、彼は大学時代に友人たちと一緒に大金を盗むという犯罪を犯していた。完全犯罪を目論んでいた彼らは、すぐにお金を使わず山の奥地に隠してい

    0
    2024年10月20日

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