井上先斗のレビュー一覧

  • バッドフレンド・ライク・ミー

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    ホストを辞め、とりあえずウーパーイーツで稼いでいる有馬が犯罪に加担していく様子を延々と描いている。挟み込まれる恋愛がその悪へ走る方向を少し変えたようではあるが、微妙なラストだった。

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    2025年08月31日
  • イッツ・ダ・ボム

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    グラフィティというあまり知らない世界を知ることができた。バンクシー程度の知識しかなかったので、「描く」のではなく「書く」だったり、「ボム」という言葉も初めて知った。二部の二人の闘い?は熱かった。グラフィティへの意識は変わったと思う。これからグラフィティ(だと思うもの)を気にしながら街を歩いてみよう。

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    2025年08月09日
  • イッツ・ダ・ボム

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    目にすることはあっても、ちゃんと見てこなかったグラフィティというものを知る機会になった。まるで縁のない世界を垣間見ることができて読書っていいなあと再認識。

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    2025年07月27日
  • バッドフレンド・ライク・ミー

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    覆水盆に返らずとはこのことだなと。
    一度起きたことは元に戻すことができない

    人生を踏み外してしまった元ホストの青年が、人との出会いを経て葛藤し、前向きに生きていこう物語。

    諦めなければ人生は終わりはしない。
    時には立ち止まり、振り返って自分の現状を冷静に考える時間も必要だなと感じた。

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    2025年07月27日
  • バッドフレンド・ライク・ミー

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    流動型犯罪って実際こんな感じなのかな、と思わせるリアリティがあった。リーダーは自身が逮捕されるリスクを低減し、末端の実行員は役割が細分化されているから全体像が見えず罪悪感も小さい。そして、数撃ちゃ当たるの精神で未遂に終わっても気にしない。これじゃあ防ぐことも捕まえることも難しい。
    登場人物がみんな魅力的で良かった。特にジンさんのカリスマ的な魅力が良い。

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    2025年07月20日
  • イッツ・ダ・ボム

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    壁などに描かれた落書き(と思っていた)をグラフィティと呼ぶとか、その行為をボムと言うとか、まるで知らなかった。暴走族やヤンキーの自己主張という認識で、それをアートだとか、カルチャーだとか思ったことがなかった。バンクシーはもちろん知っている、キースヘリング展にも出向いたが、それらは芸術であって、私の中では落書きとはかけ離れてた。
    black lotusという素性不明のグラフィティライターをめぐるお話。第一部はそれをネタにして記事を書いて売れようというフリーライター大須賀アツシが、取材し、インタビューを重ね、記事にするまで。相手はカメラマン大宅裕子、塗装店の娘戸塚千里、著名なグラフィティライターの

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    2025年07月13日
  • イッツ・ダ・ボム

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    ネタバレ

    ヤンチャな不良の卑猥な落書きのイメージが強かったけど、あれもアートだったのか。落書きと軽視していたけど、歴史と背景を知り、見方が変わった。
    ようやく理解し始めたそれすらも新たな時代の書き換えで価値観が変わりつつあると感じさせられた。確かに、見かけなくなったのが一つの答えかも。
    第二章もライターの創作なのか?作中の現実なのか。TEELさんが最後徳田さんになるのは活動終了の兆し?不理解なまま終わってしまった。

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    2025年06月15日
  • イッツ・ダ・ボム

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    街中になにやら描かれるグラフィティアートのお話。ていうかアートじゃなくてグラフィティライターっていうようなんです。描く人のことを。全然知らない世界なのでそのあたりはとても興味深い。半面、話がどう転がっていくのかよくわからず。特に第一部はストリートカルチャーというものを理解させるというだけでほとんどが終わっていたような。
    第二部のTEELの話はだんだん物語っぽくなってきましたね。ただ「このミステリーがすごい」ランクインとかで読み始めた人は困惑するかも。自分も含めて。ミステリ・・・?純文っぽさを強く感じるけど・・うーん、まあ広義ではミステリなのかもしれないけど、肩透かしではある。

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    2025年06月13日
  • イッツ・ダ・ボム

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    ネタバレ

    グラフィティアート。
    用語がよくわからんので、途中で調べた。
    ピース、タグ、スローアップ・・・ふむふむ。
    第二部からおもしろくなって、一気に読み進めた。
    TEELが多摩水道橋で消火器をぶっ放すとこはかっこよかった。ダメだけど(笑)
    (多摩水道橋もどんな橋なのかわからんので調べた。スゲー)
    よくわからない世界の話ではあったけど、二人のやり取りはけっこうおもしろかったです。
    この前、東京に行ったとき、小田急線に乗って窓外を見ていたら、あるわあるわ、グラフティ。
    うちの近所ではあまり見ない気がする。見えていないだけなのかもしれない。
    ちょっと気を付けて見てみようかな。

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    2025年05月31日
  • イッツ・ダ・ボム

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    ストリートアート、グラフィティ。バンクシーで市民権得るまで、スプレー使った落書きとしか認識してなかったけど哲学あったんだ。牙を隠して「俺がここにいるぞと思いや感情を即座に世界に伝える」フーン。ジャンル問わない清張賞か…。

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    2025年05月11日
  • イッツ・ダ・ボム

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    ヒップホップカルチャーはラップ、DJ、ブレイクダンス、そしてグラフィティの4大要素から成り立つストリートカルチャー
    貧困街ブロンクスのキッズたちが鬱屈した暗い社会の中で見つけた一縷のひかり
    楽しければいい
    警察も法も関係ない

    そのうちヒップホップはストリート・カルチャーとして人気を博し、ラップとDJは新たなジャンルとして最前線を突っ走り、ブレイクダンスはオリンピック競技にまでなった
    グラフィティもギャラリーで掲げられ数百万ドルで取引されたりする
    ラップやDJ、ブレイクダンスはつねにスタイルをアップデートさせ時代の最先端を走り続けているが、グラフィティはこの漂白された時代にあってはアートという

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    2025年04月05日
  • イッツ・ダ・ボム

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    全く知らないカルチャーに触れられた。
    TEEL編になってからが面白かった。カルチャー、特に外から入ってくるものの在り方、変わっていく様を考えさせられた。
    「結局、俺も、憧れてるんでしょうね。輸入品のカルチャーに、意味もよく分からないまま。で、そんな風に誰かに自分のことを憧れてほしいと願っている」が印象的。批判したりぶっ壊すとか言いながら結局はその気持ちもあるのね、とある意味安堵する。

    輸入品のカルチャーは商業的に利用されたり、従来あった背景が無くなって踏みにじるようなこともあるかもしれない。それを批判する者も当然いる。でもなんやかんや憧れるしその純粋な気持ちはあってもいい。

    今ハマっている

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    2025年03月22日
  • イッツ・ダ・ボム

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    (Ⅰ)今、俺がここにいるぞ!(p.25)(Ⅱ)グラフィティライター、ブラックロータスのなそうとしていることは?/第一部にも登場したTEELはHEDという新進グラフィティライターと知り合う。そしてブラックロータスの真意へと近づく。(Ⅲ)内容も知らず米澤穂信さんと森見登美彦さんの帯文だけで読み始めました。う〜ん、感覚を上滑りしていった気分。グラフィティはよく見かけるけどなんで同じような文字ばっかなんやろう? たまにはイラストでも描けばええのにとか思っていたら、様式であり「俺参上!」というような自己顕示やったんやなあ、と知りました。

    ■簡単な単語集

    【インベーダー】セラミックタイルを街じゅうに張

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    2025年03月17日
  • イッツ・ダ・ボム

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    終盤こそ疾走感があって良かったが、
    全体的に盛り上がらずダラーんと終わってしまった
    デカいイベントが起きない分、ノンフィクションな感じはあるかも

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    2025年02月04日
  • イッツ・ダ・ボム

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    ストリートアート、グラフィティに関するお話。
    「バンクシー」という名前を聞きかじった程度の知識しか持ち合わせていなかったのですが、十分楽しめました。
    アート、アートと持ち上げられてますが、言われてみれば、あくまで落書き⋯犯罪行為ですね。そりゃ、素性不明のアーティストにならざる得ないって、確かにそのとおりだなと思いました。
    自分が触れたことがない世界を知ることが出来るのが小説の醍醐味。そんな体験を味わえる一冊だと思います。

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    2024年12月28日