みくのしんのレビュー一覧
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学生時代に共通で扱ったことのある作品だから尚更、本作も前作に続いてにやけながら、頷きながら読めました。クラムボンは当時もツッコミしかなかったし、山月記に関しては李徴を1人にしてはいけない危機感みたいなものを感じていたなぁ。
かまどさんのあとがきからも少し。わたしも学生の頃、発表した意見がなんとなく先生の求めている回答ではなくてサラッと流される経験を、国語でも道徳でも味わった記憶がある。わたしにどう思うか聞いてるのに、正解とか不正解とかあるんだ???と板書されなかったその言葉を思ったことがありました。
満場一致の感想や答えが出るような結末の本もすきだし、読み手に解釈が委ねられている本もすき。今そう思えているのは、わたしがそれからも読書を辞めずにきたからなのだなと嬉しくなりました。読書って面白い!!! -
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私自身も所謂名作と言われている『走れメロス』や『杜子春』などはハードルが高いと思って全く読んでこなかった。この本でみくのしんさんと一緒に読書した感覚があり、本当に「やっと読めた……!」という達成感がすごい!
みくのしんさんの”本の読み方”が自分と似ていたのもあって、ちょっと私も泣いてしまった笑
多分みくのしんさんとじゃないと『走れメロス』も『一房の葡萄』と『杜子春』も絶対読めなかったと思う。ありがとう!みくのしんさん!かまどさん!
この読書体験は他の本では味わえないような感覚だと思う。
一番驚いたのはみくのしんさんの文章が上手すぎること(少なくとも私はめちゃくちゃ好きな文章だった)。「本当に今まで本が読めなかったの……??そんな訳なくない?」と思ったくらい。目の前でみくのしんさんが体験した『読書』を全身で表現している場面が勝手に頭の中でイメージされるような文章。好き過ぎる。 -
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ネタバレ独自の読書スタイルを持つみくのしんさんと、彼のアクロバティック読書を見守るかまどさんによる2冊目の著書。
今回も、かなりエキサイティング笑笑
一度挫折したという『山月記』も今回のレパートリーに入っており、みくのしんさんにとってはリベンジ読書。
それだけに、彼の成長記録にもなっていて、確実に積み上がっていくものと、さらに豊かになった感性を垣間見ることができます
人がどんなふうに本を読むのかなんて、普通見ることはできないと思うし、読んでる姿がこんな優良コンテンツになるのも稀有な例だとは思いますが。笑
読書っておもしろいよね。っていうことを改めて実感できる一冊。次作も楽しみですね(^ ^) -
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ネタバレ『本に正しい読み方なんてない』
これに尽きると思います。
本を読みながら、自分と向かい合う作業をしていると、読者の数だけストーリーと解釈が生まれます。
読みたいように読んでいい。
本来、読書とはそういうものだと思います。
それを、みくのしんさんがアクロバティックに体現してくれており、非常におもしろい読書体験ができる一冊になってます。
本を読んだことがない人も、普段から読書をする習慣がある人も、読んでみると必ずなんらかの発見があるんじゃないかな。
最後の章でホラー作家の雨穴さんが、みくのしんさんのために短編を書き下ろしてくださっており、それを雨穴さんの目の前で読む、というくだりがあります。
読み終わったみくのしんさんに、雨穴さんが「最高の読書を見せてもらいました。」と感想を伝えられているのが面白かったです。人の読書って「見る」ものなんですね。笑笑
他ではぜったい目にしない表現。(^ ^) -
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この世の本を読む人間は、「みくのしん」と「みくのしんでない者」に二分されるのではないかと思わされる一冊。
前作からみくのしんの読書筋が鍛えられており成長を感じたが、感受性の高すぎる読書の形は変わっていなくて安心した。なんなんだその感受性の高さ。アンテナ100本くらい立ってます?もう本が読めないとか嘘だろ。
「少年の日の思い出」は、有名なシーンが所謂ミーム化されているおかげでそこだけは知っていたが、私が使ってきた国語の教科書には載っていなかったため、恥ずかしながら今回初めて読むこととなった。お揃いだねみくのしん。
初めて読むのに加え、物語が進むにつれて加速する不穏さと急なみくのしんの罪の告白でもう感情がめちゃくちゃ。助けてーーーーーッッッ!!!!
個人的に一番好きなのは枕草子の回。その前にラランドのニシダ氏との対談のおかげもあってか、これまでと違い能動的にこれを読みたいと言うみくのしん。圧倒的成長すぎる。
枕草子を読んでも感動したことがなかったが、みくのしんの感想でちょっと泣けた。まさかこの本で泣くことになるとは…。
「33歳〜」で感じたのは、みくのしんは本を読んでその場面を想像することが苦手だからこそ、自らの経験を通して物語を追体験しているということだった。特に枕草子回ではそれが顕著だなと感じる。
私はかまどと同じように国語は得意だったが、好きではなかった。自分で言うのもなんだが、成績は悪くはなかった。だけど、高校を卒業するまでに国語を好きになることはなかった。そもそも人前で発表することが苦手だし、作品を通して何を思い、何を感じたかは自分だけのものにしておきたかったし、人が何を思ったかなんて正直どうでも良かった。人に「これいいよ」と勧められても読むことなんて滅多になかった。
それでも今、人の感想を見ることで作品に興味を持ち、新しい作品に触れるのも悪くはないと考えるようになった。ここで感想を書くようにもなった。自分が読んで何を思い、何を感じたのか。それを共有してそれがまた誰かの読むきっかけになってくれればいいと思いながら。
このシリーズ毎年出して(懇願) -
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ネタバレはー面白かった。本を読みながらゲラゲラと笑ったのは何年ぶりか?大人になってから初めてだったかもしれない。
本の読み方、みたいな話題には今まで興味がなくて
別に自分が好きなように読んだら良いだろと思ってはいたはずなので、特に触れてこなかった。
そういうのに近い情報に触れると、
自分の読み方を否定する気持ちになるんじゃないか とどこかで思って避けていた節もたぶんある。
で、案の定みくのしんさんが、今までの自分は持ってなかった読み方を教えてくれて面白い反面、あまりにも楽しそうなので、今までの自分の読み方は何だったのか?と若干落ち込む瞬間もあった。その辺を、かまどさんが近い立場から言葉にしつつ、自分の読み方も肯定して締めてくれていたり、雨穴さんの短編で昇華しようとしてくれてる感じがしたので
最終的にはポジティブな気持ちで読みきることができた。
まあ本を読んだら読んだ人の数の捉え方があるよなと、それ以上でも以下でもなく、正も誤もない。誰かが何かを受け取ったということがすべてなんだろうなぁ。
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私が大好きな本の第2段。
羨ましい、こんなに自由で楽しい読書。
おまけに感覚的なようでありながら言語化が上手いんだ、羨ましいなあ本当に…
今回は国語の教科書編ということで、どれも学生時代に触れているものばかり。
教科書の袋綴じにはプリントを入れてるタイプの人間でした。
学んだ記憶は確実にあるのに、今読むとこんなに興味深く読めるのか…自由だからか、みくのしんパワーか…
特に「少年の日の思い出」なんて感情移入してどうしようもない気持ちになってしまった。
最後の自分のコレクションを粉砕したときの気持ちも、なんだかものすごく手に取るようにわかるんだよなあ。
(盗みを働いたことはないです)
そして変わらないものも。
当時も「わかるう」ってなった枕草子の「冬の早朝って最高だよな!」
この部分だけは何故か嗅覚も使って共感していた記憶がある。
冬の朝の散歩が一番気持ちがいい、間違いない。
【追記】
かまどさんのあとがきを読んで。
学生時代の私は、読書はするものの(当時は逃げのための読書だったけれども)国語は授業もテストも大嫌いだったし苦手だった。
読み方に正解があるように学ぶもんだから、急に自由を求めてくる読書感想文もものすごく苦手だった。
大人になった今の方が、絶対に読書を楽しめている自信がある。
難しければやめたっていいし、1冊に何日使ったっていい。
そういった学生時代の苦痛が、より今の自由のスパイスになっているような気がして、そんな経験もあってよかったんだろうなと思う。 -
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「『まだ一日を終わらせたくない!』と思って、じ〜っと外の景色を見るんだけどさ。だんだん暗くなって、それこそ手元が見えづらくなったりして…。いよいよ観念して部屋の電気をつけると…そこから一気に夜になるんだよなあ!」(p.71)
「この文章すごくない!?もう一回読もっ!『理由も分からずに押しつけられたものを大人しく受取って、理由も分からずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。』本当にそう!!細かいこと一つ一つが全部そうだよね。学校も仕事もそう…。受け取ったもんを文句言わずにやっていくしかないし、それしかできないんだよな…。」(p.178)
「自分の感情とは裏腹に、ダメなことを良しとしようとしている自分に、涙が出るほど、げぇ上げそうになるほど、がっかりする。
でも、やっぱり『やる!』『無理かも…』『やる!』『無理かも…』を繰り返しながら、シャーペンの芯出しをするようにカチカチ少しずつでもいいから『やる!』に向けて生きたいんだと、分かりました。」(p.229)
「明け方に見る山は、山の後ろから太陽が昇ってくるでしょ?だから同じ輪郭でも、陽の光が溢れ出して、色がにじみ出てる空の方が目に残るんだよ!それが『山ぎは』なんだよ!
でも、夕方に見る山は、空から太陽が近づいてくるでしょ?だから山に影が落ちて空との境目がズン…っと深くなるし、そのときの輪郭は、山の方が濃くなって目に残るじゃん!それが『山の端』なんだよ!」(p.286) -
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かまどさんとみくのしんさんコンビの読書中継の第二弾。今回も、ものすごい読書体験をさせてもらった。
本が読めないと題にあるが、読めないどころか誰よりも濃厚で新鮮な読書をするみくのしんさん。それを励ましながらも、尊敬して見守るかまどさん。読んだことがある本でも、みくのしんさんと読み進めると、今までにない新しく深い理解ができる。自分が日頃の読書でどれほど読み飛ばして勿体ないことをしているのか痛感させられる。
今回は国語の教科書に載っていたものから、『やまなし』『少年の日の思い出』「山月記』『枕草子』が選ばれている。
特に『山月記』のところが良かった。自分も以前、難しいと四苦八苦しながらも凄い一冊だ!と圧倒された記憶があるが、みくのしんさんと読み進めると、当時は碌に理解できていなかったんだと思い知らされた。更に素晴らしい一冊として君臨することとなった。
本当に素晴らしいシリーズ。また次を期待しています。みくのしんさんの優しさ、純粋さ、熱血さが大好きです。
特に好きだったところ
『やまなし』を読んでいて
◯(みく)いいのかよ。こんなことばっかりやってたら周りの優等生に馬鹿にされるだろ。
(かま)その人たちには、こんな楽しい時間を作ることはできないから。これはこれでいいんだよ。
みくのしんさんの『やまなし』の読者感想文から
◯宮沢賢治に、なんか会うのは難しいっぽい感じらしいけど、ただ遠いだけで僕はまだ会ってないだけって思ってます。