ベンジャミン・スティーヴンソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アーネスト・カニンガム・シリーズの二作目。前作の
『ぼくの家族はみんな誰かを殺してる』の続編とは知らず、こちらの作品から読んでしまいましたが、一作目の大きなネタバレはないので、この作品からでも楽しめました。
主人公のアーネストが"信頼なる語り手"として、あらゆる場面で感じたことや思ったことを饒舌に語りながら事件の謎を解いていきます。
物語の後半の謎解きはとても面白く、これぞ王道の謎解きだと感じましたが、アーネストの語りが個人的にあまり好みでなく…。ユーモアがあり、物語全体がわかりやすく説明されているため、読みやすくはありましたが、イマイチ物語に入り込めなかった作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公・アーネストの父は35年前に警官を殺害したことで世間から白い目で見られていた。そんな家族が9人が冬のロッジに集まったが、そこで見知らぬ男の遺体が版権される。疑心暗鬼が募る中、第二の事件が発生する。
筆者である主人公の視点で、ミステリーのメタ的な視点を混ぜながら進行していくところがとても面白かったです。”みんな誰かを殺してる”というインパクトがあるタイトル、海外ミステリーの複雑さもありながら、伏線回収とどんでん返しが終盤に一気に襲い掛かってきてとても気持ちよかったです。”みんな誰かを殺してる”というタイトルから、後ろめたいことを隠しているのかと思いきや、結構無理やりだったり、明かされないこ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ俺みたいな不出来な読者でもそうなんだから、ある程度ミステリーを読んでる人なら分かる、タイトルが伏線になっている系…とは言え、核心の謎解きからは離れているので大きなネタバレにはつながらない。
冬のレジャー施設に閉じ込められた一家(無人島物になる)には、過去に大きな事件があり、その結果人間関係が一筋縄ではいかなくなっている、そして連続して人が死に始める。
怪しいヤツが怪しい行動をするのだが、その行動に理由が分かり始めると、理由が分かってないヤツが犯人なんだろうな?って予想はする。特にミステリー慣れしてないヤツはそうするが、そういうクセを逆手にとって、しかも反則技は使わず(何しろノックス10か条 -
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Posted by ブクログ
ネタバレものすごく濃厚で込み入った家族の歴史。それを丸ごと咀嚼したような読後感だった。
母、継父、義妹、元兄嫁、元妻、叔母、叔父、兄。海外ミステリによくある、本筋とあまり関係がなさそうな脇役たちの個人的なエピソード。この物語では、それがほとんど伏線になっていて、何度も戻って読み返した。割れた卵の殻の一部分のように、少しずつみんなが重要なエピソードを持っているのだ。
連続ドラマとして映像化したら、すごく面白いんじゃないかと思った。
小説全体が主人公アーネストの書いた小説だという形式になっているので、語り手が頻繁にメタ視点に引き戻してくるのだが、この話に限っていえばそれがかえって良かった。現実として見 -
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