安田隆夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
所々に出る名言は名言というより血反吐を吐きながら掴み取った経験からでるものと感じる。努力を努力と思わずファクトを最優先に本能と能力を総動員して課題をこなしてきたタイプ。厳しい時代を生き抜いてきたんだなと感じる。
読んでいる本の数も挑戦したビジネスの数も学び続ける気持ちも同じ人間とは思えないくらい違う。
安田さんは76歳、北尾さんは74歳、似鳥さんは81歳。戦争が終わったまもなく食糧難と貧困時代を生き抜き、法律もまともに機能してないところからスタートし、高度経済成長で経済大国になり良い景気も経験しながらそこから経済が停滞という激動の時代を生き抜いてきた方々。
厳しい時代の中で生き抜いた戦士と感じる。
しかし故に自分と同じような人物の育成には限界を感じそこまで力を入れれなかったのしかもしれない。そこは藤田さんが気づいてる点。
そしてそこの欠点を補完できるよう仕組みを作り上げようとしている。
本能や能力で限られた人しか生き残れなかった時代➡︎透明化。情報や能力をシェアして仕組み化しみんなで補い合う時代に変化していると感じる。
メモ
北尾さんは中国の古典や哲学、歴史から学んだことが支柱となっていた。
森信三さんの「最善観」という思想を初めて知った。
我が身に降りかかる一切の出来事は必然であり絶対最善であると信じる事。
しかし、中国は虐殺の歴史である。そこから何を学ぶというのだろう? -
Posted by ブクログ
・得られる果実を完全に収穫できなかったことを、地団駄踏んで悔しがれる人が、本当に強い勝負師として強運に恵まれる
・リスクをとらないのが一番のリスク
・果敢な挑戦の手を緩めず、かつ現実を直視した速やかな撤退を恐れない
・我欲と自我を消さないと人は寄って来ない
・主語の転換(顧客視点)とメタ認知(俯瞰視点)
・集団運の最大のカギは権限委譲
・複雑な事象の本質を見抜いて単純化し、その上で色んな人を巻き込み、理解から納得に落とし込んでその気にさせる。また、問題解決に向けての方法論を同時複合的に草案し、かつそれらを適時、変化対応して応用することのできる能力
・自分のことだけを考えてはいけない。エゴを捨てた瞬間に圧勝は加速する
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Posted by ブクログ
想像していた以上にずっと参考になった。運 を読んでから熟考したい。
運を読んだ
⭐️PDCCA 評価の後にコミニケーションが大切
営業知らずに企画と言うことはできない
⭐️原因を解決しようとする側ではなく、原因になっている側から発想してみる
⭐️ときには選択肢を間違えたとしても、49対51の場面に直面したとき、51の方を常に選べるかどうか
孫正義も良いときにはパッと出てくるけれど、悪いときには出ない
細かいことを気にして、全体を間違えている人
幸運の最大化をしないと不運の最小化ができない
複雑な事象をなるべく単純化した上で方法論を組み立てる。それでチームを作ってメンバーに腹落ちをさせる。
アフターCEO -
Posted by ブクログ
タイミーの小川社長が自身のバイブルとして紹介していたことをきっかけに購入。
久しぶりに経営者の自伝的なものを呼んだがやはり面白く、もう少しの読みごたえがあれば星5つけてた。本書の内容を科学的な証明はできないと前置きしながらも、自身の人生をかけて証明しているので胡散臭さが一切ない。
「なぜPPIHはミラクルを起こすことができたのか。十分条件は何かと考えると【運】というほかないのである。運のいい人とは【運を使いきれる人】であり、運の悪い人は【運を使いきれない人】あるいは【運を使いこなせない人】だと言えよう。」
「運の感受性には単なる頭の良さや勤勉さなどは関係がない。体験論的に言えば、運はつかむものでも支配するものでもない。自らが受け皿となり、寄り添うべきものだ。」
「人生は勝率ではなく得点と失点の差で勝利が決まる。どこまでも店の総量を競い合う。したがって何回失敗したかということは全く気にする必要がない。小さな失敗がずっと続いていたとしてもたった一回で良いから大きな成功を収めれば最終的に勝つことができる。圧倒的な【大勝ち】さえあればそれまでのマイナスはすべてチャラになるのだ。ところが実際大勝を目指すのはなかなか難しい。人は得てして【負け】には敏感だが【勝ち】には意外なくらい鈍感だからである。行動経済学で言う【損失回避バイアス】というやつだ。人間は利得と損失を比較する際、損失のほうをより重大だと感じやすく、損失を回避しようとする傾向がある。
これではだめだ。チャンスなのにほどほどにこなし、腹八分目で満足してしまうのは結果的に運を下げる要因となる。【得られる果実を完全に収穫できなかったことを、地団駄踏んで悔しがれる人が、本当に強い勝負師として強運に恵まれるのだ】」
ここはかなり勉強になった。運のよい瞬間と運の悪い瞬間の回数はほとんど同じだけある。人生は勝率の勝負ではないから運の悪い時の利益を最大化して、運の悪い時の損失を最低限で納める。それが大切。
ノーアウト満塁のチャンスは10点取りに行き、ノーアウト満塁のピンチは何とか2失点で切り抜ける。その気持ちが大切。
営業で言うと去年、5位を取った時に1位を本当に目指せていたかを自問自答すると自分の弱みはそこにあると思う。損切が得意な人生な分、勝つときに大きく勝たないと勝率も生涯収支もマイナスになるよ。 -
Posted by ブクログ
ドン・キホーテの創業者、安田氏の本。イトーヨーカドーの大量閉店が話題になっている中、小売業界で例外的に絶好調な存在のドンキ。海外にも進出を重ね、特にアジアでは行列が出来るほどの人気ぶりとなっている。
その秘密として、「圧倒陳列」や「POP洪水」といった店舗のディスプレイに関して語られている。POPについては、社内でも「ディスプレの達人(D達)コンテスト」を行い優秀者を表彰しているという。しかし、こうした部分だけをみて真似をしても他が同じような結果を出せるかといえばそうではない。本書で学ぶべきはそこではなく、経営者としての著者の考え方や生き方である。
タイトルにあるように、著者はその成功は「運」によるものが大きいと述べている。謙遜もあるだろうが、人生の中で運を引き寄せる言動、運を落とす言動があるという。周りの経営者でダメになっていく人達は、皆運を落とすような事をしているのだと。
権限委譲についてもページを大きく割いている。社員を信じてとことんやらせてみる。そうするとそれぞれが自分で考えるようになり、組織の力も強くなると。社員が「期待されているからきちんと応えよう」、「面白そうだからやってみよう」と社員のやる気を引き出すことで「集団運」が養われるという。
一方で、運を落とす行為として、「戦わない」ことも挙げている。その中でやり玉に挙げられていたのが、日本の大企業の多くにあるサラリーマン社長であり、彼らは引退まで何事も無く過ごすことを目的として経営をしていることに対して手厳しい指摘をしている。類まれな実績を挙げている経営者だけに説得力は大いにある。また、同様に日本の経営者によくみられる独裁についても極めて否定的である。マキャベリを引用しているが、その当時は側近ですら信用できない時代には最適な手法だったであろうが、現代においてはそうではないと。君主論をどう考えるかにおいてはとても参考になった。
店舗運営が強みであるドンキであるが、他店舗展開するにあたってそれをどの様に拡張させるか悩んだ時期があったという。店舗の強みを維持するのか、拡張を取るのかの二者択一で考えていたのだが、店舗が強いからこそ拡張性があるのだと気づいたという。著書でも何度も出てきている「主語の転換」である。また、二者択一ではなく「ANDの発想」である。
戦後、日本の小売を牽引したダイエーが消滅し、ヨーカドーが失速している。これらの企業が構築したのは、チェーンストア運営という手法であるが、ドン・キホーテはこれらから完全に距離を置き、個店主義という独自路線を貫いている。今後もグローバル企業として成長を続け、早晩、スーパー業界において日本一の小売企業となるのであろう。