安田隆夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近メディア(NewsPicksなど)に出るようになったと思っていたら、なるほど。そのような理由だったのですね。本人曰く、遺言のようなものとのこと。一代で、しかも50歳を越えてから急激に成長させ、今や2兆円ほどの売上を誇る事業ならびに企業グループをつくりあげた手腕を、余す所なく公開しています。経営者や組織づくりを担っている人向けの内容が多いですが、「運は自分で引き寄せるもの」。「主語の転換」や「信用性の積み重ねが一番大事」など、個人が人生を歩んでいく上で重要なキーワードも、たくさん盛り込まれていて、大いに参考になりました。対談相手も含め、このような書籍を企画した文藝春秋さんは、さすがだと感心し
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Posted by ブクログ
素晴らしい本でした。読み返す価値のある内容です。
「運は、本人の意思と努力次第で、ある程度はコントロール可能だということだ。」
「当たり前のことだが、運は天から降ってこない。自ら果敢に挑戦する者にだけ盛運が訪れる。失敗することや傷つくことを恐れて、何にも挑戦しない日々を過ごしていたら、いつまでたっても成功者にはなれないのだ。」
「究極の能力は何かと問われれば、迷わずに私は「人格」と即答するだろう。「この人のためなら一生懸命やってやろう」と、部下や周りの人たちに思わしめる能力に勝るものはない。そしてそれを突き詰めれば、最終的にはその人独自の魅力や人間味、言い換えれば人格そのものに行き着くのだ。 -
Posted by ブクログ
ドン・キホーテ創業者のとても興味深い人生75年✖️5倍の密度の実践を繰り返した軌跡。
それを当社においてまとめた『源流』と呼ばれる社訓がある、それを書籍にしたものである。
運と一口に言っても短期的なツキとは違う。
出来る最善を尽くして巡ってきた運(成果)を余すことなく使い切り、かつ最大化することができるかどうかである。
個人、集団にある順回転を自ら生み出すには、他罰的な人とは距離を置きつつ、時間の経過の中で見極めが進む中での人との距離感の達人となる必要がある。
それは適切な付き合いのほか、経営者と使用人、会社と顧客の関係にも生きる主語の転換という表現に表れている。
個人としての著者はわからない -
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ドンキホーテがここまで成長できたのは、「集団運」があったから。集団を上げるにはまずは個人の「個運」を上げなければならない。
創業者である著者の経営に対する考え方を知ると、ドンキホーテ皆に愛され、ここまで大きく成長できた理由がよくわかります。
・ リスクを取らないのが最大のリスク
・ 「堅守速攻」ではなく「速攻堅守」。経営のスタンスとしては「守備7割、攻撃3割」ではあるが、まず「攻めの姿勢」を大事にしなければ、決して良い運はやってこない。
・ まずは挑戦しその上で「熟慮」する。挑戦して悪戦苦闘しながら、自分が立てた仮説を検証する。
・ 戦わなければ運は落ちる。
・ 「主語の転換」=「相手の立 -
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34期連続増収増益(2023年6月期現在)のドン・キホーテ創業者 安田隆夫さんの生い立ち
、創業~現在に至るまで、経営スタイル、業績絶好調のワケ、人との関わり方などが「運」と関連付けて書かれている。(「最強の遺言」とのこと!)
巻末付録に「経営理念」や「マネジメントの鉄則九箇条 上司編・部下編(上司・部下それぞれの立場からそれぞれに対する行動規範のようなもの)」やリーダーの心得などが記載されており、よくありがちな単なるスローガン的なものでなくて、どう考えるのか・どう行動するのか・どう他者と接するのかが具体的に書かれていたのが興味深い。
著者は人生経験に裏打ちされた自信を持ち、相手のことを考 -
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盛運を得ることを知りたくて読書。
ドン・キホーテの創業者は、今までまったく聞いたことなかった。冒頭で紹介している通りメディア等に出ることがなかったようで、本書を遺言を位置づけている。
著者の経営理念、哲学、考え方を幼少期からの体験談とドン・キホーテ1号店から2兆円グループへの成長の過程に織り交ぜながら説明して展開する。
「個運」を「集団運」に転化させるためには、経営者の情熱の渦に従業員を巻き込まなければならない。(P181)
運の三大条件-「攻め」と「挑戦」と「楽観主義」(P73)
興味深く読んだのは、
運を落とすので避けるべき人として、他罰的な思考の人、曖昧さ、グレーを嫌う人、虚勢 -
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ネタバレ個人と組織(事業)の成長を実現するには、どのような態度であれば運が増すのか。逆に運を下げる行動とは何か具体的に語られる。
多くのチャレンジをすることで、チャンスを掴む機会を増やし、チャンスが来たときには得られる果実を完全に収穫するように行動する。それによって本当に強い勝負師として強運に恵まれる。
最も良くないのは目の前にチャンスがありながら、それを掴みに行こうとしないことである。チャンスの時に対応しない人は、ピンチの時に適確な対応をしない人よりも運に恵まれないとの指摘
集団運という発想が斬新 この集団運を下げるタイプの人のタイプが語られる。他罰的なひと、口で戦略を語るのみで行動しないヒト
つま -
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ヤル気と気づきをいただけたイイ自叙伝でした。
運は皆さん平等数あるが、それを自分で引き込む(使い切れる)ことが出来るか、見逃してしまうかの違いで人生に大きな差が出る。
当たり前の事柄を安田社長さんなりの言葉で書かれており、よく理解できた。
人生は挑戦なり、当たり前だか一歩先に出る事に躊躇する。しかしトライしなきゃ、運も捕まえる事ができない。
顧客目線に、なり変わり問題を考える。
個運、集団運、集団組織運、倍 倍の強さの組織に変身してイイですねぇ、、。
私の問題は、権限委譲ですね。仕事に関しては、我が我がでは難しいですね、、、それが悩みです。
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所々に出る名言は名言というより血反吐を吐きながら掴み取った経験からでるものと感じる。努力を努力と思わずファクトを最優先に本能と能力を総動員して課題をこなしてきたタイプ。厳しい時代を生き抜いてきたんだなと感じる。
読んでいる本の数も挑戦したビジネスの数も学び続ける気持ちも同じ人間とは思えないくらい違う。
安田さんは76歳、北尾さんは74歳、似鳥さんは81歳。戦争が終わったまもなく食糧難と貧困時代を生き抜き、法律もまともに機能してないところからスタートし、高度経済成長で経済大国になり良い景気も経験しながらそこから経済が停滞という激動の時代を生き抜いてきた方々。
厳しい時代の中で生き抜いた戦士と感 -
Posted by ブクログ
・得られる果実を完全に収穫できなかったことを、地団駄踏んで悔しがれる人が、本当に強い勝負師として強運に恵まれる
・リスクをとらないのが一番のリスク
・果敢な挑戦の手を緩めず、かつ現実を直視した速やかな撤退を恐れない
・我欲と自我を消さないと人は寄って来ない
・主語の転換(顧客視点)とメタ認知(俯瞰視点)
・集団運の最大のカギは権限委譲
・複雑な事象の本質を見抜いて単純化し、その上で色んな人を巻き込み、理解から納得に落とし込んでその気にさせる。また、問題解決に向けての方法論を同時複合的に草案し、かつそれらを適時、変化対応して応用することのできる能力
・自分のことだけを考えてはいけな -
Posted by ブクログ
想像していた以上にずっと参考になった。運 を読んでから熟考したい。
運を読んだ
⭐️PDCCA 評価の後にコミニケーションが大切
営業知らずに企画と言うことはできない
⭐️原因を解決しようとする側ではなく、原因になっている側から発想してみる
⭐️ときには選択肢を間違えたとしても、49対51の場面に直面したとき、51の方を常に選べるかどうか
孫正義も良いときにはパッと出てくるけれど、悪いときには出ない
細かいことを気にして、全体を間違えている人
幸運の最大化をしないと不運の最小化ができない
複雑な事象をなるべく単純化した上で方法論を組み立てる。それでチームを作ってメンバーに腹落ちをさせる。
アフ