著者は売れっ子の企業コンサルタント。
本書では、コンサルタントとして起業するためのノウハウを細かく、そしてとても具体的に教えてくれています。
本書を読むと、「僕もコンサルタントになれるかもしれない。」と思わされます。
僕はこれまで「コンサルタント=経営コンサルタント」と思っていました。
だから、
...続きを読むコンサルタントになるためには、MBAなどの資格を持っていなければなれないのだろうと。
きっと、僕だけではなく、多くの人がこう思っているのではないでしょうか。
しかし、本書で著者は「誰でもコンサルタントになれる時代がやってきた」と言っています。
現在は専門性を求める人が多い。
そのため、ある程度の専門性があり、その分野のプロフェッショナルだというイメージを作ることができれば、誰でもコンサルタントになれるというのです。
本書では、実際にいる様々なコンサルタントが紹介されています。
出版コンサルタントや、WEBコンサルタント、名刺コンサルタント、中国進出コンサルタント、敷金返還コンサルタント、離婚コンサルタント、お掃除コンサルタント、収納コンサルタント、夜景コンサルタントなどなど。
挙げるとキリがないほど、世の中には多くのコンサルタントがいるのです。
重要なのは、「自分が経験して知っていることを、全く知らない人に教える」こと。
こう言われると、「自分が知っていることなんて何の価値もないだろう」と思う人が多いと思いますが、ほんのちょっと立ち位置を変えるだけで、その人が持つノウハウや知識はとんでもない価値を生み出すものだそうです。
当然僕みたいな会社員が持っている知識やノウハウ(例えば、プレゼンや、データ整理の仕方など)も、会社員ではない人からしたら、価値がある情報かもしれません。
本書を読んで、少し視野が広がった気がします。
ただなんとなく毎日を過ごすのではなく、人にとって価値のあるスキルを身につけられるように、働こう。