土屋うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
舞台は大阪のパン屋さん「ノスティモ」。漫画家を目指しながらバイトする大学1年生の小春が、日常のちいさな謎を解いていく連作ミステリー。
よくあるような事件とか不吉な展開は全然なくて、「なぜ親友は推しのライブをドタキャンしたのか」「なぜフランスパンに切れ目を入れるとき、先輩は動揺したのか」——そういう、日常の延長線上の謎ばかり。
謎解きの快感というより、ほんわか癒される読み心地。パンの描写のたびにお腹が空くので、食べ物を用意してから読むことをおすすめします 笑
ミステリー読み慣れている人には少し物足りないかもしれないけれど、日常の小さな謎が実は誰かの事情と繋がっている、その温かさがこの作品