土屋うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一作目同様パン屋に足を運びパンを食べたくなる描写が良い。塩パン食べ比べ対決は特に自分も参加したくなった。中もちっとな関西タイプと外カリッとな関東タイプと自分ならどちらが好みだろう。気になる。おまけに塩パンはスタンダードなものしか食べた事がないのであんバターなどの変わり種があることも知らなかった。ハムタマゴとか美味しそうだな。
本編の方は日常系と言えどもミステリを謳うならもう少ししっかり謎を提示して欲しいなという印象。主人公にしか見えてない情報もあるので、謎解き編が始まってから今回の謎ってそこなんだと思ったものもある。謎もどちらかと言えば日常で起きた不可解なことというよりは個人の隠し事というテイストのものが多く、ミステリ要素としてはパンチが弱い。個人的にはパンの描写が秀逸なライトに楽しめる日常系という感じ。 -
Posted by ブクログ
その瞬間、焼き上がったパンのように、頭の中で描いていた思考が一気に膨らんだ。
の一文から推理編へ突入するミステリー作品。
普段クローズドサークルの殺人や密室殺人などの物騒なミステリーをよく読んでいますが、殺人が起きないミステリー作品もいいですね。
パンとともに現れる5つの謎の短編集。
メロンパン
デニッシュ
カツサンド
フレンチトースト
塩パン
それぞれのパンと謎に知的好奇心をくすぐられました。
作中で登場する子どもに色々な世界があることを知ってほしいという教育方針に深く共感。
子どもの世界観を広げることが親の役目だと思っています。
改めてその想いが強くなりました。
物語とともに語られるパンのトリビアも本作品の魅力。
今ではどのパン屋でも見かける塩パンが、なんと2000年代の日本で誕生したことにビックリ。
表紙のぽすかさんの絵がやはり素晴らしい。
緻密に描かれていて、目が一瞬で奪われます。
シリーズはまだまだ続きそう。
次回作を期待しています。 -
Posted by ブクログ
誰も不幸にならない日常系ミステリー。
こんな風に色んなことを考えて生きていたら、世界も違うように見えるのかもしれないと思った。
フランスパンの話はちょっと納得いかなかった。
そんな強硬手段に出る前に、やれること沢山あったはずなのに、いきなりそんな手段を取るものかな?と腑に落ちなかった。
でも若いうちは周りが見えずそうなってしまうのかもしれない。
レナ先輩の存在が、悪く言われてなくて驚く。
オープンのメンバーだからといって、職務規定を守らない人というのは信用がなくて当たり前なはずなんだが、あの人だから仕方ないねで終わるから直らないんだろうなと思った。
そこの違和感がすごくて、レナについては好感が持てなかった。
最後に小春が色んなことを注意深く見るようになった理由がわかったが、すごい推理力だなと改めて思った。
こんなに観察力があったら、気づきたくないことも気づいてしまいそうで、生きづらそうだとざっくり感じてしまった。