土屋うさぎのレビュー一覧
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ネタバレ今作も美味しそうで、日常に潜んだ小さな謎を解決(?)していく短編。謎解きというにはあまりにも日常的ではあるけれど、恐ろしい事件が起こるわけでもないので誰にでも読みやすい一冊だと思う。
前作に引き続き、主人公の小春はパン屋ノスティモでアルバイトをしている大学生でもあり漫画家でもある。
『すれ違いメロンパン』
バイトの後輩である高校生の杏樹ちゃんは毎朝早朝のバイトに励んでいる。理由はダンス部が忙しく夕方は働けないからというが実際のところは…。
『祝福のデニッシュ』
ノスティモのパティスリー部門でウェディングケーキの依頼があった。依頼者はパティシエの友人。立派なケーキを作り上げたが、そのケーキは当日発生した小さな地震で倒れてしまった。慌ててパン屋にあったデニッシュを使ってウェディングケーキを作り直すが、なぜ小さな地震でケーキが倒れてしまったのか?
『燃えろカツサンド』
ノスティモの社員レナさんが夏休み期間に足が遠のく学生対象に店内飲食の飲み物のサイズアップキャンペーンを企画する。そんな中、杏樹ちゃんのダンス部の先輩である大学生の音羽が店にやってくる。キャンペーンの増量カツサンドと飲み物をオーダーする音羽さんにドリンクのサイズアップをお勧めするが音羽はこのままでいいと拒否。その理由は…
『聖夜のフレンチトースト』
小春はある日、お店の常連客である浜本さんと街中で出会う。浜本さんは甘いものが好きで、近くの喫茶店に入りたいが一人では…と小春を誘う。二人で喫茶店に入り、甘いものを楽しんだ後日、小春は潮くんという高校生と出会い、お茶に誘われる。まさかの2日連続で男性からお茶に誘われた小春。それはまさかの理由だった…
『涙する塩パン』
ある日出会ったキッチンカーで塩パンを食べた小春。なんとそのキッチンカーの店主はノスティモのオープニングスタッフである湯浅だった。湯浅はノスティモにやってきて、オーナーにパン勝負を申し出る。湯浅とオーナーの勝負の行方は…?そして二人の過去とは?
というわけでどれも面白かった。個人的には祝福のデニッシュが好きかな。とはいえ倒れたウェディングケーキを思うと勿体無いなーと思ってしまうけど。
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Posted by ブクログ
人が殺される作品(ミステリ)を避けていた去年までのわたしは、人が殺されない「このミス大賞」受賞作の本作(第1作)がダイスキでした。
謎は、人が殺されなくても、生活のふとしたところからだって生じる。
作者は、そういう視点からミステリができること・楽しめることを示してくれました。
でも、まさか「2」が出るとは思っていませんでしたので、(嬉しかったですが)とても驚きました!
すぐに読みたかったのですが、今年のわたしはミステリやSFを読み始めていたので、いくらか本格ミステリを読んでから、「2」に当たろうと思ってガマンしていました。
で、ミステリが似合う秋になって、ようやく手に取りました。
焼き立てホカホカの温かい蒸気と香ばしさを想像しながら読み切りました。
今、幸せです♡
実はわたしは第1作ではレナ先輩のことがあまり好きではなかったのですが、本作に無くてはならないキャラクターであることが深く分かり、「2」ではやたら愛着が湧きました。
何となく、金田一シリーズの等々力警部のように見えてきましたw
大学2回生になって登場した小春ちゃんですが、第1作同様、巻末では3回生になっていきます。マンガの連載への道も半ばです。。。
ということは、あるのか「3」?
期待をもってお待ちしております。
次はどんなパンのうんちくを聞けるのでしょうか♡
〔作品紹介・あらすじ〕
シリーズ累計
35万部突破!
香ばしい焼きたてパンがいざなう
人と人とをつなぐ
5つのミステリー
『このミステリーがすごい!』大賞受賞のベストセラー続編
メロンパン、デニッシュ、カツサンド、フレンチトースト、塩パン…
美味しい〈日常の謎〉いただきます!
(あらすじ)
大学二年生の春、念願の漫画家デビューが決まった市倉小春は、店長の堂前やギャルのレナ先輩に囲まれながら、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトを続けていた。初めての後輩となる高校生の杏樹も加わり、賑やかに過ぎる四月の日々。しかし「来月は毎日でもシフトに入る」とやる気を見せて退勤した杏樹が、数時間後に退職したいと連絡を寄越してきて……。パンの香りとともに至福のひと時を届ける〈日常の謎〉連作ミステリー第二弾! -
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ネタバレほっこり小説
登場人物にはそれぞれ人に言えない障害や、
悩みがある、それをほっこり解決するミステリー
人は死なない
・クロワッサンはトルコ軍の侵入をオーストリア軍が防衛したことを記念してつくられた、トルコのシンボル三日月を食う
・フランスパンは丸パンと違ってナイフで切る必要が無い、喧嘩の時にナイフが無いと人が死なないからつくられた
・シナモンロールは尊いという意味であり、良い人だけど報われないという意味もある
・チョココロネは日本生まれのパン、フランス語で角を意味するコルネの説と楽器のコルネットの説両方あり
・カレーパンの起源は昭和の初め洋食が高すぎて食えなかったからカツレツに近づけるためにカレー入れてパンを揚げた -
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ネタバレこの本は豊中市を舞台にしたパン屋で働く女子大生の主人公がパンに絡んだ謎や小さな事件を解決するミステリー小説です。登場人物も多過ぎずちょうど良いと感じました。
漫画家を夢見る主人公が洞察力がズバ抜けており友人、先輩、お客さんの悩みや細かい変化に気付いて一歩間違えれば人間関係が崩れてしまうと理解しながらも突き詰めつつも歩み寄るところが特に面白かったです。
伏線等も各章で回収されていったりグロテスクな表現を思わせるような描写が一切ないのでミステリー初心者でも読みやすいなと感じました
他にも章の終盤でタイトルのパンの雑学を先輩が軽く説明してくれるところもタメになりました。
個人的に好きなところは舞台が豊中市を描いていて近住む自分としては近場を取り上げてくれた嬉しさと少ないながらも街の再現性が高いなと感じたところです。
もう一つはテーマがパン関連なため、主人公が事件の謎を解き明かした時の表現が個性的で好みでした!
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ネタバレ 購入済み
ささこい
アニメ放映中のささこいは.5話とし、しほ達のお話。この2人も好きだからしっかりと描いてくれるの嬉しい。
わたゆりも前回かなり気になる終わり方だったのでとても満足。 -
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ネタバレ表紙が気になり、手を取りました。
バイトの大学生である
小春がパン屋の日常から
色々と謎を解き明かすストーリー。
人に秘密を暴かれるのは
私が好きでなく
そっとしておいてあげなよ、
と思うシーンがある度に
ヒヤヒヤ、モヤモヤしました。
結果的には背中を押す形にはなり
平和に終わるのですが
毎回、そんな人ばかりではなく
着地を失敗すると
人を傷つけたり、人間関係が
壊れるリスクもあるだろうな、と
感じました。
読み始めは、そんな気持ちで
読んでたのですが
話が進むにつれて
登場人物が増えていき
ストーリーが温かい人を想う
空気感に包まれてるように
楽しく読み始めました。
レナ先輩が振り回し系タイプでは
あるのですが
人情深いところが結構好きなキャラに
なっていました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレパン屋を舞台に、焼きたてのパンの香りとともに日常に潜む謎を解き明かしていく、温かさと知的な楽しさに満ちた物語。
漫画家を目指す大学生・小春の鋭い観察眼と推理力が魅力的で、何気ない会話や人々の行動に隠された真相に気づかされるたび、思わず膝を打つ。
個性豊かな登場人物たちのやり取りも心地よく、彼らが抱える悩みや葛藤を通して、人の心の複雑さや他者を理解することの難しさも描かれている。
ミステリーの面白さだけでなく、日々の暮らしの中にある小さな幸せや、人と人とのつながりの温かさを感じられるのがいい。
読み進めるほどパンが恋しくなり、読後にはお気に入りのパンを買いに行きたくなる一冊。 -
Posted by ブクログ
今回も読みやすく、飽きずに楽しくスイスイ読めた。普段コミック派の人でも読みやすいかもしれない。今回も表紙が素敵で、思わず手に取りたくなる。
物騒なことは起きず、ほぼ人間ドラマの物語の中に、ほんの少しのミステリーのエッセンス。1話ずつ完結しているので、時間があまりなくても読みやすい。
変に気負うことのない素直な文体と、ほんの少しコミカルなキャラクター達の微笑ましいやり取りもあり、ほっこりとした気持ちで読める。
私個人的には、重い話を読むと、それに引きずられて重い気持ちになりがちなのだけれど、この本は癒しを与えてくれる。
また続編も読みたいな。登場人物達の今後も楽しみにしてます。
(追伸: 感想コメントの中に、残念ながらネタバレが混ざってますね(誰でも読める形で投稿されている)。"報告"しようかと思いましたが、手順が面倒そうなので断念しました…。これから読む方の楽しみを奪うのは良くないですね。)