土屋うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作を読んで、ほっこりハートフルミステリー(?)に魅了され、今作が発売されるのを首を長くして待っていた。
発売日に購入し、読み終わるまで時間がかかったが、前作で香っていた雰囲気はそのままに、大学2年生になって成長した主人公を中心に物語が展開される。
前作では中途半端に終わった主人公と母の確執であったり、ノスティモに関わる人々のその後など、前作にハマった人間からするとサービス精神旺盛だぁ!!となる描写が多く、読んでいてとても楽しかった。
一方、前作では目新しさもあって楽しめたパン屋のハートフルミステリーは本作ではやや助長にも感じる、というかもはやミステリーなのかよくわからない日常系コメディのよう -
Posted by ブクログ
『謎の香りはパン屋から』を読み終えてまず感じたのは、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作と聞いて想像していた作品とはかなり違ったということだった。
正直、最初はもっと本格的な謎解きや大きな事件が起こるミステリーを想像していた。しかし本作で扱われるのは、殺人事件でも密室事件でもない。「なぜ約束をドタキャンしたのか」「なぜそんな行動を取ったのか」といった日常の小さな違和感ばかりだ。けれど、その小さな違和感を丁寧に掘り下げることで、人と人との関係や気持ちが見えてくる。読み進めるうちに、この作品の魅力はトリックではなく、人の心を描くことにあるのだと感じた。
舞台となるパン屋「ノスティモ」も非 -
匿名
ネタバレ 購入済み日常に潜んだ謎を解いていくって言うコンセプトが板についてきて前作より洗練された感じがあってさらに面白かった。
そのコンセプトの影響で、他人の事情をズケズケと解き明かしていくノンデリ主人公なのは変わりないけど、そこもご愛嬌になってきた感ある。
ただ一つ許せないのが、ケーキをわざと倒して台無しにするっていう店長の行動は解釈違いがエグかった。
スタッフの為だし、ほとんどイミテーションと言えど、あの店長が食べ物を粗末にするとは思えないからそこは残念だった。 -
Posted by ブクログ
ミステリ小説として、やっぱり浅い印象を受ける。
基本的にノスティモの店内で推理が広げられ、ほぼ推測で謎を解く。確たる証拠はなく、そのまま真相解明に移るから物足りなさがある。
しかしこれはミステリという観点で見た場合。
ライトノベルとして見たら、めちゃくちゃ読みやすい初心者にも優しい小説。
前述したとおり1章2章はノスティモ内で完結するから、脳内で情景を描写する負担が少ない。
また地の文と会話文が同じ量なのでスイスイ進む。
コメディも正直前回ほどじゃないけど良い。
一つあるとすれば情景描写が少ないかなぁ......嗅覚と味覚に関する情報をちゃんと書き込まれてるから、その他の情報を入れてもいい -
購入済み
表紙が可愛いのと、パン屋×ミステリーという珍しい組み合わせが興味を引いて、購入。
まず、舞台がパン屋なだけあって、作品に出てくるパンが全部美味しそう。
話の内容やトリックなんかは少々物足りない感じもあったけど、日常感があふれていてそれはそれでほんわかした。
最後の最後、主人公の言葉で伏線回収されて、読後感はとてもスッキリ!