土屋うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに本屋に立ち寄り、表紙を見てジャケ買いしました。
ミステリー小説にもかかわらず、第1文が「大学生がパン屋でバイトをする理由はなんだろうか。」という始まりも、個人的にはかなり惹かれるポイントだったと振り返ります。
内容としては日常を切り取った短編ミステリーとなっており、とても読みやすかったです。
ミステリーならではの小さな伏線もありつつ、章ごとにそれらを回収して終わるので何度も読み返すことなくスラスラ進めるのは、読書が久しい私としては高評価でした。
ミステリーは好きだけど、刺激的な描写が苦手な方や、登場人物たちの日常を切り取った内容を見て心温まりたいかたにおすすめできる1冊だと思いま -
Posted by ブクログ
ネタバレこのミス大賞を受賞した作品の続編。おもしろくないわけがない。
今回は夢の職業に就くことについて考えさせられる話でもあった。
前作からそうだけど、お仕事ミステリーで人死にがないので、ミステリーフリークの方には物足りなく感じるかもしれないけど、その軽さが読みやすさに繋がっていて普段はあまり読書をしない人にもオススメできる作品だと思う。
1冊かけてひとつの謎を解き明かすのではなく、50ページくらいの章ごとの謎をポンポンと解いていくのがせっかちな私には合っているのか最初から最後まで一気に読んじゃった。前作を再読した直後で世界観が記憶に新しいかったっていうのもあるけどね。
物語の最後には主人公の母 -
Posted by ブクログ
デビュー作となった前作はもちろん良かったのですが、その続編となる本作で、さらにレベルアップした感があります。
人により感じ方は異なるかもしれませんが、前作と比べてミステリの要素が若干薄まった代わりに、人間ドラマの密度がグンと高まったように思います。
僕は断然、本作の方が好きです。
「祝福のデニッシュ」なんて、人情溢れる感動の短編で、涙なしでは読めませんでした。
また最終話の「涙する塩パン」は、ウンウン頷きながらじっくりと読み込みました。
ミステリと言えば真っ先に思い付くのが血なまぐさい、人がどんどん消えたり死んでいく物語かもしれません。
でもこのシリーズのように誰も死なない優しいミステリがあっ -
Posted by ブクログ
大好きだった本の続き!ということで読ませて頂きました。
1巻目から雰囲気は変わらず、日常の中に潜む謎?というか事件?というか…様々なイベントに対しての主人公の観察力や考察力が光る謎解き本でした。
上手いことパンと謎が噛み合わさって、それに加えてパンの豆知識もしれて、サクサクと読めました。
日常描写もさらーっと読めて、そんなことはないでしょ、というのもあまりなく終始楽しかったです。
あまり、としたのは、上記でも少し触れてますが、主人公の考察力と観察力が鋭すぎて、なぜわかった…?!と読んでいて全ての回なったので、あまり、としました。でも、私はそこが楽しかったです。
違和感のない謎解きと、それ -
Posted by ブクログ
去年1月に発行された『謎の香りはパン屋から』の続編。
今作からても楽しめる作りになっているが、やはり前作を読んでからの方がもっと楽しめる。
相変わらず読みやすい文体で物語が綴られるのが特徴。読み疲れが一切しなかった。
そして、読み終えるとパンが食べたくなってくるのも変わらない。今回特に食べたくなったのは塩パン。特にあんバター塩パンの描写に思わず喉が鳴った。
パンに関する蘊蓄もあり、読むだけで知識も増える。
なお、謎解き、ミステリー要素は前作よりもはるかに薄い。だが、そんなことは些事に感じられる程、妙に引き込まれるのが不思議なところだ。
これは多分3も出るだろうな。次巻も楽しみである。
ちな