せやま南天のレビュー一覧

  • パルティータを鳴らすまで

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    音との成長が主題なのかもしれない。人は人生の曲を永遠に鳴らし続けている。苦しい音も淋しい音も楽しい音も、全てその人の楽譜に浮かんでいるのだろう。里子という観念、やはり難しいジャンルであると実感した物語。

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    2025年12月14日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    創作大賞受賞作ということで気になって読んでみました!

    面白かったです!
    わざわざ書くまでもないけれど、家事って特別な資格もいらないし家の中で外側から見えないうえに子どもでできることだから仕事感が薄いけど、立派な仕事なんだよなあ
    しかも、終わりがないという点はものすごく厄介
    父と結婚して寿退社して家庭に入った母は「専業主婦は永久就職」って言ってたのを思い出しました

    物語性も私はすごく素敵だなと思いました!
    複雑な家庭の5人兄弟にお父さん
    結局大事なのは話すことですね
    どんなに想っていても伝わってなきゃ意味はないという…
    お父さんが家事代行の主人公に少しずつ家庭の事情を話したり、労ったり、絆が

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    2025年12月02日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    家事はあまりに日常的すぎるので、「家事と育児や仕事と両立ができていない」=「日常生活がまともに管理できていない」という思考に陥ってしまうことがあるな、と思った。そして、きちんと家事をこなそうとすると、定時や明確な業務内容がないのでキリがない、終わりがない。
    この作品は、ところどころに刺さる台詞が多い。新婚生活、子育てなど、家族同士でルールや方針を相談し合うきっかけになる作品だと思った。

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    2025年08月30日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    すらすらと読めました。

    子供が5人いて、1番小さい子が2歳なんて、自分ひとりで回すのは無理がある。せめて小学校に上がるまでは、家事全般外注してはどうですか?と思ったけど、その後どうなったのやら。

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    2025年08月30日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    家事代行の女性に割り振られた新たな仕事は洗濯物だらけの家での料理担当。
    この地獄絵図をクリームイエローの海と表現するのはオシャレでいいですね。
    普段なんとなくでやっている家事や家族とのコミュニケーションも、実は大切で大変なことだと実感できました。
    それにしても春キャベツが食べたくなるなあw

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    2025年07月02日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    タイトルのクリームイエローの海は洗濯物の山という意味。家事代行サービスを通じ、主人公と携わる家庭が少しずつ再生していく物語。映像化されそうな作品でもある。

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    2025年05月16日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    犬が自分のしっぽを追いかけるみたいに同じところをくるくるまわっている感じ。
    すごくよくわかる。
    特に子育て中は本当にそんな感じ。

    1人の大人が、家族全員食べて行くためのお金を稼ぎ家族全員清潔で整った生活できるだけの家事をまわし子どもたちをめいっぱい手をかけて育てる、なんていうのはもうめちゃくちゃ無理難題。複数の大人が関わってなんとか、ていうレベルのことなんだと思う。

    少し物足りない感じはしたけど、美味しそうでキレイな色のお話でした。

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    2025年04月23日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    家事について改めて考えた
    完璧にしようとか、人と比べて劣ってると思い溺れかける
    自分が生きやすいように、好きなようにできる
    住みやすく、過ごしやすく、眠りやすく、どんな風にでもできる
    その手段が家事
    そんな風に考えたら家事ってイイかも

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    2024年10月27日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    寄り添うとは何かを考えさせてくれる物語でした。大変な状況を抱えている家族に対して、自分たちの意思で改善していこうという気持ちを持つまで寄り添う、その関わり方が素敵でした。

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    2024年11月02日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    いい話なんだけどなぁ。
    なんか出来すぎ。子供達がいい子過ぎ。
    主人公の津麦もうーんという感じ。
    仕事に対しての意欲は素晴らしいと思うけど、ん?なんか違くない?という気がする。
    家事って地味だけどやらないと生活できないものだ。織野家の家族が皆で力を合わせて生活ができると嬉しいなと思う。
    津麦の母親がなぜそんな態度だったのかわからず、中途半端。
    なんとなく作者のひとりよがりな本って気がしてしまった。

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    2024年10月22日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    主人公が、家事代行の仕事をしながら、気づきを得ていく話。読みやすい。織野家での仕事場面は、面白かったが、理解し難いことも多く、ぞわぞわしながらよんだ。

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    2024年10月19日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    家事に追われて
    家族の顔が、子どもの顔がちゃんと見れていない。
    家事ってなんだ?ってなるよね。
    元も子もないよね。
    でも。それが追われてて限界だって、自分では気付けない事もあるし
    助けてって、言えない言わないだけで、
    日々追われている家庭の方が多いんじゃないかと思う。

    いつだって、どんなに日だって、
    ご飯を食べないわけにいはいかない。
    それならやっぱり
    思いのこもったご飯がいいよね。

    ちゃんとしてなくて大丈夫。
    全部をきちんとできなくても大丈夫。
    自分なりに生きていけばいい。

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    2024年10月09日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    人がごはんを作ってくれることで救われる部分はとてもおおきい。毎日のことだからこそ。家事が儘ならない中なぜきちんと食材が買われているのかが最後まで疑問だけれど、春キャベツは文句なしにおいしい。

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    2024年09月30日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    家庭を守る、家族のために、という思いが強ければ強いほど家事や子守はきりがない。
    愛しているのに手が回らない現実に苦しむ家庭は多くあるのだろう。
    家事代行業者の津麦はそんな家庭に戸惑うばかりだったが生活をしっかり見つめ何が助けになるのか考えて工夫し支えとなっていく。
    その過程で津麦自身も家事代行業者として、そして人としても成長していくお仕事小説となっている。



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    2024年09月15日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    家事は際限ないし、対価という対価もないから辛いですよね。向き不向きももちろんあるから、プロにお任せするのはアリだと思う。その分他のことに時間を使えるのであるし。
    けれども妻は出来ていたからとか、自分は出来なくて周りの人から言われるのが嫌とかやはり考えちゃってお願いできない気持ちもわかるので辛いところ。

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    2024年08月31日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

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    ネタバレ

    商社で働く夢を叶えた津麦だったが、新卒5年目にして過労で倒れてしまったことを機に、家事代行サービスの派遣として働き始める。
    その中の1軒、5人の子供とシングルファーザーの織野家での仕事を通して、家事に一心不乱だった母親を思い出しながら、織野家を支えられるような家事について考え始める。

    これ以上何を綺麗にするの?と思うほど家事にのめり込む母親や、服でできたクリームイエローの海ができるほど家のことが回っていない状態なのに、家事代行サービスを活用しない父親が私には理解できなかった。多分私にとって親に求めるハードルはまだまだ高いのだろう。

    二人とも織野氏が思っていたような「妻ならもっとできた」とい

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    2024年08月23日