宿屋ヒルベルトのレビュー一覧

  • 怪の帖 美喰礼賛

    購入済み

    怪異のフルコース

    怪談の本で食の話だとだいたい一つか二つぐらいしか出てこないので、この本は非常によかった。しかもフルコースになぞらえて、テーマ別に分けられてたのもポイントが高いです。

    #ダーク #怖い #ドロドロ

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    2025年04月01日
  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    新しい作家さんたちの実話怪談集。
    何度か読んだことのある人からはじめての人まで盛りだくさんでてんこ盛りで読み応え相当ありです!!
    ワタシのとくに気に入った作家さんは緒音百さん、千稀さん、高倉樹さんでした。
    緒音百さんのはどれもめちゃくちゃ好みだった。
    全部あげられないのですが、他の作家さんも異界のにおいがぷんぷんする作品が多くて大満足でした。
    『まぁだだよ』『じんこく』『ビー玉』『油まみれの紙人形』『ハシビロコウ』『牛蛙』『失敗』『養老渓谷の蛭』『幽霊ドッキリ』『安藤くんと松岡くん』『何を売っても食べたい美味しさ』『廃屋のお通夜』『三すくみ』『学祭公演』『わたしの母さん』
    とくに好きなのは『油

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    2024年04月24日
  • 怪の帖 美喰礼賛

    Posted by ブクログ

    食に関する怪談をまとめてあって、面白かった。
    こういうまとめ方好きです。
    夜馬裕さんの自宅怪談も同じような構成で、好きだったことをふと思い出す。
    なんというか。
    そんなに「うわ!もうあれ食べられないよ!」みたいにリアルな表現は無かったので、多分皆さん読んでも大丈夫だと思うけど。
    トマトは元から好きじゃないけど、もう食べたくないかも知れない。

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    2024年09月09日
  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    新人実話怪談作家を集めた1冊。
    とても新鮮で書き手のレベルも高く、恐ろしい幽霊の話から不可解で奇妙な話、ほっこりする不思議な話、そして忌まわしい人の話までとても楽しめる1冊。
    とても読みやすく、書き手の作家さんの個性を感じつつも違和感を感じない文章が読んでいて気持ちがいい。
    よくある創作臭さやスピリチュアル感が無く「人から聞いた不思議な話を又聞きしている」感覚が強くとても良い。
    特に「ハシビロコウ」のようなほっこりするおめでたい不思議な話が好きなのでとても嬉しい。
    「もんちゃん」や「河童」のノスタルジックで悲しい雰囲気も好き。
    「Pのクラス」のような「これは一体…?」となる不思議な感覚もとても

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    2024年09月07日
  • 獄盛怪談

    Posted by ブクログ

    前回の美食の本が面白くて、発売を知って直ぐに手に取りました。
    ただ、書式は前回のほうが好きだったというのが率直な意見。
    内容は盛り沢山な厭な話なんだけど。
    前作であの食に統一された組み立てを堪能したから、またあの感覚を味わいたかったので少し残念だった。
    一つ一つの話は胸やけする感じでお腹いっぱいです。

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    2025年06月05日
  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の話。
    食べていたものが何なのか。
    そのものの仮定を何にするかで、より怖い。
    そして、より切ない。

    聴力?聴覚?をメインに組まれているお話だと思うのですが、日々生活する上で聞こえてくる当たり前の音が当たり前なのか。
    そんな風に思いました。
    耳に良くないお話ばかりで、お腹いっぱいです。

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    2024年06月18日