梶本修身のレビュー一覧
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・「眠ることにこだわるのではなく、脳を休めることにこだわる」
・「feel good」の感覚を大切にする
・「陰」(しっかりとした・質の高い休息)≧「陽」(無理なく自分の内側から出てくる〜したいというエネルギー)
「陰」がしっかりとれて、「陽」が出来る
・1988年「慢性疲労症候群」という病気を病気として認定
睡眠においては「脳の疲労をどれだけ回復させたか」が大事。
睡眠日記をつけてみて、自分自身にとっての、よりよい脳の疲労の取れた時、取れなかった時の記録をつけるとよい。
起床する時間は出来るだけ同じ時間帯にした方がよい。
鶏肉は疲労がたまりにくい体をつくる(?) -
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人間、生きている限りついて回るものがある。その中でもしつこい油汚れのごとくどこまでもついてくるものの一つに疲労がある。著者は、疲れているのは身体ではなく脳だと述べている。今まで表も見なかったのでびっくりした。
「自律神経を酷使しているから疲れる」と述べているように、神経をほぐして癒さない限り、疲れは別世界に旅立つまでストーカーのごとく付きまとってくる。
よく乳酸が疲れをもたらすのは間違だったというのも意外だった。乳酸は、疲労を軽くする物質だとあり、研究の成果も時代によって変わるものだなと思った。クロが白になったり逆に白が黒になったり、まるでオセロゲームのようだ。
早食 -
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疲労とは筋肉など抹消組織で知覚されるものではなく、自律神経、則ち脳が疲れているのである、という梶本先生の本。
その主張には賛同するものの、後半で自分の病院の宣伝に移るところには違和感があった。なので、この病院に行ってみてからレビューを書いてみようと思った。
新橋駅前の雑居ビルにあるその病院は、真新しく小綺麗で、従業員が多い。だから診察の前に尿検査に血圧に自律神経テストと、いろいろ検査をしてくれる。問診に頼らないこのスタンスは、なかなかのもの。
そして投薬にも頼らないのがもう一つのスタンスだが、それ以外の治療法となるとCPAPしかない。結局、睡眠時無呼吸症の検査を予約して本日の診察は終了。
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「よく言われる疲労回復方法は間違いだらけ!本当に正しいやり方を教えるよ!」という書籍。
...なのだが、「温泉は交感神経を刺激するので疲労回復にはならない」など、素直には信じたくないことが書かれている。
様々な方法や習慣が紹介されているので、自分に合うものをピックアップするような使い方をすれば良いのかもしれない。
(とりあえず鶏むね肉は食べるようにしようかな)
参考文献は自分の著書のみ。
それらの著書では他の文献を参考にしているのかもしれないが、どこまで科学的に信頼できるのか不明瞭。
(一応学術的なバックグラウンドはあるようだが...) -
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脳を休める事で体の疲れが取れるとは知らなかった。改めて脳の大切さを感じる。
単調な作業は脳が嫌気をさすのでこまめな休憩、そして同じ作業を繰り返さないようにする事や肌にいいと言われているゴールデンタイムはあまり関係なく眠りについて3時間がターンオーバーで肌のサイクルに必要な時間。日光浴は危険で子どもらにも日焼け止めが必要で日焼け止めを塗ると日光浴しても遮られて意味がない。
説明を科学的根拠に基づき説明している。
けど、詳しく語れと言われても説明できないので自分だけの知識でしか教養は得られなかった。
びっくりしたのが運動は疲れを軽減してくれると思っていたが余計に疲れ眠れなくなるので疲れは酷使するな -
Posted by ブクログ
シリーズ三冊全て読んで、ようやく副交感神経に作用する「ゆらぎ」がどういうものなのかが、分かった気がする。反復して聞く、読むという事は大事だ。本作は仕事編という事で、会社生活に有益な情報が主に取り扱われる。
職場では、狭い空間で大勢の人々と接しながら仕事をし、移動でも、見知らぬ人と常に接触しなければいけない。満員電車やオフィスにおいては、常に交感神経が興奮し続けている。疲労の原因だ。一人になることが重要。また、目を閉じて視覚情報を遮断すれば、脳に入ってくる情報の90%は遮断できるので、脳の情報処理における負担が激減され、脳疲労から回復させる作用がある。立っているだけでも交感神経に負荷がかかるた -
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200ページ無いので、表現が柔らかいため専門的だがスラスラ読める。姿勢を長時間維持すると疲れるとか、お酒が睡眠に良くないとか、温泉は疲れるとか、この辺の話は常識の範疇というか実感として聞くまでも無いというのと、じゃあ疲労に強くなるには、森林浴でゆらぎを。あるいはワーキングメモリの強化という結論。ワーキングメモリは分かるが、ゆらぎとは…明解に記載がなく、科学的に良く分からなかった。
それでも、加齢から脳疲労が起こるプロセスは肌の日焼けに置き換えてみるとイメージしやすい、脳疲労が蓄積すると回復が難しくなり、酸化ストレスによって脳の老化を進めることになる、など疲労回復に最も効果的だと言うエビデンス