樋口進のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネット依存症を医療行為の対象とみて、その構造と治療法を解説する本。
薬物依存、ニコチン依存、アルコール依存、そしてネット依存。世の中に依存症はたくさんある。
ネットにばかり目くじらを立てなくても、なんて思うのだけど、ネット依存のあぶないところは、依存物を「買いに行く」ということをしなくても続けられてしまうこと。そして家族が事実に気が付きにくいこと。家にいながら一見コミュニケーションに見えることも可能であること。
そして治療法も、アル中やヤク中のようなきっぱりしたものではない。アル中は酒を断つ、という治療になるが、ネットを断つと仕事や実生活で困ることもあるから、だろう。
ああ、ネット依存でなくてよかった〜。特にやり玉にあがっているのはネトゲ。僕はやらないから、規制しちゃえばいいじゃん、なんて気軽に思うのだけど、禁酒法時代のアメリカがどんなだったか。そしてネットの規制なんて大概どうにかなっちゃうものだ。
何かを発明すれば、問題も同時に発明される。出口なし、なのか。
でも、依存症になる人とならない人がいる。こっちのメカニズム解明が先かなあ、なんて思う。