【感想・ネタバレ】ネット依存症のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年06月06日

私が以前、住んでいた場所の近くにネットカフェがありました。
外から中を見ることが出来るようになっていて、会社帰りに、店舗前を通ると、
夜中の11時、12時に関わらず、多くの若い人が夢中になって、キーボードを動かしていました。

彼らの表情は、なんといいますか、一点を集中して、声を掛けられる雰囲気では...続きを読むない感じがしました。

私は、SNS中毒、ネットゲーム中毒ではありませんが、仕事が終わったり、時間が空いたら、
ネットニュースをよく見ます。気づいたら、何時間も経過していて、
「何て、無駄な時間を使ったんだろう」と後悔することもしばしばあります。

ただ、ぼっっと眺めているだけで、「情報収集」と言うよりは、「考えたくないから、ネットニュースを見ている」
ような感じがして、怖くなりました。

この著作を手にしたのも、自分の今の状況が、「中毒になっているのか?」
知りたかったためです。

私は、ネットゲームをしたことがありません。なぜなら、中毒になりそうだからです。
やったことがないので、ゲームに関して、ああだ、こうだと言えませんが、
ネットゲームは、純粋にゲームを楽しむというより、
自分の承認欲求を満たしてもらいたいがために、「はまっていく」ように思います。

それもそのはず、オンラインゲームは、あの手、この手を使って、ユーザーを誘惑する。
その誘惑の方法が、一度、はまったら、抜け出せないようにさせる、
「心理的依存」をユーザーに働きかけているように思うからです。

私は31歳の、ややオッサンですが、その危険性はなんとなくわかります。
ましてや、今の中高生は、ネットネイティブなので、危険性を無視して、遊んでしまうのではないでしょうか?

恥ずかしいことですが、自分の兄は、モバゲーに三ヶ月で100万ぐらい使っていました。それで、家族がかなり危うい状況になったので、その危険性は、よく知っています。

この著作で紹介されているみたいに、韓国では、青少年は夜の12時~翌朝6時までオンラインゲームが使用できない仕組みがあるそうです。この政策を支持します。

SNSやネット、オンラインゲームは、自分を「簡単に慰められるもの」だと思います。
やっていれば、その時だけは、少しハッピーになります。
しかし、現実は、変わりません。益々、現実が過酷になるだけではないでしょうか?

それは、この著作にも書いていますが、カラダの不調として、はっきり現れるみたいです。
そんな危ないものなら、やらない方が、どれだけ、良いかわかりません。

もちろん、私は、それらのプラスの面(純粋な娯楽)も知っていますが、
マイナス面も、国、学校、民間団体が、もっと啓蒙するべきです。
利便性は高いですが、その代償も、高いということを、誰もが、自覚的になるべきだと思います。

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Posted by ブクログ 2017年02月17日

ネット依存については、これからかなり対応に苦慮する時代になるかと思う。治療に乗せること自体大変そうではある。

チェックリストあり、私自身も予備群の可能性あり。
家族の対応の仕方についてはとても参考になった。

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Posted by ブクログ 2013年12月16日

ネット依存症に関する読みやすい新書。

そもそも依存症とはなにか?という点からわかりやすく説明しており、ネット依存症に関する国内外での認知度・進展状況や実際の事例、そして治療に関することまで述べられている。

特に
・韓国はこのネット依存症に関して進んでおり、国を挙げた対策を行っている。
・未だ研究...続きを読むが進んでいない症例であり、日本においてネット依存症と断定するための診断基準が明確にされていない。
・実際の治療においては、他の依存症(薬物やタバコ、酒)とは異なり、いきなり断絶させてはならない。
等は非常に興味深い部分であった。

しかしあくまでも「浅く広く」な本であり、この本を読めばネット依存症を解消できるというわけではない。
逆に言ってしまえば「ネット依存症はそれほど慎重に治療しなくてはならない重大なものである」といえるのだが…。

本書において「9割の患者が親や伴侶に連れられて、ふてくされながら病院へやってくる。」というような事が述べられている。
また、依存症となってしまった子を持つ親が「うちだけなのではないか…」と思い、気後れし、治療へ踏み込めない事も多々あるようだ。
その点において、ネット依存症の患者以上に、患者を心配する方々へ特におすすめできる本であるといえる。

身近にネット依存症の疑いがある方がいるのであれば、本書はその方を治療へ導く道標となるだろう。

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Posted by ブクログ 2015年01月21日

医療現場からのリポートである。ネット依存とはネットの使いすぎで健康や暮らしに影響が出る状態。悪化すると食事を取らなくなり栄養失調になることもある。ただ、現在は病気とは定まっていないところに難しさがある。アルコールや薬物依存と異なり、成人の依存の場合、なかなか周囲が介入しづらいのもネック。他の精神疾患...続きを読むとの重複障害が多く認められ、一旦治ってもすぐに元に戻ってしまうのが依存症の特質。ネット依存の治療は基本的には利用時間の制限。生活習慣の改善が第一だ。誰もがネット依存の入口に立っている。忘れてはならない。

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Posted by ブクログ 2014年01月17日

依存症治療に携わる医師による,主にデジタルネイティブを子に持つ親のための本。ネットにもいろいろあるが,中でもオンラインゲームが深刻らしい。MMORPGの魅力というか,抜けられなさはそこまでなのか…。
処方箋としては,だんだんと時間を減らして,できた時間をリアルの活動に充てる。これに尽きるようだ。薬物...続きを読む治療は基本的にしないという。

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Posted by ブクログ 2013年12月24日

日頃ネットに大きく依存している私。最初のK-スケールの診断書はなんとか通過したが、最後のヤング博士のDQで危険域判定。日記にネット使用時間を書き留める必要があるようです。ネット使用時間は確かに永いけれど、寝不足になって翌日眠い思いをするのは、読書やドラマなんだけどなあ。あ、ドラマもPCで見ていました...続きを読む。まずいことになっている。

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Posted by ブクログ 2013年12月11日

これを読み終わってすぐにここに書き込む私は依存症か?
いやいや自己診断によると私は予備軍かな。

考え方させられるのは子供への与え方であるを。仕事柄ネットへの抵抗感のない私はむしろある程度できるようにならないとコレからの時代キツイと考えている。

ここで、このネットができるということの意味を間違えて...続きを読むはいけないと思った。
子供たちにとっては、今の環境、接し方が自然で空気のようなもの。水をたいせつにし、火を恐れるように、ネットとはなにかを自然に身に付けるよう導きたい。

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