一ノ瀬七喜のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
物語の作り込みがよい
よくある不幸ヒロイン愛され物と、考えずに読めるライト作品だと思ったが別物。
しっかりファンタジーらしい世界観の説明と土台が描かれており、それぞれのキャラクターが何を考えているのか、思惑を探る深さがある。単なるライトノベル愛され物のチープさは無い。
態度の悪い王子とのラブラブを期待するなら今作にはまったくそんな描写もない。
ひたすらにヒロインが前世にて殺され憎まれる理由を探り、番に選ばれたが故に受ける扱いと災難に見舞われながらも、良き友人たちの力を借りて回避している様が描かれている。
(お約束のヒロインが美少女設定であるが、そこはこう言った読み物の様式美だろう)
また、正直紹介文にある“第3王子の深い愛を知る〜”の文面がわからない。そんな描写が無いため、読者もヒロイン同様に第3王子に良い印象を抱けないし、むしろ冷たい人物像に恐怖した。その点はヒロインと読み手の持つ情報が同じ為、同化し読ませているので上手い手法だと思う。とても楽しめた。
ただ頻繁にヒロイン以外の主観で語られるので誰目線の話なのかたびたび分からなくなり、確認するので読みにくいところもある。
恐らく次巻にて第3王子の胸の内やヒロインへの思いが語られるのだろうが、本作ではどちらかというとヒロインに片思いする男爵のゼファニエルに好意がむく。噛ませ役で終わるのはおしい、彼にも良い結末を期待したい。
半日ほどで読み終えられたが、ヒロインの置かれた立場が丁寧に説明され感情移入でき物語に深さもありとても楽しめたので、購入して良かったと思えた。
反対に頭を使わずに、ただただ愛される様を楽しみたい読者には向かないだろう。 -
ネタバレ 購入済み
壮大なストーリー
映画みてる満足度です。私のここ最近のヒット作になりました。続きが待ち遠しいです!!描写も丁寧で目に浮かぶし、作中に登場する人物一人ひとりが魅力的です。人物が多くて、この人誰?となってしまうが、その度に何度も読みなおしてゆっくり読み込んでいくのがいいです。悲しくて苦しくて次のページをめくりたくないんだけど、読まずにはいられない。1作目では第3王子との絡みがあまり出てこないが、続刊ではどうなるか楽しみです。読んでて苦しくなる部分もあれば、クスッと笑ってしまうやりとりもあるし、ヒロインを見守るまわりの温かさも素敵です。とりあえずまだ何もわからない‥これから明らかになるのだろう。