斎堂琴湖のレビュー一覧
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駅のホームからバラバラ死体を線路に投げ、札束をばら撒いた後、自ら電車に飛び込んだ謎の男。
この男は誰で、バラバラ死体は誰なのか…。
この事件を埼玉県警捜査一課の刑事・氷室と浦和署の滝坂が捜査する。
男の足跡を追ううちに3年前の爆破予告事件が、奇妙に繋がっていることに気づき、そこには複雑に絡み合う人が次々と発覚していく。
少しずつ、少しずつ、ピースがかちりと埋まっていく度に唸りたくなる気持ちが湧き上がる。
真相が明らかになるにつれ、恨む気持ちもわかるのだが、自分の命を投げ打ってでもやり遂げる周到な計画に執念や怖気を感じた。
氷室の警察官になった経緯や母親への恐怖も気になった。
滝坂が上手 -
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ネタバレびっくりした。一つの作品で3回もびっくりしたのは初めてかもしれない。読み終わった後に自分がびっくりした回数を数えるとは思わんかった。それだけ衝撃的な真実。それとも相変わらず私の察しが悪いだけなのか。この謎は生涯解き明かされることはないでしょう。私の名誉のために。
この作家さんの作品は2作目の『桜葬』を先に読んでいてそのときも感じたんだけど、悲しみを背景にしたストーリー展開がすごく上手いなぁと個人的に思っています。読んでいて居た堪れなくなってくる。許されない行為なのは間違いないんだけど、殺人を犯してしまった気持ちが理解できてしまう。
そうせざるを得ないほど精神的に追い込まれてしまった人たち、彼 -
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斎堂琴湖『燃える氷華』光文社文庫。
第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作の警察ミステリー小説。
前半はイマイチ盛り上がりに欠ける、ありふれたストーリーだと思っていたら、後半からの驚愕のストーリー展開と予想外の真犯人、感涙の結末に圧倒された。
最後にはプロローグの意味も判り、少し出来過ぎではあると思うが、本編からタイトルに至るまで見事に伏線を全て回収出来ていることに気付いた。
これは絶対に読んでみるべき作品、読まねば、一生後悔するというレベルの作品である。
17年前に小学生の息子を亡くし、それが切っ掛けで、夫の隼人と別居しながら大宮署で刑事を続ける蝶野未希はある日、非番で訪れた -
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男は駅のホームからバラバラ死体を線路に投げ、札束をばら撒き、自ら電車に飛び込んだ。
男の足跡を追う氷室刑事は、バラバラ殺人事件と3年前に起きた爆破予告事件に奇妙な繋がりがあることに気づく…。
煽り文通りのノンストップ・ミステリでした。
猟奇的な事件にかなりの衝撃を受けるものの、地道な捜査で着実に真相に近づいていく王道の警察小説です。
加害者、被害者の人脈を辿っていき登場する人物はそこも繋がっていたの?!と思うほど、関係が明らかになるにつれ散りばめられていた伏線の多さに驚きました。
生きていく上で感じる"理不尽"にどのように対峙するのか…選んだ道が警察官か犯罪者なのかは極論 -
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ネタバレあらすじが気になり読んでみた。
バラバラ死体を線路に遺棄して、犯人は自殺。調べていくと犯人を知っている人はとてもそんな人には思えないと言う。
なぜそんなことをしたのかという謎で先が気になりどんどん読んでしまう。
電車乗り過ごしかけた。
いやー、もうね。並木理伽が嫌い過ぎる。
犯罪はダメ、絶対。復讐物もあまりハマらないことの多い私も、ざまぁと思って、東郷さん完璧な復讐だよと称賛してしまった。
思い込みが強いタイプで被害妄想がすごくて救いようがないとしか思えない。
大友は論外。逆恨みもいいところ。
晴海が後悔していたことをきちんと警察に話せたことは希望があった。きっとあの子は他の人達とは違って犯 -
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2020年と2023年と事件の時系列が前後する。さらに、さいたま市役所爆破予告事件、浦和界隈駅爆破予告事件、カフェの火災、武蔵浦和駅バラバラ死体遺棄事件と立て続けに起こる事件。
出だしから情報量が多くてなかなか読み進められなかったが、登場人物も把握し、文体にも慣れてくる中盤からは事件の真相に惹きつけられ、先を急ぐように読んだ。
事件の幹の部分は想像のとおりだったけれど、枝葉の部分の情報が多過ぎて、特に大友が起こした二つの事件、ここまで広げる必要があったのかなという思いも。
東郷の思いと、大友の思い、二つを描いたことで焦点がぼやけたような気も。ここは東郷に絞って、深める方が良かったような。