斎堂琴湖のレビュー一覧

  • 桜葬

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    プロローグのインパクトが強烈で、すぐに物語に引き込まれた。登場人物と場面転換が多く、少し戸惑ったものの、中盤以降は怒涛の展開で、そのまま一気読み。舞台となるさいたま周辺の駅に詳しくないため、事件現場の位置関係が少しつかみにくいところもあった。読後に著者がXに公開している『桜葬』の路線図を知り、文庫版が出るならぜひ収録してほしいと思った。とても楽しめたので、次の作品も読んでみたい。

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    2026年02月10日
  • 桜葬

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    ネタバレ

    桜。コロナ禍とコロナ後。東郷。氷室。母親。バラバラ殺人。電車。爆破予告。卒業式中止。宝くじ。
    世の中は理不尽。聞き込みからの聞き込み。元に戻って真相が見えてくる。

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    2026年04月11日
  • 桜葬

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    ネタバレ

    SNSで見かけた煽り文と、装丁の美しさに惹かれて購入。
    プロローグはインパクトがあり、どうしてこんな事件が起きたのか気になって、読書欲を掻き立てられた。
    が、だんだん名前を覚えづらい登場人物が増え、事件の真相とは無関係な登場人物同士の人間関係が若干ノイズに感じられてしまった。
    誰もが人生に何かしらの理不尽を抱えており、その理不尽に対して「正しい」立ち向かい方を見つけられる人間もいれば、そうではない人間もいる。おそらくそういうことを伝えたい物語なのだと思う。
    私の評価は☆3だが、好きな人は絶対に好きな一冊に違いないので、自分で読んで確かめてほしい。

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    2026年03月16日
  • 桜葬

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    職場の人に面白いよ、と貸してもらった本。
    舞台がまさに職場の最寄り駅、知っている場所で凄惨な事件が起きる。
    電車の乗り降りに使う駅だけに臨場感たっぷりだ。
    人生の何処かで躓いてしまった人達が、ちょっとしたきっかけで人生を狂わせてしまう。
    こんなことでそこまでする?と思うけど、本人はちょっとだけ、という気持ちなのかもしれない。
    みんな少しずつ間違いをしながら生きているのかもしれない、それに気が付かないままに生きているのかもしれない。
    自分ばかり割の合わない人生を生きている、悪いのは自分じゃない、そんなふうに思う人は多いかも。
    冒頭の展開からはいったいどんなことが隠されているのだろう、と思ったけど

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    2026年03月11日
  • 桜葬

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    ネタバレ

    バラバラ死体を路線に放り投げ、火を放ち、札束をばら撒いた後、駅のホームで投身自殺した男は満ち足りた顔で死んでいた…

    動機一本に絞った内容で、あらすじ通りの実に不可解ともいえる犯人の行動が、3年前に起きた爆破予告事件を中心に徐々に明らかになっていく。
    渦中の人間たちはいずれも大小様々な理不尽を抱えており、その理不尽を互いに押しつけ合って起こった悲劇だった。氷室だけは理不尽に向き合い、自分なりに答えを出して警察になった。例え利己的な目的であってもいいと思う。だが、この事件のように、この世にはどうしようもない理不尽もある。

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    2026年03月08日
  • 桜葬

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    ネタバレ

    なんだろ。この作品を読み終わった時に、「え。これってどんな風に解釈すればいいんだろ?」って悩んで、最終的に思ったのが「踏みとどまれなかった人達」の話なのかなと思う。主人公の氷室を含めて、事件に関係する人達全員が踏みとどまれなくて、何かしらの過ちを犯している。でもその「過ち」は理不尽なものがあって、踏みとどまれなかった事にも「そりゃあそうなるよね……」って思う部分もあるけど。だからこの話は誰に肩入れするかで見方が変わるとおもうんですよね……。

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    2026年02月25日
  • 桜葬

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    『燃える氷華』で第27回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した斎堂琴湖さんの二作目は、切なさと怒りが渦巻く壮大な復讐劇。

    杖をついた男が駅のホームから切断死体を線路に投げつけた直後、自ら電車に飛びこんだ。
    その遺体の表情はまるで微笑んでいるかのよう。

    プロローグからグッと惹きつけられる。

    一体この男に何が起きたのか?
    三年前の爆破予告事件との関連性は?

    登場人物と場面転換が多く、散らばったピースを繋ぐ事に苦戦したが中盤から加速度的に面白くなっていった。

    誰かの悪意が善人の人生を変えてしまう。

    想像力の欠如こそが最大の悪。

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    2026年02月06日