スチュアート・リッチーのレビュー一覧
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科学における不正・怠慢・バイアス・誇張が生じるしくみ
<目次>
◎第1部「あるべき」と「ある」
第1章 科学の仕組み
科学研究活動の基本の流れ/真の科学が備える価値観
第2章 再現性の危機
再現性が失われた原因/医学における大きすぎる代償
◎第2部 欠陥と瑕疵
・第3章 詐欺
科学の歴史上まれに見...続きを読むPosted by ブクログ -
心理学者の著者が、心理学・経済学・社会科学から医学・生命科学まで様々な分野における再現性の危機の原因や対策を取り上げる。既存の出版文化をいかに変えるべきか、その中でデジタル技術をどう活用していくかの議論に焦点が収束していく。Posted by ブクログ
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科学に対する信頼が大きかっただけに、科学の抱える構造的なもろさにとても驚いた。こころのざわつきとどう向き合っていけばいいか。Posted by ブクログ
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大学生のとき卒論を考えるにあったって薄々感じてことが、本書のp値ハックにあたるものであった。
科学屋ではない自分の立場からすると、本書の主張をそのまま受け取るならば、巷に溢れている研究たちは、話半分に受け取るのが良いと思う。自分の中の主義主張をしっかりとメタ認知し、大事にしたいことを揺らしすぎないよ...続きを読むPosted by ブクログ -
感想
再現性の罠。有名な実験は再現できない。でも超能力なんてトンデモは簡単に再現できる。システム化された科学界。そこには綻びが存在する。Posted by ブクログ -
「スタンフォード監獄実験はイカサマだった!」というややセンセーショナルなカバーが印象ですが、論文掲載誌のインパクトファクターと論文の被引用回数ばかりを気にする今日の科学界に疑問を投げかけ、研究者たちが自らシステムを改革することを訴える真面目な本です。
いつの時代にも世間の話題になる研究がたくさんあ...続きを読むPosted by ブクログ -
話題になっていたので読んでみたけど、知っている内容が多かったかも。この手の本を読んだことない人にはおすすめ。
研究の世界は性善説がほとんどだけど、それが出世欲や金銭欲と結びつくとろくなことにならない。
分厚いけれど、引用が多いのでさくさく読めます。Posted by ブクログ -
科学論文も科学者の地位や名誉や利益などの思惑から正確でないということはわかったが、この本でその先に進むのかというと目次を見る限り何もなさそうな気がして、読むのを停止中。Posted by ブクログ