ボニー・ガルマスのレビュー一覧

  • 化学の授業をはじめます。

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    背景は1960年前後の科学研究所。女性はどれほど才能があっても科学者として認められなかった時代。主人公は母と同年代であり、母の苦労話に通じる部分もあり、現代にも根強く残っている問題がある。理不尽な理由により研究所をクビになった主人公は、行きがかり上「料理は科学だ」という信念のもと、夕方の料理番組の講師になる。荒唐無稽な設定だけれど、読んでいくとそうならざるを得ない状況に追い込まれていく主人公に共感させられる。テレビ番組の常識を無視し、料理を化学で説明しながら、女性たちに変化をとく主人公に喝采を送りたくなる。主人公以外にも癖の強い人物がたくさん登場するのも面白い。おすすめです。

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    2025年03月13日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ネタバレ

    どのキャラクターも自分のせいだと思って、罪悪感を抱き、自分を許せずにいる。
    過ぎた事、変えられないことを受容する許可、勇気?平和?を自分に与える。
    永遠に自分を苦しめなくていい。
    亡くなってしまった愛する人が望む生き方、自分の幸せになる生き方をする。
    今ここを生きる。

    自殺とは、絶望後、ゲームオーバー。
    ではなく、リセットする。
    本トゥモローアンドトゥモローアンドトゥモローみたい。

    普通って何?
    多数の人が思っている事であり、真実では無い。
    事実を理解する事により、自分で真実を知り、考えることができるようになる。
    自分の本当の望みを知る事ができ、
    自分の中の勇気で現状を変える事ができる。

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    2024年08月15日
  • 化学の授業をはじめます。

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    痛快。前に進む勇気をもらえますね。エリザベスの周りの人物たちも愛おしく、生い立ちもしっかり描き込まれていて本当に惹き込まれました。素晴らしかった!

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    2025年12月29日
  • 化学の授業をはじめます。

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    空気を読まないエリザベスがカッコいい。
    不遇な環境にも負けず、我が道をゆく彼女を一も二もなく応援せざるおえない。
    1人で戦っているようで、なんだかんだで彼女自体は自らのスタンスを全く変えていないのに周りに味方を増やしていく(なんと言っても大きなのは視聴者!)過程が本当に拍手

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    2025年12月28日
  • 化学の授業をはじめます。

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    1960年代の話であるはずなのに、現代でも同じような悲運に見舞われている人がいるのではないかと思うほど、リアリティにあふれている。敵役の内面描写はぬるま湯に浸かっていたら気付けないであろう差別主義者たちの悪意が心をザワつかせて、エンディングまで早く読み進みたい気持ちにさせられた。私たちの日常でのモヤモヤは科学が解決してくれるというメッセージが納得できるオススメの一冊。

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    2025年06月21日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ユニークな題名で 最初は本当に「化学の授業」の話かと。いやいや この本は小説なんだからと途中から気持ちを切り替えて。

    1960年代のアメリカ。
    才能ある女性が保守的な科学界で、パワハラあり、セクハラあり、一人苦闘する物語。おまけに未婚のシングルマザーに。

    しかし彼女は毅然と自分の意志をかっこよく貫き、たまたまTVの料理番組で 化学を駆使して成功する。

    最後に 皆んなの前で声を張り上げる。
    “自分を疑いはじめたら 怖くなったら 勇気が変化の根っこになります。自分に何が出来るか出来ないか、他人に決めさせない。性別や人種や貧富や宗教など、役に立たない区分で分類されるのを許さない。自分の才能を眠

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    2025年05月02日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ネタバレ

    エリザベス・ゾットは生命起源論の研究を志す女性。しかし、彼女の生きている社会は1960年代のアメリカ。そこはまだ女性の研究者が認められていない時代だった。
    彼女はUCLAを卒業し、大学院に行ったが、そこで指導教授から性的虐待を受けたために学位を取れないままにヘイスティングス研究所で職を見つけた。
    しかし、そこも男性上位。エリザベスはまるで雑用係だが、優秀なので、同僚の男性研究者の手助けをするものの、彼女の功績が認められることはなかった。
    しかし彼女はそこでやはり研究とボート一筋で、女性を差別しない研究者キャルビンと出会う。
    キャルビンはノーベル賞も期待されるほどの新進の研究者。彼の支援を受ける

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    2025年03月02日
  • 化学の授業をはじめます。

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    なかなかに長編!
    頑張って読み切りましたー!
    女性蔑視で何度も打ちのめされる
    ハラスメントだらけ
    レイプ寸前
    学位地位の剥奪
    やりたい放題で酷すぎるのに
    日本書ではないからか
    リアルでグッタリするようなものではない
    だから軽視ではなく
    読んだとこから頑張れ!って応援したくなる
    主人公のキャラ設定もあるけど
    終始なぎ倒されるしりから応援してしまう
    自分も強く頑張ろう!って勇気もらえる!

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    2026年01月07日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ネタバレ

    設定はだいぶ昔ではあるけど
    終盤のストーリーはどうだろうと言ったとこだけど、
    後半はテンポ良く読めた
    孤児院はなんでそんなウソをつくのか分からない
    ストーリー上必要ではあるのだけど
    バラバラなものがつながっていくのが気持ちいい

    エリザベスの外見がよく分からなかったが、
    近頃は美人と書くことが難しいのね
    他の人も外見描写が少ない

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    2025年07月17日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ブク友さんのレビューを読んで興味を持った1冊なんですが、アメリカ人の文章表現が馴染めなくて皮肉めいた言い回しにもどこが面白いのか悩んでしまい読むのに時間かかってしまいました。感情表現も雑なんですよね。知りあって数行目では恋に堕ちてたり、次のページでは同棲してたりと展開が早くって客観的に過ぎてゆく感じなんです。
    結果が初めにきてあとはその説明がちんたらと続くわけで瞼を重くしていきました。
    60年代女性の社会進出がまだまだ大変だった時代、女好きな上司からはセクハラ、パワハラが常識で出世すれば枕営業だと陰口言われたりと、正当に評価されないのがデフォだったり。女は家庭を守る事が幸せな事だと誰もがマイン

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    2025年03月29日
  • 化学の授業をはじめます。

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    邦題は訳者さんのお仕事なのだと思うのですが…原題からこれがよくぞ出てきてくれましたと…実際、興味を惹かれたので。強い女性の話は好きですが、つらい目に遭うのは読んでいても苦しいです。性暴力許せません。料理番組をやるのは本の後半ですが、エリザベスが支持されていくのは読んでいても嬉しいです。ラストもエリザベスとマデリンのこれからを信じたくなる展開でした。

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    2025年03月20日