深井せつ子のレビュー一覧
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画風が好みなのはもちろん、〇〇地方によく見られる建築様式の〜という説明があり、建物だけでなく家具や小物類も紹介されており、大変満足した。最初は間取り図を期待したが、詳しく言及されている訳ではないものも多いので難しいよな、と納得。もっと他の作品も見てみたいので、続編出してほしいな。児童文学と言わず、せめて古典や名作と言われる作品には、イメージ図や写真が添付されていると嬉しい。『バスカヴィル家の犬』を読んだとき、うまくイメージできず苦労したので。
『若草物語』の家はもっと小さい家を想像していた。欲を言えばホグワーツのディテール(大広間、校長室、地下牢教室、女子トイレ、各寮へつながる道…etc) -
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『家をまもる』と同様に、世界の家、特に窓に着目した本だが、こちらは深井せつ子さんによる素敵な絵が目を引く。
窓の概念もなぜかふしぎなもので、「窓を開ける演技をしてください」と言われたらつい両手で外側に向かって押し開けるようなアクションをしてしまう気がするのだが、実際にそんな窓を開けたことはない。「フランス窓」というものに憧れたことがあるが、リアルな生活感覚で考えると、強い風が吹いたら、バタン!バリン!なんて危なくないのかな、と思う。「観音開き」というとまた雰囲気が違う。
世界の窓がいろいろ、という話はもちろんだが、日本語のまどは「間」と「戸」が組み合わさった言葉だろう、ウインドウは「風」 -
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27の児童文学作品を中心に、登場する家や住まいを案内。
・異世界の扉が開く場所・・・ライオンと魔女など、5作品。
・北欧の空気を感じる住まい・・・やかまし村の春夏秋冬など、6作品。
・異国の暮らしに触れる・・・飛ぶ教室、ハイジなど、7作品。
・昔話と寓話の家・・・雪の女王、マッチ売りの少女など、5作品。
・名探偵たちの晴れ舞台・・・オリエント急行の殺人など、4作品。
コラム、本書で取り上げた作品の一覧有り。
児童文学の舞台でもある、家や住まいを焦点にした、27話。
舞台となる建物の平面図や側面図、間取り、家具や設え等を、
夢心地な柔らかい、優しいイラストで、想像を交えて
描いています。その作品 -
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1.感想
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かつて物流会社で働いていた際、製油所や製鉄所のような普段の生活では目にしない場所を訪れる機会があったことを思い出しました。
風車や水車も同じように、生活の中では意識することがほとんどないです。しかし、自分たちが気づかないところで、こうした装置が活用されているからこそ、日々の暮らしが成り立っているのだとあらためて感じました。
現代は多くのことが便利になり、生活はとても楽になった。その背景に、自然の力と人の工夫があることを改めて考えるきっかけになった。これからは自然との融合という視点も大切にしていきたいと思います。
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ヨーロッパと日本の建築、窓の開き方の違い。子どもたちが好きなテレビ番組「デザインあneo」でもやっていたなぁ、と思いながらパラパラ見た。本号は絵本の延長のような感じで、子どもでも読みやすそう。
日本のまどは「間戸」、柱と柱の間の空間にある戸でもある、ということ。
巻末の作者のことばに書かれていた、「窓」の漢字の成り立ちのことや、二重窓の隙間に好きなものを置いて町を楽しませること。
はぁー、なるほどなぁ。
よくある間取りの賃貸マンション暮らしの中で、窓を意識したことってあんまりなかった。季節を感じられる窓があったら素敵だなぁ。
とりあえず、子どもが保育園で作って持って帰ってきたサンキャッチ -
Posted by ブクログ
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テーマは窓です。
イラスト多めなので、絵本のような感じです。
いろいろな窓が紹介されるというものではなく、ヨーロッパと日本を比較して、少しだけ昔の窓や、各国の窓について紹介されています。
ヨーロッパでは窓は内開きが多いです。
これは、争いが多かったために、「ドアを押して開かないようにする」「物を置いてどあが開かないようにする」ということではないか…とのこと。
がっしりした格子をつけた窓も多く、家を守る意識が強かったのかもしれません。
日本は、窓ではなく、障子やふすまでした。開放的な家が多くありました。これは、日本では梅雨があり、