あらすじ
子どもの頃に読んだ物語の主人公は、どんな家に住んでいたのでしょう?
たんすの奥に広がる異世界、北欧の明るくかわいらしい子ども部屋、ひっそりと小人たちが借り暮らしをしている床下。
名作児童文学の中の住まいとくらしを、絵本作家が自由に想像を広げて描き出した一冊。
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Posted by ブクログ
画風が好みなのはもちろん、〇〇地方によく見られる建築様式の〜という説明があり、建物だけでなく家具や小物類も紹介されており、大変満足した。最初は間取り図を期待したが、詳しく言及されている訳ではないものも多いので難しいよな、と納得。もっと他の作品も見てみたいので、続編出してほしいな。児童文学と言わず、せめて古典や名作と言われる作品には、イメージ図や写真が添付されていると嬉しい。『バスカヴィル家の犬』を読んだとき、うまくイメージできず苦労したので。
『若草物語』の家はもっと小さい家を想像していた。欲を言えばホグワーツのディテール(大広間、校長室、地下牢教室、女子トイレ、各寮へつながる道…etc)を描いてほしかった。
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温かみのあるイラストが本当に素敵。児童文学に登場する家にスポットを当てて紹介。間取りが手に取るようにわかり、児童文学を改めて手に取りたいなと思わせてくれる本だ。
探偵ものが入っているのが意外だった。とても広い部屋で依頼を受けていたのだな、と空間がわかると物語に奥行きが生まれそうな気がする。実際に文学を読みながら、この本を片手に建物を想像すると面白いかもしれない。
Posted by ブクログ
子供の頃に夢中になった本ばかり。
当時、木製の椅子やかわいらしい衣装箱、
なかでも、屋根裏の部屋でベッドに寝るという
お話にどれだげ憧れたことか!
思い出しただけでも幸せな気持ちになれました。
Posted by ブクログ
児童文学以外もありますが、27の作品に登場する住まいや家具を中心に簡単なあらすじが書いてあり、未読の作品にも興味がわいてきます。
絵のタッチがとても優しくて温かいです。
Posted by ブクログ
27の児童文学作品を中心に、登場する家や住まいを案内。
・異世界の扉が開く場所・・・ライオンと魔女など、5作品。
・北欧の空気を感じる住まい・・・やかまし村の春夏秋冬など、6作品。
・異国の暮らしに触れる・・・飛ぶ教室、ハイジなど、7作品。
・昔話と寓話の家・・・雪の女王、マッチ売りの少女など、5作品。
・名探偵たちの晴れ舞台・・・オリエント急行の殺人など、4作品。
コラム、本書で取り上げた作品の一覧有り。
児童文学の舞台でもある、家や住まいを焦点にした、27話。
舞台となる建物の平面図や側面図、間取り、家具や設え等を、
夢心地な柔らかい、優しいイラストで、想像を交えて
描いています。その作品の年代や地域に近しいと思われます。
但し、好きな、多く旅した北欧やイギリスの作品が多く、
リンドグレーンやクリスティーは複数取り上げていますし、
家や住まいは無しでエッセイ的なあらすじ中心の話も・・・。
それでも、作品を味わううえでの、想像力の補填になる、
家や住まいを知る楽しさと出会えたのは、良かったです。
Posted by ブクログ
『児童文学の~』と銘打ってるので、出てくる出てくる、あの頃読んだ思い出たっぷりの本たち!
そして、ホームズも、ポアロも!
家、間取りのイラストありで。楽しい時間を思い出したり、また読んでみたくなったり!
⭐が4つなのは、もっと児童文学幅広く奥深く探って欲しかったのと、造りが割と雑(?)だったので。期待しすぎていたのでしょうね。
Posted by ブクログ
物語の舞台となる家やそこでの暮らしを切り口として、27の作品を紹介している本。取り上げている作品は主に児童文学だが、最後にホームズやクリスティの作品もあるのがミステリ好きには嬉しい。
イラストはほっこりした絵で、間取りはわりと大雑把な感じ。北欧やイギリスの作品が多く、他の国ももう少し入れてほしかった。
それにしても子供の頃に読んだ作品が多いが、ストーリーを忘れているものが多くてショック。
Posted by ブクログ
子供の頃に読んだ本から、憧れの部屋や雰囲気が、いつの間にか出来上がってたと思う。
それを久々に思い出す本。
家や室内、間取りの挿絵が色鉛筆だったり、水彩だったり、パステルのような…柔らかさでえり、ぼかし加減。
いくつか、下絵のような、何描いてるのかよくわからないのもあって、残念すぎるのもある。
知らない本もあるけど、住まいの絵と、簡単な紹介文から、読んでみようかという気分にもなる。