石井仁蔵のレビュー一覧

  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを中心に様々な人の出会いや別れが描かれている。
    主要な登場人物の人生はチェスとともにある。
    正直読むまでチェスの存在は知っていても、将棋と同じようなゲームだと思っていた。
    でも、
    一つ一つのルールや作中で展開される対局の盤面までイメージはできなかったけど、その臨場感がビシバシ伝わってきた。
    感情がダイレクトに伝わってきて心が震えた。
    フィクションでありながら、登場人物一人一人の人生に幸多きことを願わずにはいられない、そん感傷に浸りました。

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    2026年08月15日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを題材にした群像劇小説。
    なかでも印象に残ったのは、病院ではまだ幼かった子どもたちが、次に登場したときには高校生へと成長していたこと。病気と闘いながら苦しんでいた彼らが、それぞれの道を歩み、大きく成長した姿に感動した

    また、登場人物それぞれの視点から物語が描かれているため、一人ひとりの思いや成長を楽しみながら読むことができた。
    夢中になれるものに出会い、それに全力で打ち込めることは、とても幸せで恵まれたことなのだと改めて感じた。

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    2026年08月06日
  • 北京沸騰 天安門秘聞

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    たまたまなのか、合わせて発刊されたのか、ちょうど天安門事件37年目の日から読みはじめた。

    果たして中国本国であれば本書は発刊できるのだろうか。

    天安門事件と言えば必ずと言っていいほど出てくるあの映像。
    民をねじ伏せる力の象徴的な戦車と、それに対峙する一人の勇敢な男。
    あの象徴的な場面が何処かで描かれるのか、そこに立つ人物は勇強なのかどうなのか、そう思いながら読み進めた。

    …そしてついに。
    そう書くか。胸熱じゃないか。

    経済の発展と統制と。
    矛盾を抱えたまま37年間。

    一言で良し悪しを語れない中国の姿を、
    それぞれの登場人物を通して感じることができる良作だった。

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    2026年06月08日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスのルールは全く分からず、試合のところは想像もできなかったけど、登場人物の心情はわかりやすくて面白かった。全員がどこらしらで繋がっていて、それが読んでて楽しかった。

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    2026年06月05日
  • 北京沸騰 天安門秘聞

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    凄まじい。
    1989年天安門事件の実態を描く。実名で登場する有名かつ中枢の政治家たちと、北京大学学生とその関連の若い労働者、さらにその元同級の若い役人たち。3つのドラマが同時進行し、どれも読ませる。ただなんといっても実在政治家たちの存在感と行動がすごい。趙紫陽にはあの国を統べるのは無理だったのか。李鵬の悪役ぶりも面白いが、史実は恐ろしい。そしてなんといっても鄧小平。訛りを入れた発言が効果を倍増。凄みが増している。
    それにしてみ中国は40年前から日本をバカにしていた。さもありなん。原爆の例は全くその通りなので悲しい。
    後半はもう一気読み。ただ最後の最後の真相話は作者のオリジナルで無理やり入れたのだろうがちょっとどうか。不自然すぎないか

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    2026年05月09日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    4人の主人公がチェスと出会って人生を変えていくドラマを描いた連作短編集(?)
    頭脳スポーツと称されオリンピック競技にもなるかもと言われるチェスに文字通り命がけで挑む感動の物語!

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    2026年05月04日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    命を、生きる意味をかけてチェスを指す人々。みんな頑張っててそれでいい作品だった。感動した。
    今のところの今月イチ作品かな。

    透は小学生だが、全身型特発性神経不全症という病気で入院中。突然身体の一部が動かなくなる病気で、入院したらいつまでなのかわからない。そんな日々に同室の輝がチェスを教えてくれた。
    まずは定石を覚えて、タクティクス問題を解くといいらしい。チェス熱は子供達の間で広がった。みんな病気と闘いながら、切磋琢磨していく。輝は手術して退院した。透は前向きに頑張っている。中学生になった。輝は交通事故で亡くなった。

    樽山は進学校の開化高校2年生。白血病で入院していた瑠偉とチェス部に入っている。チェスのプロになりたい。今は日本の上位5人に入るキャンディデイトマスターだ。合コンで知り合った白井さんにチェスを教える。
    大会に出る。同い年の望木透もキャンディデイトマスターになっている。最近透に勝てていない。3日目の4回戦に樽山は透と当たった。勝てると思ったのに負けた。プロを目指すことを諦めるが、白井さんに怒られる。下級生の指導にあたったり頑張る。

    盲目の冴理を大学入学させる気はないと親に言われる。冴理は親にピアノを強制されていたが、その圧がひどくて逃げた。妹がピアノを弾くようになり、家に居場所がなくなる。チェスにのめり込んだ。

    信生は樽山を襲ったワルだ。母が父を刺し殺し、自分も少年院に入っていた。チェスを始めて樽山も追い越してグランドマスターになった。だが生きていくのには苦労している。競馬で当てて、アメリカに。

    チェスワングランプリの日がやってきた。優勝賞金1億円。出場資格は日本のチェス国籍を持つ人。透、瑠偉、樽山夫妻、信生、冴理。3000人から絞り込まれて32人進出している。大会は進んでいく。

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    2026年03月13日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    もっと売れていいのになと思った。万人受けするテーマで短編構成なので読みやすい。かがみの弧城が好きな人はおすすめです。装丁もカッコよくて私はジャケ買いしました。ボードゲームが好きなのでより一層感情移入してしまったところもある。

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    2026年03月01日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    圧倒的星5!チェスに人生を賭けている4人の物語。
    チェスは頭も使うけどそれ以上に体力と経験と想いが必要なスポーツなんだなと思わせられる。
    それぞれの人生とチェスにかける情熱、噛み締めながらゆっくり読み進めた。
    綺麗事だけじゃない、本気だから見える感情が読み取れてすごく心が揺さぶられる本だった。
    間違いなく今年のベスト本に入る。

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    2026年02月15日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    赤字に金の箔押しが美しい表紙に惹かれて購入。
    表紙に描かれている少年2人、チェスのお話、裏表紙のあらすじ、うん、爽やかな青春のお話かなと想像して読み始めるも、どんどん惹き込まれる。なんだこの物語は。めちゃくちゃ熱い物語じゃないか。
    キャラクター各々のエピソードも素敵だし、それぞれのチェスへの想いを知った上でのチェスワン・グランプリ以降のお話は涙なしには読めなかった。
    チェスに懸ける若者の熱い想いが詰まったとても素敵な物語でした。

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    2026年01月12日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    夢(チェス)がいかに人生に彩りを与えてくれるか、
    登場する人物たちそれぞれの夢との向き合い、そこから彼らは何を得たのか。
    夢とは、生きる希望とは、生きる原動力とはなにかを深く考えさせられ、夢をみつけたくなる一冊。

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    2025年12月27日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    2025/9/30
    チェスの話。チェスわからない。
    ヒール役の釣崎。憎たらしくてさ。
    この世界のモブたちと同じように嫌ってた。
    でも決勝前にマフィアの連れとしゃべってるときにもう終わりにしてほしいなぁみたいなこと思ってる場面で猛烈に怒りがわいてきて。
    釣崎を搾取してきた諸々に。
    不条理な世の中であることに。
    ひっくり返してこいつを救えよ!マフィアとか潰れてしまえ!小説なんだから!!!とは思っていた。
    でも思ってもいないひっくり返し方されてたまげた。
    読者の私でさえ透の死は確定事項として受け入れていた。
    神様が超強いフィクションの世界だけどそこは納得させられてた。
    だから自然と透が釣崎を倒すことを祈っていた。
    そこを返すか!釣崎という強烈な駒を使って!
    すごい!
    たぶんこれがチェスなんだろう。
    私、どんでん返しの名作にはこれを挙げることにする。

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    2025年10月01日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    面白い!
    本屋さんで煌びやかな表紙に惹かれて購入。チェスは国境を越える。
    小児病棟でチェスをきっかけに出会い切磋琢磨した仲間。チェスに生きる楽しみを見出した盲目の少女。アウトローながらチェスだけに人生を賭ける男性。チェスに熱量を注ぐ人たちの出会いと別れを描く。

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    2025年09月22日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを愛しチェスに出会うことで人生が変わった4人の主人公が交差する物語。
    この私という一人称は誰の言葉だろう。
    そんな不自由さも読み進めることで不思議とその人の声になって頭と心に響く。
    5章はずっとハラハラドキドキ。
    最終6章はずっとにこやかに清々しく読めました。
    いい本に出会えたことに感謝です。

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    2025年09月05日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    「チェスと命と、どっちが大事かわからないの?」終盤のこの質問に対する答えがこのお話の全てだと思う。この人物が出てくる意味ある?とかこのシーン、このセリフ必要?みたいに思うところがあったが、読後、全てが必要だったことがわかる。楽しかった。

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    2025年08月31日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに魅了され、チェスに人生をかける登場人物達の物語。

    チェスの知識はまったくないけど、登場人物達の心情の描写がとても丁寧で、気付いたら感情移入するようにのめり込んで、読み進める手が止まらず。終盤はほぼ息を止めて読んでいたような。
    どの登場人物も魅力あるキャラだっので、チェスプレイヤー以外の目線のスピンオフなんかも読んでみたいかも。

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    2025年08月15日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ボードに救いを求めた者には、駒たちがきっと応えてくれる。

    人はその戦いを、──チェスと呼ぶ。
     
     
    第12回ポプラ社新人小説賞受賞作。
    チェスに人生を魅了された4人の若者たちに焦点を当てた連作短編集。

    ある人は、幼い頃から病魔に身体を蝕まれながら、チェスに出会い生きる希望を見つけた。
    ある人は、チェスに出会うことで、生涯の目標と伴侶を見つけた。
    ある人は、生まれながらに全盲ながら、チェスと出会い人生に光を見出した。
    そしてある人は、幼き頃より荒んだ環境で育ち、非行に走る毎日を過ごしていたが、チェスと出会い、チェスに全てを捧げた。

    この4名にスポットを当てて物語は進んでいきますが、各章が時系列でリンクし合っているので、ドンドンとその物語に引き込まれていく。

    チェスを題材にしていることで、多少のとっつきにくさはあるものの、チェスのルールがわからなくても全然楽しめる作品でした。

    帯にもある通り『彼らの棋譜そのものが、生きた証なのだ。』まさにその通りだと思えるくらい、チェスに魅了され命を燃やした4人の物語だったと思う。

    すごい没入感と心地よい読後感。いい作品だったなー。
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    難病のため小児病棟に入院している透。
    夢と現実の間で揺れる名門進学校に通う晴紀。
    母親と折り合いの悪い全盲の少女・冴理。
    少年院を出たのち、アメリカにわたった天涯孤独な青年・釣崎。
    世界有数の頭脳スポーツ・チェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たちの人生が、64マスの盤上で、ドラマティックに交錯する――。
    全選考委員の絶賛を集めた、第12回ポプラ社小説新人賞受賞作!

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    2025年06月01日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを巡る連作短篇。どんどん時間が進むし、人間関係も絡み合っていくし、青春って感じ。チェスのことは全くわかんないんだけれど、面白かった!

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    2025年04月30日
  • 【無料配信版】エヴァーグリーン・ゲーム

    購入済み

    興味がわく

    人生を賭けるというよくあるものなのかなと思ったけども読んでいくにつれとても物語の世界に入り込むことができて製品版も読んでみたくなりました

    #深い

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    2025年02月27日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに人生のすべてを懸けた人々の物語。
    波瀾万丈な運命を背負う登場人物たちが、チェスを通じて出会い、交錯し進んでいく。
    ルールがわからなくても、こんなにも心を揺さぶられるなんて。

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    2025年02月19日