五百香ノエルのレビュー一覧
-
購入済み
新境地
警官とヤクザの組み合わせが好きでしたが、この作品は敷居が高そうだと思ってました。
セールでお安くなっていたので購入しましたが、なかなか読むのに体力がいったし、脳が疲れました(笑)
お互いの破滅的な性(さが)に手綱を付けながら、歪ながらも純粋な愛を育んでいる2人のお話だと思いました。
読み手によって感想は変わりますが、浅はかな私には上記の感想が精一杯です(汗) -
購入済み
お値段以上
『病み+闇+狂気』
刃物のメス、大大嫌いな人はうーん…怖いかも
血!痛い痛い!! え、棘?!と思いながら読みました
主人公達にとってはお互いが「唯一無二」
他人からしてみればトチ狂っている。としか言えない愛の表現
主人と犬、残忍と被虐趣味、痛みと快楽、酷く犯されたいという願望
これらを満たした奇跡の出会いと命です -
-
-
Posted by ブクログ
全9巻からなる物語の第1巻です。1巻がまるまるこの物語を通じての序章になっている話は珍しいでしょう。本編は2巻から始まると言えますが、この1巻を抜いては決して語られることない、というのも、私は9巻の中で序章であるこの1冊は特筆して素晴らしい作品であると思うからです。ボーイズラブ小説という括りで縛られているのが勿体無いほど、作りこまれたファンタジーの世界観は、ジャンルがジャンルなだけに人は選ぶものの、一度魅了されれば抜けだしづらいものがあります。両性有具の主人公のイリが、一族を滅ぼされ性奴隷として他国へ売り飛ばされるところから物語は始まります。劣等感に蝕まれる主人公が自分の状況を受け入れてからの
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ久々の新作。めちゃくちゃ虐待されて生きてきたメガネっ子が主人公です。
一見薄幸の受の典型のような仁可ですが、子供っぽい風貌からは想像できないほど内に強さを秘めていて、他の軟弱な受とは一線を画していて新鮮でした。
虐待される日々から逃れ、男を乗り換えながら自由を手に入れていく様子はびっちそのもの。でも、そんな仁可の奔放さが無理してるようで痛々しくて、彼の行く末が気になって仕方なくなってしまうんです。
すがれるものにはすがらないと生きていけないという逞しさが、仁可を魔性っぽく見せてるだけなんでしょうね。
真性びっちじゃないとわかるから、幸せになってほしいって心底思える受です。
登場する男たちは養 -
Posted by ブクログ
ネタバレなぜか再読。
友達になりたい人間をどうやって親しくなったらいいのか分らず、
無理矢理レイプしちゃうという攻の人間としての壊れ具合というか
ぶっ飛んでるヤンデレっぷりがものすごい。
でも、始まりがどうであれ、やっぱりそこには愛があるんだよねえ。
陵辱されまくってる鳴海がだんだん心を開いていき、
ついに心まで結ばれると、よかったねというよりも
「バカップル、勝手にやってろ」と言いたくなるのは何故でしょうw
ノリは「狼」シリーズと一緒かな。
単なる愛人3号なんだと、飽きれば捨てられるおもちゃなんだと
しくしく鳴海は泣いてたけど、なんだかんだでお似合いの2人で
歪んだ友情ではなく愛があると思うの。