八木詠美のレビュー一覧
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ネタバレ柴田さんは、部署で唯一の女性ということでコーヒー出しなどの名も無き仕事を暗黙の了解でやらされている。ある日突然ふとしたことでキレてしまい妊娠してるといってしまい。。という感じなんだが、
いやぁー、私何読まされてるの?色々とつっこみながら楽しく読みました。
こんなにも嘘妊娠てバレないもんなんですね。
そして柴田さん、妊娠アプリ導入してみたり、赤ちゃんいますキーホルダーを貰ったり、マタニティビクスに通って妊婦たちの集まりに参加したりと、なんか楽しんでる。すごいなぁ。そして、こんな大きな嘘ついてるのに、会社でめっちゃ冷静だしボロ出ないし。私ならめっちゃテンパると思う。柴田さん、キモ座ってるわ〜。そ -
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作中では女性社員の役割とされている、郵便物の仕分けやコピー用紙の補充などの“名前のない仕事”。私の職場では当番制になっていて、女性という理由でその役割を求められることはない。
ただし、飲み会の席になると話は変わる。誰かのコップが空いたとき、わざわざ「若い女性に注いでもらった方が美味しいでしょう」などと声を張り上げる旧式な人間がいまだに生息しているのだ。
そんな時は「慣れていないので注ぎ方がわからないんですー」と言ってドボドボと泡を立てながら注いで差し上げるのだが、“お酒を注げ、食べ物を取り分けろ”という視線は、密やかに、でも確実に若手女性に向けられる。
仕事中には男女平等に扱うように注意 -
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ネタバレ芦田愛菜さんで映画化してほしい。
博物館で休館日にヴィーナスの話し相手のアルバイトをする、ただし会話はラテン語で。というちょっと不思議なお話。
最初のうちは少し読みづらく感じたけれど、少しずつ世界に引き込まれて最後はホッとできる、そんなお話だった。
主人公の、人との関わり合いを避けがちな不器用さだったり、休みの日はYouTubeのライブカメラを見ているのが好き、という部分に共感していた分、ヴィーナスと出会って、勇気を出してインナーカラーを入れたり背筋を伸ばして歩くようになったあたりの主人公の多幸感が伝わってきて、自分まで変われそうな気持ちになった。
自分は何色のどんなものを纏っているのか -
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主人公である柴田さんの実際子供がいないのにあたかもいる想定をした日々を過ごし、妊婦の悩みに耽っているその徹底した姿が面白く、聖母マリアを労う妊婦さながらの視点は特に面白かった。
職場へ不遇を改善するためがだけの偽装妊娠であったと思っていたから、中盤から後半にかけての柴田さんがマタニティビクスや産婦人科に通い初める姿は偽装の域を超えていて想像妊娠しているのかと思わされたし、妊娠の真偽があやふやになり混乱させられた。
職場の不遇への対抗手段として偽装妊娠を演じる大胆さも、終盤の想像妊娠しているかのような描写も、離婚した旦那の存在もあって子を持つことへの憧れがあったのではないかと思わされた。
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たまに寝れない時がある。寝たいと願えば願うほど、寝れない。頭は冴える一方で、ずっと何かを考えてしまう。でも、寝れないと思っていたら、実はいつの間にか寝てて、夢と現実の間を彷徨っていたような状態の時もある。長時間の心地良い眠りって難しい。
この主人公のようによく寝れるために枕や音楽などを気にした時期もあったけど、結局は自分で気にして守るルールに苛まれて眠れなくなっていたような気もする。
本書の最後のように全てを放り出したらスッキリしたほうがいいのだろう。
ただ本書の読書体験としてスッキリしたかというと微妙だったと思う。もう少しフラモレデイや出冬覚とかを深掘りしてほしかった。
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兵士よ怒れ
兵士よ叫べ
兵士よ!!戦え!!
諫山創.進撃の巨人.【第80話】名もなき兵士.エルヴィン・スミス
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八方美人の主人公。ある日、不眠に陥った。何故、不眠は訪れたのか?彼女を蝕む「熱」とは何か?そんなおはなし。
皆さんは眠れないという感覚を抱いたことはあるだろうか?羊を数えて夜を明かし、本を読んで思考が止まらなくなり、ホットミルクを飲んで腹痛をきたす。眠るための行動全てが徒労に終わる無力感を抱いたことはあるか?一度でもあるなら、本作は琴線に触れる作品となるだろう。不眠ということはそれだけで辛いことであり、多くの場合理解されない。大体の人は不眠にならないのだから。
さ -
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タイトルが秀逸。優しい夫と暮らし、福利厚生のととのった会社で在宅勤務をこなす平凡な日々は、不眠という突然の症状によって崩壊する。
眠ろう眠ろうとして、次々と脈略のない記憶ばかりよみがえってきてしまうようなシーンは身に覚えがあった。まんじりともせず白々と朝が来てしまったときのあの絶望感も。こちらの絶望などおかまいなしに、たやすく陽はのぼる。
〈平日に休みを取って出かけるのはNと観劇に行って以来だった。日差しは厳しいが空気はからりとし、わたしはPCの画面の外にもこうして世界が広がり、水曜日の午後が存在することに歩きながら黙って驚き続ける。途中で街路樹の下を通る。葉の一枚ずつが語りかけるように光り -
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ネタバレ今年の芥川賞候補作家の著作(ノミネート作品ではない)で、太宰治賞受賞作。
女性が社会的に無自覚に押し付けられているあれやこれやについて、わかりやすく考えさせる内容ではあるが、今回はこの本を読んで感じた「キモさ」について書こうと思う。
主人公は、ふとしたことから会社で「妊娠している」と嘘をつき……そのままその嘘をつき通して出産、産休育休まで迎えるわけだが……。
最後まで、別にこの嘘が暴かれるわけでもなく、物語は平和に(?)終わる。まぁ、これだけでもモヤモヤはするんだけど、なんかずーっとじわじわとキモかったのが、主人公が、この嘘をついたことに対して、1ミリも罪悪感を感じていないことだ。かといって、