八木詠美のレビュー一覧

  • 休館日の彼女たち

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    主人公の名前、大家さんの話し方、
    少しみんな奇妙な感じ。
    そのぎこちならさが心地良く、適度な距離感を保ち、気づいたらすごく好きになっていた。
    人が変化していく力を感じた。

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    2025年06月24日
  • 休館日の彼女たち

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    この作者の初めて読む作品。不思議な話に引き込まれました。文章の表し方も独特でくせがあり、私は好きでした。所々難しい所がありましたが、面白い作品でした。

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    2024年02月18日
  • 休館日の彼女たち

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    クセは強いが、読んでいて何故か癒やされる作品だった。ラストに向けての展開が好みで読後感も良かった。
    「ラテン語が話せる主人公が、美術館のヴィーナス像と話をするアルバイトをする」という発想は天才的。

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    2023年11月15日
  • 空芯手帳

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    留学でお世話になった先生から久しぶりに連絡が来て、この本を紹介してもらった。

    タイトルの“空芯”とはどういう意味なのだろう、と思いながら読み進める。
    主人公の柴田さんは、「名前のない仕事」を押し付けてくる会社へのちょっとした抵抗のつもりで、妊婦を装うことにする。

    定時帰りから始まり、マタニティビクス、アプリへの記録と着々と出産への過程を辿る彼女の姿は、活力に満ち溢れていて頼もしい。
    しかし、その反面、空っぽのお腹を抱えたその姿は、どこか痛ましく、空虚にも思える。

    偽装妊娠なのだから、もちろん夫も存在しない。夫無しで出産まで辿り着けてしまう──その事実に気づいた時、ある種の怖さが込み上げる

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    2023年08月22日
  • 空芯手帳

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    第36回太宰治賞を受賞 !
    主人公視点で終始描かれている長編小説。

    主人公に対して、思うところは人それぞれあるかと思います。
    とにもかくにも、不思議で奇妙なストーリーにぐいぐいと引き込まれました。
    嘘をついてまで、周囲にわからせようとする設定が斬新 !
    ひじょうにインパクトのある作品で面白かったです。

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    2023年07月25日
  • 空芯手帳

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    昔、もしかしたら嘘ついて産休いけるんじゃないか、と思ったことがある。思ったことがあるだけで、いやバレるなと当たり前だが実行できなかった。当たり前だ。この小説が14カ国で翻訳されていると知るに、ワールドワイドな感覚なのか!と驚きを覚えた。主人公か走り切る姿は痛快だが、隙間には痛みのようなものを感じた。これは映像化しない方が良い作品と思う。

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    2023年07月17日
  • 空芯手帳

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    どこまでが現実で何が起きているのかわからないままだったけれど、そこが良い。
    妊娠中の今、読んで良かった。

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    2023年06月29日
  • 休館日の彼女たち

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    新聞書評で見かけて気になっていた本。
    何やら不穏な設定に馴染むのに少しだけ時間がかかったが、黄色いレインコートに身を包んでいるぎこちなさと不快さを自分も肌に感じながら、ラテン語を日常語のように操る主人公とともにヴィーナスの元へ通ううちに、だんだんとだんだん楽しくなった。

    冷凍倉庫でのバイト、ハシバミという名の学芸員(整った容姿の)、隣の部屋の小学3年生、大家のセリコさん(「う」と「い」の音が抜ける人)、隣の部屋でポルトガル語講座を聞いているトド、葬儀屋を兼ねている美容院…
    おもしろかった。

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    2023年06月28日
  • 空芯手帳

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    嘘なのか本当なのかわからなくなり、混乱し、心がざわめく。この不気味さがおもしろい。
    日常の着眼点やワードセンスもおもしろくて、一作目にして早くも八木さんのファンになりました。

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    2023年06月21日
  • 休館日の彼女たち

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    こんなケッタイな小説読んだ事ない。
    物事をどう見たらこんな文章になるんだろう。
    話があっちこっちに飛ぶような、事象を裏側から見てるような、それでいて話は進んでいく。
    一体この話はどこに行くのだ?何処に収斂するのだ?と思ったら素晴らしいラストが待っていた。
    どうやってヴィーナスを盗み出したのが具体的描写が全くないので不明だが、しかも台車に乗せたくらいでヴィーナスと一緒に飛行機に乗れるのか。
    それにしても爽やかなラストであった。
    癖になりそうな変な小説。
    デビュー作も読んでみようかな。

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    2023年05月31日
  • 空芯手帳

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    理不尽に対して、清々しさと狂気で立ち向かえ!
    「嘘」というシェルター。嘘をついてるわけではないにしろ、あえて他人には言わないでいる自分の一部、なんかはみんなあるよね。
    良い小説を読んだわ。

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    2023年04月08日
  • 空芯手帳

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて購入。産前産後の周囲の人たちの行動や、その中で主人公の感じたことが痛いほどわかってじんわりと辛い気持になったが、自分自身に呪文をかけることにした主人公の強かさが鮮やかで、羨ましいと感じてしまった。本当に、ゼリーは冷蔵庫に入れておけばいい。

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    2023年04月01日
  • 空芯手帳

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    YouTuberの梨ちゃんが紹介しているのを見て読んでみました!
    まず装丁が可愛い、、
    そしてタイトル、読み進めていくと、はぁ〜なるほど、、なんというセンス。

    女だからと当たり前にやらされていた雑務に腹が立って、
    妊娠しているフリ、を始めるところから話が始まります。
    え、、どういうこと、、??というラスト、
    展開していくにつれてだんだんと見えてくる主人公の気持ちや視点みたいなものの表現の仕方も素晴らしかった、、

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    2025年11月18日
  • 空芯手帳

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    ネタバレ

    職場で無意識に課せられてる雑用にキレて「妊娠している」という設定になった柴田さん…すごい。
    いつバレるかとヒヤヒヤしましたが、そんなありきたりな展開ではありませんでした。

    「妊婦」として抱えていた嘘が実体を持つ終盤には驚愕しました。
    しかしそれも、柴田さんの“嘘”だったのかもな。産科でのエコーにまで嘘を吐き通して……
    「妊婦」というカテゴリーにいるけど、外側から見ている柴田さんが冷静な目で描写してて面白かったです。エアロビとか。

    本当の自分をわかってあげられるのは自分しかいない、というのを改めて考えると、孤独だけどなんと心強いものでしょう。
    当たり前なのだけれど、日々に忙殺されると簡単に忘

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    2025年10月15日
  • 空芯手帳

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    職場での不満から妊娠していると嘘をつき、妊婦生活をはじめる、、、お話(?)。

    仮妊婦目線でどういう生活を送り、どう職場との折り合いをつけるのか、妊娠週数区切りで展開されていき、途中?となる展開があり、ラストどうなるの?と楽しく読めましたなぁ。

    途中のアレはいったいどういうことだったのか?、理解できずにいるものの、それもそれとして押し切られてしまえそうな説得力がありましたなぁ。

    こうして妊婦さんの苦しみ(仮)を知りつつも、現実のところ、なかなか難しいのでしょうなぁ。

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    2025年06月06日
  • 休館日の彼女たち

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    黄色いレインコートに身を包んだ女性が紹介されたバイトは古代ローマ女神像とのおしゃべりだった、、、というお話(?)。

    ありえないようで、しかし不思議と説得力のようなものがあって、ありえそうにも思えてくる、なかなかに退屈しない物語であった。

    日常を描きながらも、展開があり、黄色いレインコートや大家さん(?)、冷凍庫バイト、隣のお子さん、と登場人物も個性的でよかったと思います。

    非現実のようでリアルに思わせられるのは流石です。

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    2025年06月06日
  • 空芯手帳

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    職場にキレて「妊娠してます」と嘘をついた柴田、奇妙な妊婦生活が始まる__
    この設定には軽い衝撃を受けた...何だそれ
    果たして彼女の"空芯"はバレてしまうのか?
    これは静かなる狂気を孕んだ世の中への報復かもしれない。恐ろしいけど、面白い。

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    2025年03月25日
  • 空芯手帳

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    来客後のコーヒーの片づけ…
    煙草の吸殻が突っ込まれている
    放置されたままだ…
    「今日は片づけ、代わってもらえませんか!今、妊娠してて、コーヒーのにおいも、煙草の煙もダメだし…」
    こうして主人公は妊娠5週目に入った…

    もう冒頭からこの偽装妊娠がどうなっていくのか、心配で、心配で…
    と思ったら、全く大丈夫だった…(笑)
    妊婦になった主人公に余分な仕事や雑用を押し付けてくる人もいないし、定時に帰られるし、なんならみんな体を気遣ってくれる!
    とにかく主人公の妊娠生活は淡々と進むのだ…
    母子手帳アプリに記録をつけ、食事に気をつけ、マタニティビクスに通う…
    しまいには、本当に妊娠しちゃたの?って思ったく

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    2025年03月10日
  • 空芯手帳

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    一昨年妊婦やったから
    妊婦の描写わかるわかると思いながら
    新感覚で読み進められた

    女性に対する雑用あるよなぁ

    日常の描写もうますぎた

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    2025年01月09日
  • 空芯手帳

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    もうなにやっちゃってんの~~?!
    って思うところもありつつ
    わかる部分もあるわけで、、

    誰かがやってくれるだろう仕事ってどこに行ってもあって、思いやれずに他人任せな部分の描き方はリアルだし、そういう雑務は女性になりがちなのもわかる。
    そんな中偽造妊娠してそこまで通しちゃう主人公が強すぎる!。

    偽造ってわかってるのにどんどん赤ちゃんが成長していく過程も面白く読める。

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    2024年09月06日