高橋杉雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
変なタイトル!
戦争おたく?戦闘機おたく?戦車おたく?兵器おたく?映画おたく?アニメおたく?である
ロシアの軍事・安全保障の専門家、小泉悠氏を中心に、戦争について?語る語る。
?ばかりで恐縮だが、
題材の多くは映画やらアニメやら。
ゴジラマイナス1とシンゴジラの違い??
エヴァンゲリオンも時代時代それぞれの映画の描き方、特にアスカ!
ナウシカや風立ちぬを中心に宮崎駿。紅の豚も出たかな。
・・・私も触れている世界であるだけに、状況はある程度理解できるが、
戦闘機の車輪の出方なんてところに目が行くなんて、、、
極めるってのはすごいことだ。
わからんところは斜め読み、知ってる世界は思い出しながら。
楽しみました
はじめに 小泉悠
第一章
アニメの戦争と兵器
小泉悠(東京大学准教授)
高橋杉雄(防衛研究所防衛政策研究室長)
太田啓之(朝日新聞記者)
『宇宙戦艦ヤマト』の多層式空母と空母「赤城」/ザクしか出すつもりがなかった『ガンダム』のリアリティ/冷戦期のソ連の設計局は仲が悪いだけ/『パトレイバー2』のGCIとの通信シーンのリアル/トルメキアのバカガラスはMe-321ギガント/「イングラム」ナンバープレートとペイントの日常との地続き感/軍が民間人を守る話の魅力/「バカメと言ってやれ!」はバストーニュの「Nuts!」がモデル/『新世紀エヴァンゲリオン』のソ連の存在感/『エヴァ』と終末論/『この世界の片隅に』の片渕須直と宮崎駿/『王立宇宙軍』を子どもに観せたら奥さんに怒られた
第二章
ゴジラvs.自衛隊
小泉悠 高橋杉雄 太田啓之
零戦の脚だけで大興奮/16インチ砲ならゴジラに勝てるのか!?/ゴジラを生き物としてリアルに描くと怖くなくなっていく/ゴジラは水圧で死ぬようなタマじゃない/ゴジラ対戦艦「大和」/震電の脱出装置にオタクはみんな気づいていた!?/「高雄」型重巡4隻で巡洋艦戦隊を組んでゴジラに勝つ/ファンタジーに向かう段取りが「リアル」を生む/無人在来線爆弾とソ連原潜の戦略的共通点/アメリカはどんな悪役にしてもOK?/ゴジラは榴弾砲でアウトレンジして倒すべし
第三章
日独『エヴァンゲリオン』オタク対決
小泉悠 マライ・メントライン(職業はドイツ人)
『エヴァ』は両親に見られたらマズい!?/ロシア人は「早くエヴァに乗れや!」と銃を突きつける/「脳内ドイツ」を生ドイツ人に肯定してもらう/じつはドイツ語をしゃべれなかったアスカ/ゼンガーの宇宙爆撃機のガンギマっている感じ/ソ連萌えと人類補完計画/『新劇場版』でアスカがドイツ語をしゃべってくれない!?/ショルツ首相の黒い眼帯は中二病/アスカのドイツ語はかなり変
第四章
宮崎駿のメカ偏愛
小泉悠 高橋杉雄 太田啓之 ゲスト 大森記詩(彫刻家)
宮崎駿は黄海海戦を映像化したかった/「ガンシップ」の燃料は水!?/「車輪が付いた飛行機出さねぇぞ」みたいな謎のこだわり/機体は汚れているほうがかっこいい/「鳥」は宮崎駿の飛行機の原点/宮崎作品とタバコとロシア人の倫理観/80年前のナチスドイツの超技術/アメリカ人には「連続モノアニメ」という概念がなかった/「トゥールハンマー」「グランドキャノン」「ソーラ・レイ」……巨砲兵器の戦場/宇宙ではチョークポイントがないと戦争が発生しない
第五章
『エヴァンゲリオン』の戦争論
小泉悠 高橋杉雄 太田啓之 マライ・メントライン ゲスト 神島大輔(マライの夫)
宮崎駿の『雑想ノート』でデートの約束/『エヴァ』が嫌いで大好き/日本の国歌『残酷な天使のテーゼ』/パパと一緒に「松」型駆逐艦を作ろう/小泉さんはアスカがお好き/『エヴァ』の兵器の使い方は特撮/『ゴジラ−1.0』と『シン・ゴジラ』のフェチの差/アスカがリアルヨーロッパ人だったら?/ドイツ人は効率重視で人類補完計画に賛同する!?
第六章
佐藤大輔とドローンの戦争
小泉悠 高橋杉雄
佐藤大輔『遙かなる星』は完結している!?/“冷戦”に持っていた憧憬/佐藤大輔とアメリカとバブル日本/『クレヨンしんちゃん』の自衛隊考証がすごい/二足歩行ロボットは格闘戦で使うべし/『ガンダム』世界の階級はテキトー!?/今のXのトレンドが、まるで90年代アニメみたい/自衛隊が反乱する可能性/ ChatGPT の哲学的ゾンビ問題/プーチンの補佐官が書いた小説で見えた未来
おわりに 小泉悠 -
Posted by ブクログ
タイトルや帯、特装版の表紙から想像する内容とは少し異なると感じる方がいるかも。
本書の内容は、はじめに、に集約されていますので、そういうものだと思って読むものです。
アニメを居間のテレビで観て、プラモデル作りにいそしんだ世代には激しく刺さると思いますが、本書に出てくるアニメを今、全部観たとしても、当時の空気感や世相ありきで話されていることに共感できるのだろうか、とは思います。知識≠実体験。
いずれにしても大量の注釈を、ほぼ注釈無しで読める自分に少し驚いた。
書籍の販売という商業的な観点でのタイトルや帯なんだと思いますが、もう少し本書の内容に沿った、「あの」小泉氏や高橋氏のオタク談義であることを前面に出したり、むしろ社会学的なタイトルでも良かったのではないか、想像していた内容と違うという書評で本書の評価が下がるのはもったいない。 -
Posted by ブクログ
本書は、高橋杉雄編著であり、高橋氏の他にも3人の研究者の章もある。このことで、より客観的に分析ができているように思える。
内容は難しいものではなく、日頃ニュースを聞いてぼんやり思っていることを丁寧に文章化した感じなので、そうそうと納得しながら読める。
このような丁寧な分析に基づく考察はとても説得力があり、かつ大事な現状説明である。一部分を取り上げてセンセーショナルに報道するマスコミやSNSを見ていると、いつの間にか見落としが出てくるのだ。
決して派手な言論に与せず、冷静で慎重な文章・意見で一貫している本書はとても信頼できるものだと思う。 -
Posted by ブクログ
防衛研究所防衛政策研究室長である著者による現代軍事に係る分析の入門書。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、防衛費の大幅増額が決定される中で、一般国民が防衛問題を考える上での基礎的な知識を提供することを意図している。
軍事力も政策手段の1つであるという前提を共有した上で、戦場の状況を分析する上でのポイントとなる原則や現代における戦争の特徴を整理し、陸・海・空・宇宙とサイバーについて、現代の戦闘がどのような展開で進むのか、また、それぞれについての自衛隊の取組を解説している。
戦争や防衛問題について、国際政治学や近現代史の観点からはともかく、純粋に軍事的な観点からの知識は自分にはほとんどなかったので、本書は勉強になった。ロシア・ウクライナ戦争の例をしばしば出してくれるのも、わかりやすく、また、当該戦争についての理解も深まり、ありがたかった。
ただ、戦争や軍事的なことに疎い自分にとっては、本書の内容は、具体的にイメージが湧いたり、体得したりするといったところまでは至らなかった部分も少なくなかった。 -
Posted by ブクログ
ロシア・ウクライナ戦争について、なぜこの戦争は始まったのか、この戦争はどのような戦争なのか、この戦争は終わらせることができるのか、という3つの論点について考察し、最後に日本の安全保障への影響についても論じている。
1つ目の問いについては、この戦争はロシアとウクライナのアイデンティティをめぐる戦争であり、抑止はほぼ不可能に近かったと結論付けられている。
2つ目の問いについては、この戦争は、「古さ」と「新しさ」が同居しているところに特徴があり、「デジタル時代の総力戦」と捉えられると論じられている。
3つ目の問いについては、3つのシナリオが考えられるが、どれも相当の時間がかかることが見込まれたり、蓋然性が低かったりして、いずれも早期実現の可能性は低いという悲観的な結論となっている。
そして、日本の安全保障への示唆として、中国による台湾海峡有事を念頭に置き、ロシア・ウクライナ戦争の最大の教訓は「戦争は始めるよりも終わらせることが難しい」ことであるとして、中国に「戦争を始めさせない」ために軍事的な抑止力の強化が必要であると指摘する。
ロシア・ウクライナ戦争の来歴と性格、今後の見通しについてとてもよく整理されている良書である。DIMEという概念や構造的リアリズムにおける「バンドワゴン」と「バランシング」という概念など初めて知る概念も少なくなく、ロシア・ウクライナ戦争の分析を通じて、安全保障論全体の勉強にもなった。
本書の結論はかなり厳しいものであるが、納得性の高いものであった。支援疲れが言われているが、ウクライナが占領地を奪回できるように国際社会が支援を継続していくことが大切だと改めて認識した。
アイデンティティを巡る争いという点では、懸念される台湾海峡有事は、ロシア・ウクライナ戦争以上ともいえ、本書が指摘するように中国に戦争を始めさせないために日本としても最善を尽くすことが必要だと感じた。その点で、賛否両論あるが、日本の防衛力強化は重要だと再認識した。 -
Posted by ブクログ
軍事を分析するのに必要な基礎的な知識と着眼点を教えてくれる入門書的な。
まずはリアリズムやリベラリズム、アナーキーな国際社会といった国際関係理論から始まる。冷戦後の国際政治の流れを辿り、ステートクラフト(国家の政策の立案と展開)の手段としての軍事力について説明する。そして平時の企業や官僚組織と変わらない軍事力と戦時のアートとしての性質、NCW、C4ISR、兵站、正規戦と非正規戦等についても触れている。
陸海空に宇宙、サイバーといったそれぞれのドメインの戦いの特徴と、各自衛隊の整備に関してまとめている。
最後に戦略分析の手続きとして、戦略文書を読むのに情勢分析、予算、法律から分析することと、それぞれの着眼点を紹介。
軍事に関心を持つ人はガンダムとか兵器好きと、シミュレーションゲーム好きの大きく2パターンがあって、前者が多いと感じているんだけど、筆者は自分と同じ後者パターンだったのが親近感湧いた。 -
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2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻で始まったロシア・ウクライナ戦争は、「ヨーロッパの一部」となることを選択したウクライナに対し「旧ソ連的な勢力圏」を形成するためにウクライナ(の領土)を必要とするロシアが一方的に攻め込むという構図であるが故に、ロシアがその意図を充足するか、断念しない限り終結しない。
前者はウクライナに妥協を強い、後者はロシアの宗旨変えか物理的な無力化を意味するために、短期間での終結は見通せない。
本書の本筋は1章と5章の編著者による論考であり、挟まれた他著者による論考は補足的なものなので、1+5章を読んだ後に2〜4章を読むのも勉強としてはあるが、各論にも同等の重みを置き、結論(書名の命題に対する回答)を最後に配置する本書の構成が落ち着きが良いのだと思う。 -
Posted by ブクログ
非常に読みやすい。ウクライナ-ロシア戦争の本質はアイデンティティの問題(ウクライナを旧ソ連の一部としてロシアに併合すべきというロシア側の考えと独立した存在としてヨーロッパの一部でありたいウクライナ)。その為、一度開戦してしまえばお互いに落とし所が無く、長期化しているのが現状。アメリカがヨーロッパに積極的に介入していないのはアジア戦略を優先している為であり、アジアのリソースを欧州に割いた結果、パワーバランスが崩れ、台湾有事を引き起こしてしまうことを恐れている。発生してしまえば台湾有事もアイデンティティの争いとなる為、大切なことは戦争を始めさせないということである。
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Posted by ブクログ
題名に惹かれて購入したが、世界戦争を防ぐ特別な方策が書いてあるわけがない。世界は「世界平和」を声高に叫ぶリーダーが存在しない「力こそ正義」の時代へと逆流しているように思える。第一次世界大戦も第二次世界大戦も、戦争の目的を達成した国はなく、それ以降の戦争も侵略国が得をするような戦争はなかった。にも関わらず、ロシアはウクライナに侵攻し、アメリカはイスラエルと組んでイランに侵攻した。いずれも「正義の戦争」ではなくて、傲慢な大国が意のままにならない国に侵攻して、自分の利益を確保しようという身勝手な戦争だ。環境問題をはじめ、人類の持続可能性を高めなければならないときに強者が弱者を力でねじ伏せようというのだから、野蛮である。世界戦争を再び起こさないためには、私たちはどうすればいいんだろう。この本を読んでもわからない。
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Posted by ブクログ
戦争の起き方について、これまで第二次世界大戦で日本がなぜ戦争に踏み切ったかという日本視点しか持っていなかった。ドイツやアメリカの立場、第一次世界大戦がどう始まったかといった世界目線での知識がほとんどなかったので、その点で非常に面白かった。
特に印象に残ったのは「同盟のジレンマ」。第一次世界大戦は本来一対一の国同士のやり取りだったはずなのに、同盟を結んでいた国々が次々と巻き込まれ、一気に世界大戦になってしまった。戦争をしたくて始めたというより、巻き込まれて始めるしかなかった、自分たちを守るために動かざるを得なかったというケースが多いのだと知った。
もうひとつ意外だったのは、戦争によって本当に得たかったものは、ほとんど得られないという点。国によってはうまくいった例もあるのではと思っていたが、勝った国でさえそうならないのだとすると、世界単位で見た時に戦争に本当に意味があるのかを改めて考えさせられる。
戦争の起き方は時代によって異なるので、防ぎ方にも絶対の手段はなくケースバイケースで対応するしかない。しかも勝手に攻められて戦争になるケースもあるため、両方が戦争をしたくないという状況でなければ止められない。片方がやりたいと言えば、やりたくない側もやらざるを得なくなる。無視ができないというのが、この問題の最も難しいところだと感じた。
永遠の世界的課題だと思う。その時々の戦争の理由・原因・背景をすべて踏まえた上で、第三者が介入するしかないのだろうとは思うが、それで戦争がなくなるわけでもないのだろう。ロシアにしても、結局は自分たちが不利になることを避けるために動いているのだと思う。 -
Posted by ブクログ
自由貿易経済 維持には 責任あるステークホルダー シェイプ&ヘッジ政策
→失敗 中国が民主主義になる前に強くなってしまった
朝鮮半島有事
東京に核ミサイル 朝鮮半島と日本が分裂
NATO31か国 巨大な同盟 東アジア 米国との二国間同盟
アメリカに最善の選択をさせる 判断を誤った時の備え
半島有事は北朝鮮から
その前に米国本土攻撃と韓国軍を攻撃する核兵器開発の完了する必要
台湾有事
台湾2000万人に対し50倍の40万人が必要 上陸できるのは10万人→地上戦に
→東アジアの米軍を先に攻撃 在日米軍への攻撃は日本への攻撃
米軍参戦=一つの中国を否定 中国も停戦できない
ロシア オホーツク海の原潜を守るために北海道を占領する
北海道上陸は物理的に不可能 ミサイルで日本に圧力?
防衛大綱 10年後の世界
→2013年 戦略3文書=国家安全保障戦略 国家防衛戦略 防衛力整備計画
グレーゾーン抑止→動的抑止 →中国の挑戦レベルが上がる
自衛隊
統合運用に基づく自衛隊の能力評価 →多次元統合防衛力 宇宙やサイバーで相殺
東アジア防衛費のシェアが2000年に対して2020年は半減 →対策 GDP2%へ
5年間で43兆円 任務激増に対する 弾薬備蓄量 機体の整備 戦時医療体制
日米防衛協力のための指針 2₊2 日本の安全保障への脅威になるときは共に戦う
NBC経験トップレベル Nuclear Biological Chemichal
化学兵器(オウム、放射線処理(福島、感染症対処(ダイヤモンドプリンセス
反撃能力=相手から第一撃を受け、攻撃が続く場合への対処≠先制攻撃
先に撃つのが得か? 撃たれたうえで助けてもらうのが得か?
地上戦=戦車・対戦車ミサイル・歩兵の連携
哨戒艦 掃海艇の強化版 上陸作戦での揚陸艦を守る
ヘリ護衛艦1、イージス艦2、汎用護衛艦5の編成
中国ミサイル能力 戦闘機が地上にいる間にミサイルで叩かれる
JADGEシステム(24時間空域監視)+BMD(ミサイル防衛システム)
レーダー網、空対空(戦闘機、艦対空(イージス艦、地対空(PAC3ミサイル
射程1000㎞ミサイルに対するミサイル防衛システムが全土をカバーは日本のみ
西側諸国で単独でロケット打ち上げは 米日仏のみ