秋田喜美のレビュー一覧

  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    副題の『ことばはどう生まれ、進化してきたか』というフレーズに惹かれて手にとった。
    安定の中公新書なので、まあまあ外れはないだろうという読みはかなり当たっていた。
    『はじめに』のところで『記号接地』なる見慣れない語があり、これを起点とした言語の解説かとおもいきや、第一章でもちだされたのは『オノマトペ』……私は『オノマトペ』に関して割と否定的な圧を受けて育った世代だ。作文で『オノマトペ』を使うと減点されるおそれを経験した。(それなのに、宮沢賢治の作品が教科書に載っているし出題もされるので……えらい矛盾している)少なくとも、『オノマトペ』を多用した作文を書けば周囲にバカにされたものである。そんな訳で

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    2025年08月03日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    なかなか難しかったけど、興味深かった。
    特に後半のヒトが言語を習得する過程についての考察が面白かった。
    ヒトにあって動物にない推論能力。
    それはあくまで推論で間違えることもあるが、この能力があるからこそヒトは人間として進化してこれたのだとすれば、答えのない問いに立ち向かって間違えることも悪くないのかもしれないと思えた。

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    2025年07月16日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    結構難しいかも。子供が言葉を覚えるのと、言語そのものの発達を対比して共通点を探るアプローチを書いている。

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    2025年07月07日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    ことばの音と対象の対応付けが自然に分かると何がもたらされるか?これを何度か経験すると「単語には意味がある」という洞察を赤ちゃんが得ることができる。

    日本語にはオノマトペが多いが、英語に少ないのは英語には「歩く」や「走る」といった様態を細かく区別した動詞が140以上あるから。ambleのんびり歩くtiptoe抜き足差し足で歩くstrollぶらぶら歩く等オノマトペ+歩くになることが多い。

    【アブダクション推論】子供はある足がかりがあれば、そこから学習を始め、知識を作っていく。その時子供がしている事は、「教えてもらったことの暗記」とは全く異なる。今持っている資源を駆使して、知識を蓄える。同時に学

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    2025年06月04日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    初回放送日:2024年10月31日
    ▽明日へのことば「赤ちゃんは、言葉を覚える天才!」 発達心理学者・慶応義塾大学教授 今井むつみ 

    インタビューで興味深かったので読んでみる
    専門的だけど分かりやすい
    言語が生まれてくる経緯のようなオノマトペ
    世界中にあるけれど日本は特に多いらしい

    ○オノマトペ
    ・ギリシア語起源のフランス語「名前を作る」
    ・脳の中で環境音と言語音の両方を兼ねる
    MRIを使った調査ってすごい
    ・子どもにとって感覚的で分かりやすい
    言語を理解する助けになる
    日本語ならではですね

    発音時の口腔の大きさや濁音静音で他言語の意味を想像できる
    言葉を知らない赤ちゃんや別の言語圏の人

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    2025年08月23日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    読書メーター登録800冊目。しばらつ積ん読状態だったが,学力崩壊からの流れで読む。記号接地問題,ブートストラッピング・サイクル,アブダクション推論,オノマトペ,などがキーワード。言語獲得における認知的制約やルールの過適用などは初めて知ったときは嬉しく感じたものだ。誰かに得意気に話したい気持ちだった気がする。誤った推論とその結果に基づく学習により知識体系を洗練化する。人間はとかく誤った推論をしている。大学生に8割以上の出席が単位取得の必要条件と伝えると,8割以上の出席で単位取得と考える例はあるあるの事例。

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    2025年11月12日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    オーディブルで聴いた

    オマノトペを起点に、言葉の本質を考える。
    本書の主張はクリアで、さらに最後にまとめがあったり、分かりやすく、興味深かった。

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    2025年09月23日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    オーディブルにて。
    オノマトペに注目した本は初めてだったので興味深い。知らない外国語でもなんとなくどちらが丸でどちらが尖っているか、どちらが黒でどちらが白か、と聞かれれば音の響きからわかってしまうのが体感できてすごい。
    ただ、1つ1つの仮説検証や事例は面白く納得するのだけれど、全体として何が言いたいのか入ってこない。長いからかな?共著だから?例が多すぎる気も。

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    2025年09月05日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    子どもを育てていると何も考えずに普段よりもオノマトペを多用してしまう。この本をよんで、オノマトペの奥深さを知った。ただすこし、難しいかな。

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    2025年08月27日
  • 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

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    「言葉って、どうやって生まれ、どうやって人の頭の中に広がっていくのだろう?」
    私たちは毎日、無数の言葉を使い、受け取りながら暮らしています。でも、その“根っこ”を考えたことがある人は案外少ないはず。

    『言語の本質』は、認知科学の今井むつみ氏と言語学の秋田喜美氏が、言葉の起源から進化、そして私たちがどうやって意味を獲得するのかを、豊富な事例から紐解く一冊です。中でも印象的なのが、二人が提示する「ブーストラッピング・サイクル」という概念は、人が言葉を覚え、使うことでさらに思考が広がっていく“知のドミノ倒し”のようなプロセス。赤ちゃんが初めて「ワンワン」と言う瞬間から、人類が哲学や科学を生み出すま

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    2025年08月10日