アシュリー・ウィーヴァーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おおおおお…!
過去2作よりも、引きが強い終わり方をする3作目…!
「謎とき旅行」として、サンダーランドへおもむくわくわく感がとっても素敵。
汽車に乗って、野鳥観察の本(なにに使うかは不明)を片手に、海の近くへ…!
しかもハンサム男性と隣り合う!
シチュエーションとして、完璧!
目的に到着後は、あれよあれよと事件が起きる。だけど、なにかそこに「現地の生活」を感じさせる落ち着いた描写がある。
着実に一段、一段積み重ね、謎ときに近づいたクライマックスからのラストは、ぐわーと心をわしづかみされる。
だけど、ハッピーだけでないところも、「早く次が読みたーい!」という気持ちにそわそわ。
一本の映 -
Posted by ブクログ
かなり好きな作品!次も楽しみ!
キャラクターそれぞれが、個性的で面白い。
今回の、ヒットはメリーウェザー!
そら恐ろしさを匂わせる大胆で鮮やかな仕事をする。
ネイシーとのやり取りも良い。本気で恋してほしい。
エリーやミックおじさんコルムらのファミリーが好きになると同時に、トビーの不在が影を落とす。
ライトな文体ではあるが、戦時下であり、殺人事件の隣で、戦闘で人が亡くなっている。
個人的に今年、リー・ミラー(イギリスのVOGUEカメラマン)の映画を観た。ロンドンの戦争で男性がいなくなる。同じ世界線の話だと考えさせられる。
その時代をどう生きるのか、生きたのか、女性たちの話でもあると思った -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦次のロンドン。スパイもののエンタメとして読みやすく整えつつも、命や人生が簡単に扱われてしまう不穏さも漂う。
愛や情や誇りが、根底に守られている話で良かった。
きっともう少し殺伐にも、恐ろしくも、残酷にもできただろうストーリーラインだったけど。
私にはこのくらいのさじ加減のライトさが読みやすかった。
ストーリーを進めるための失態をする登場人物がいない。みな(裏稼業も含めた)技能があり、誇りもある。そして、戦時中でありながらそうした人間性が守られているフィクション。
しかし、ミスもなく高い技能もありながらも、1本間違えば命や人生が簡単に失われてしまう不穏さが、深みをだしている。 -
Posted by ブクログ
シリーズものの第2作目。初回作より、登場人物の背景を説明しなくてすむので面白いものが多いよね。今回はテムズ川で亡くなった女性のブレスレットのカギを、ラムゼイ少佐の依頼でエリーが開けるところから事件は始まる。
スパイがからむ事件の展開は読んでいて面白いし、エリーとラムゼイ少佐、エリーとフェリックスのそれぞれのロマンスも気になる。なのに、楽しく読み進めていると突然(予期していたことではあったが)、ロンドンに空襲が襲い掛かる。どこか遠いところであった戦争が、今、ここで起こってしまった。今までも現実だと思っていたのに、ロンドンの街が破壊され、命の危険を感じたとき、さっきまで楽しくお茶を飲んでいた日々が -
Posted by ブクログ
金庫破りの腕を買われて、堅物上司とスパイ稼業に?
第二次世界大戦中のイギリスを舞台にしたコージー・ミステリ。
エリー・マクドネルは、家業が金庫破りという一家の娘。ある矜持を持って、仕事をしていました。
叔父のミックと仕事中に、不覚にも捕まってしまうが。
時は1940年。
陸軍のラムゼイ少佐は、ある目的のため、金庫破りを必要としていて、協力すれば罪に問わないと約束する。
勝ち気で有能で、生き生きとしたエリーが、暗くなってもおかしくない状況下で、楽しげな空気を醸し出します。家族の仲がよかったり。でも、過去に謎もあったり?
一方、ほとんど表情が変わらず、整った容姿で上流階級の出とはっきりわかるラ -
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