ハリークリフのレビュー一覧
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前半はいつもの20世紀前半の物理学史の話だけどおもしろい。20世紀初頭は原子や分子の構造みたいなのまだわかってなかった(それに宇宙の広さもよくわかってなかった)、みたいなのは何回読んでも意外な感じがするよな。後半は標準理論やらヒッグス場やらの知らん世界へ……最後に宇宙の作りかたレシピつき。Posted by ブクログ
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最新の素粒子物理学の現場を一般向けに解説する書籍。著者の説明がうまく、原子核やニュートリノ、クオーク、ヒッグス粒子などがするりと分かる(分かった気になる)。アップルパイを作るために用意するのは、つきつめれば宇宙を作成するようなものとして、物質の根源を探求する。根源を探るための加速器を使った実験の模様...続きを読むPosted by ブクログ
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いかにも海外ポピュラーサイエンス本的な構成にはなっているんだけど、説明の丁寧さと実際に著者が経験したCERNの中の世界の臨場感もあって類書に比べてわかりやすい気がする。といっても結論的に究極のところは誰にも分かってないし、もちろんそこまでも到達できるわけもないくらいに私にはわかんないんだけど。
LH...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かったな。
実家を訪れて、アップルパイ焼いて、しかも炭化させて、ガスと化分離しよった時は何しよんねんと思ったが、かのカールセーガンが、かのコスモスで、アップルパイをどこまで細かく分けることが出来るかって話題をやってたのな。
もちろん、そこから素粒子、量子の世界へ誘う。
発見、実験の歴史も含め...続きを読むPosted by ブクログ -
まず、とてもわかりやすい。そうはいっても後半は物理学から量子力学、素粒子物理学と、より難解な現在でも謎の多い話題を扱うようになるので、徐々に素人の理解の範疇を超える内容になっていくが、わかりやすい例え(わかった様な気にさせるとも言える)で、図版がほぼ皆無に関わらず、なんとなくイメージできたような気に...続きを読むPosted by ブクログ