ハリークリフの作品一覧
「ハリークリフ」の「宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか」「物質は何からできているのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ハリークリフ」の「宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか」「物質は何からできているのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最新の素粒子物理学の現場を一般向けに解説する書籍。著者の説明がうまく、原子核やニュートリノ、クオーク、ヒッグス粒子などがするりと分かる(分かった気になる)。アップルパイを作るために用意するのは、つきつめれば宇宙を作成するようなものとして、物質の根源を探求する。根源を探るための加速器を使った実験の模様は、まさに冒険譚だ。本書を読むとその冒険に参加できる。ある意味、宇宙の根源を解説しようとしている本でもある。これまでの素粒子物理学の流れを一冊の書籍にまとめた著者の功績は大きい。最後のアップルパイのレシピはユーモアたっぷりで、本書を読んだ人は面白みが分かるし、宇宙の歴史も分かる。
Posted by ブクログ
いかにも海外ポピュラーサイエンス本的な構成にはなっているんだけど、説明の丁寧さと実際に著者が経験したCERNの中の世界の臨場感もあって類書に比べてわかりやすい気がする。といっても結論的に究極のところは誰にも分かってないし、もちろんそこまでも到達できるわけもないくらいに私にはわかんないんだけど。
LHCでやっていることもそうだし、最後の方に出てくるLIGO の重力波検出の方法なんかを読むとそんな世界で研究している人の見ている世界と自分を比べてなんか嫌になってしまうくらいだ。
とはいえ、空間全てに広がる多様な量子場というのがぼんやりと感じられただけでも個人的には良かった。
Posted by ブクログ
面白かったな。
実家を訪れて、アップルパイ焼いて、しかも炭化させて、ガスと化分離しよった時は何しよんねんと思ったが、かのカールセーガンが、かのコスモスで、アップルパイをどこまで細かく分けることが出来るかって話題をやってたのな。
もちろん、そこから素粒子、量子の世界へ誘う。
発見、実験の歴史も含めて、実にわかりやすい。
そこから反転、この世界を作るための極大の世界、原始宇宙からビッグバン、超新星や中性子星の衝突など、量子を作り出すための仕掛けについても語ってくれる。
この方、最先端の粒子加速器にも関わってらっしゃる、バリバリの?素粒子物理学者。
最後にちゃんとアップルパイのレシピが載って