嶋聡のレビュー一覧
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ソフトバンク 孫正義の苦悩と決断がよく見える。
島聡は、3期9年 の民主党国会議員を9月11日に落選した。
郵政の民営化を進めるべきだと主張していた。
そして、ソフトバンクに入社を2005年9月15日に
孫正義にあって、決めた。2005年11月1日から始まった。
2014年3月31日 卒業した。
ソフトバンク社長室長として、8年3000日間働いた物語である。
島聡の目標は「やんちゃなベンチャー企業」から
「ちょっと大人のソフトバンク」にして
「1兆円クラブ」企業に仲間入りさせる。
営業利益が1兆円なのは、トヨタ自動車とNTTだけだった。
2013年10月31日 決算発表。
売上高、営業利益 -
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民間企業の部長クラスが時の民主党政権の大臣達とつうかあであり、李明博元韓国大統領や習近平副主席(当時)と直接面会し折衝する。他の企業では考えられない。落選したとはいえ郵政選挙での敗北がなければ大臣ポストは間違いなしと言われた人物だけのことはある。ソフトバンクの強さを垣間見た気がする。
自然エネルギー法案については是非はあるものの、成立にあたって孫正義氏とその裏側で調整を担った著者の役割は非常に大きいだろう。まさに参謀である。
民主党政権の失速と筆者の活動状況が抽象的になる時期が重なっているのが何とも残念な感があるが、嶋氏の元代議士としての高い使命感が感じられる。
震災時の対応より民主党は -
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ネタバレキャリア事業への新規参入(ボーダホン買収)から、民主党の政権交代の勢いに乗って(時に彼らを乗せて)『光の道』構想の政治的駆け引きをする様子(王者NTTとの戦い)、3.11後の再生エネルギー事業のグローバル展開(国家主席になる直前の習近平との接触など)、スプリント買収劇にまつわる米国ロビーイング活動など、当時の参謀の嶋さんの目線で追体験できる一冊。
ローマ帝国や幕末、孫子の兵法と言ったロールモデル、心得なども随所に出てくる。あの時、参謀嶋さんは、孫さんは、何を思っていたのか、そのヒリヒリ感が伝わってくる。
19年現在の孫さんは『政商』と言われたりしますが、 国を、人類を変えたいという志と会社 -
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ソフトバンク元社長室長の嶋さんが、室長時代を振り返って本にしたもの。この3月に退任されていたのですね。
国会議員を落選して、社長室長になってすぐのころに『政治とケータイ ソフトバンク社長室長日記』という本を出しているので、読み比べてもよいだろう。(本書では言及はない... 自分の本棚でもどこかに紛れてすぐに見つからず)
社長室長時代には、ここに書かれている通り、ボーダフォンジャパン買収、光の道構想、エネルギー事業参入、スプリント買収、といった大きな出来事があった。また、最近のTモバイル買収失敗以降の話はさすがに全く触れられていない。「光の道」の話は別の立場で見ていたが、立場でずいぶんと違うん -
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ネタバレ[ 内容 ]
2005年の郵政選挙でまさかの落選。
ソフトバンクの孫正義社長の即断で「社長室長」に迎え入れられる。
ケータイ事業に参入したソフトバンクを陰で支えた著者が綴る、政界とビジネス界の軋轢、進化し続けるIT産業、カリスマ経営者・孫氏の素顔。
豊かな人生を歩むための「進化」論も大公開。
[ 目次 ]
衆議院議員からソフトバンク社長室長へ
国会議員から民間へのとまどい-政治家の生活、民間の生活
人生ブルーオーシャン戦略でスーパーロビイストに
アジアのヨン様を生んだ韓国、生めない日本-放送と通信の融合
ケータイ事業への参入-情報通信産業3分の計
密室からオープンへ-回転ドアだからわかる政策 -
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民主党の衆議院議員からソフトバンクの社長室長に転身した嶋さんのその経緯などを綴った本です。まずまず楽しめます。小選挙区になって、政局もくるくる変わる中で、政治家と職業も変わっていかないといけないのでしょうね。渉外担当ということで、NTT組織問題や光インフラの開放議論にも著者の立場から触れられており興味深いです。ただ新書なので読者層も考えてか、細かく踏み込んでおらず、惜しい気がします。
またVodafone買収の具体的な経緯も期待していたのですが、あっさりとした記述になっていて少し残念。さすがに書けないことも色々あるんでしょう。
松下政経塾出身ですが、ここの出身の人はさすがにアクティブな -
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2009年1月2日
P.42
日本テレコム=石橋を前から後ろからたたいてわたる
ソフトバンクBB=スピードこそ命、トライアンドエラーで直していく
P.51
「もう遅い」ではなくて、とにかくスタートして自分のスキルをあげること。3ヶ月集中すれば相当のことができる。
P.58
ソフトバンクグループがガバメントリレーションで苦労することの9割は不慣れからくる、情報収集能力の遅さ
P.129
ソフトバンクなら光ファイバーを690円で貸せる
P150
プロジェクト成功の3原則
「大義名分の明確化」プロジェク参加者の使命感の形成
「象徴の確立」カリスマ性のある人物を象徴として戴く
「情報発信」人間は初めて