柳原三佳のレビュー一覧

  • 私は虐待していない 検証 揺さぶられっ子症候群

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    すばらしい仕事。

    不運な事故で子どもが頭部に怪我をしたにもかかわらず、親が虐待の疑いをかけられ、有罪とされる。行政により親と子が引き離される。だが、根拠となるSBS(揺さぶられっ子症候群)理論は医学的根拠が乏しく、欧米ではただの仮説として批判されているという。

    有罪率が極端に高い日本の刑事司法と、虐待許さない!という関係者の道徳感情が結びついて、多くの冤罪被害者が、検察と医師によって作られる。あまりに不合理な状況。

    最近はようやく見直されてきて、厚労省のマニュアルも改訂されたらしい。本書で紹介された冤罪被害者も、何人かは無罪となった。著者の一連の啓発活動が役立ったのかもしれない。

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    2025年03月19日
  • 開成をつくった男、佐野鼎

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    最近、日本人も堕ちたものだと思わずにはいられないようなニュースや出来事が多く、憂いていたところで、この本にであったので、とても胸が熱くなった作品でした。
    時代がかわろうとしている時、新しい知識を得る為の侍たちの覚悟の学び、国の将来を憂い、よくしようという思い。
    こういう先人たちの思いと行いの結果が、現在も学び舎として残っていることが、まずはありがたいです。
    歴史ある開成での学びが、先人の熱い魂を受け継ぎ、よりよき日本を作る若者の成長の場であることを祈っております。

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    2023年02月06日
  • 示談交渉人裏ファイル

    購入済み

    普段、事故に遭わない限りは、ただただ保険料を払い込んでるだけで、いいことばかりが書いてあるパンフレットを通してしか接することのない損保会社ですが、やはり当然損保会社も営利企業な訳で。いろいろ勉強になりました。

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    2021年10月24日
  • 私は虐待していない 検証 揺さぶられっ子症候群

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    中の人としては臨床所見からSBS疑いとすることは許容されても、まるで確定診断された(=激しく揺さぶった事実があった)かのように扱われるのが元凶の1つかと思いますし、診断を厳密に行う為にも病名は変えた方が良いと考えます。

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    2020年04月29日
  • 泥だらけのカルテ 家族のもとに遺体を帰しつづける歯科医が見たものは?

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    法医学は知っていたが、歯科法医学という分野があるのを初めてしった。
    ちょっと前に読んだ「救命: 東日本大震災、医師たちの奮闘」にもデンタルチャートを使った遺体の身元調査がどれほど、亡くなった人たちの体を家族のもとに返すのに貢献したのかを知った。
    (本来、生きていくための治療が本業の現役歯科医師の方々がどんな思いで遺体に向き合ったかを思うと心が痛む)
    税・福祉の番号制度。こういうものを支援するために使えるといいのに・・・
    児童書だけで大人にも読みやすくてよかった。

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    2018年10月12日
  • 示談交渉人裏ファイル

    購入済み

    「落とし穴」をあわせて読むべき

    「自動車保険の落とし穴」では主に被保険者の視点からかかれたものだが、こちらは支払う保険会社側からの目線で自動車保険のことが描かれていて、両方読めば両方の立場がうかがい知れてバランスがいい知識が得られると思う。
    知り合いの損保のセールスマンを死者に鞭打つろくでなしのような目線で見てしまっていたが、これを読んで示談交渉人の方は本当に常人では耐えられぬようなお仕事をしているのだとちょっと見方が変わりました。

    結局、自分の身は自分の知識で守らねばならぬのだなとつくづく思う。
    保険を信用していないわけではないのだけれど、今後、保険会社から送られてきた約款は面倒くさくても目は通すようにしよう、最

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    2017年06月11日
  • 示談交渉人裏ファイル

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    あるある、って感じの内容が暴露されてます。
    程度の差はあれ、今でもありますね。
    正直者が損をすることの典型例でもありますが、
    嘘をつけばいいというものでもない。
    あらゆる点で、賢くなければいけないわけです。
    事故を起こすことの悲惨さも分かり、
    交通安全、というか、事故を起こさないよう意識づけられます。

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    2012年03月02日
  • 交通事故鑑定人 -鑑定歴五〇年・駒沢幹也の事件ファイル

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    [ 内容 ]
    ずさんな初動捜査を繰り返す警察、現場を検証しない検察官、保険金を払い渋る損保会社、車を知らない裁判官…。
    鑑定歴50年の駒沢氏が浮き彫りにする、交通事故に隠された驚くべき真実とは何か。

    [ 目次 ]
    1章 死人に口なし
    2章 交通事故鑑定人とは
    3章 駒沢氏との出会い
    4章 偏見に満ちたバイク事故処理
    5章 事件簿より
    6章 学者に挑んだ父の執念
    7章 完全勝訴への長い道のり
    8章 切れた左足の謎
    9章 被害者の父は元警察官

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性

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    2011年05月24日
  • 自動車保険の落とし穴

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    保険と名のつくものはたくさんあるが、自動車保険だけは正直補償の種類ぐらいしかわからない。もう少し自動車保険について知りたく、この本を手に取った。しかし期待したものと逆の意味で大きく期待を裏切られた。自動車保険がこんなにもずさんな保険とは知らなかった。
    自動車保険の加入審査は、生命保険と異なり簡単だ(一部の生保で無審査加入できるものもあるが)。それだけに、支払い時は「適正」という名のもと、減額や支払い拒否が頻繁に発生しているという。人身事故であれば、重度障害や死亡などケースも深刻で金額も大きい。普通に考えても、保険会社が支払い額を減らす方向に向かいがちになるのは想像に難くない。
    また、補償内容が

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    2010年12月09日
  • 自動車保険の落とし穴

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    損保の払い渋りについて、実話を題材にいろいろと書いてある本。
    支払額を抑えた人は表彰されるとか、なかなかに酷い損保会社の実態が語られている。
    保険はかけていても、被害者になれば相手の保険会社が敵になる。
    事故に遭わないのが本当に一番なんだな…としみじみ。

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    2019年03月30日
  • 自動車保険の落とし穴

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    ●この本を読んでドライブレコーダーの必要性を痛感し、自分のクルマに取り付けたのが2014年。それから4年後の2018年には年間最大のヒット商品となった。ドライブレコーダーを取り付けたのなら、この本も一読に値する。

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    2019年01月16日
  • 自動車保険の落とし穴

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    保険会社は空箱をうるのが1番美味しい。
    警察も杜撰な捜査を行う。
    損害額の30%オフは当たり前。
    被害者は加害者をえらべない。

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    2016年09月21日
  • 泥だらけのカルテ 家族のもとに遺体を帰しつづける歯科医が見たものは?

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    震災の被害を大きく受けた釜石市で、歯科医院を営む佐々木さんのお話。損傷が激しく、外見で身元がわからない遺体を、歯の情報をみて家族のもとに返し続けている。それは歯科医にしかできない仕事。
    一人、また一人と、ゆっくりではあるけれど不明者が減っていく背景にはこういう実態があるのだなぁと気づけてよかった。
    たまにはノンフィクションものも世界が広がっていい。

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    2015年08月26日
  • 世の中への扉 柴犬マイちゃんへの手紙 無謀運転でふたりの男の子を失った家族と愛犬の物語

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    家族を交通事故で亡くした経験がある私には少しリアルで苦しく悲しかった。
    法律は生きている人を守るためのものだと本当に思う。
    こんな亡くならなくてもいい人が亡くなってしまう事故は減ってほしい。

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    2014年01月09日
  • 自動車保険の落とし穴

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    この本は700円(+消費税)ですが、値段以上の内容が十分にあります。
    自動車保険の内容って意外と理解していない人が多いのではないですか?

    この仕事をしていると、いかに保険会社が提示する保険金の額が低廉かということがわかるのですが、その内情について書かれています。
    事故を起こしてから、あるいは被害にあってからではなく、普段から備えておくことが必要です。この本は平易に書かれておりおすすめです。
    私はさっそく自分の自動車保険の保険証券を確認しました。

    「自動車保険の知識が乏しい弁護士も」という項もあり、耳が痛いところですが、確かに交通事故については専門分野に属しますので、交通事故事件をよく扱って

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    2009年10月04日