藤井英子のレビュー一覧
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93歳で現役の心療内科医の著書。あっという間に読めた。
自由と孤独はセット。大切なのは今と今から、それだけ。だから過去にとらわれず、今の自分に不要なものは置いていく。そうすれば遠くまで行ける。断捨離の核心をついているようなメッセージが特に心に残った。おそらくそれはモノだけでなく、人間関係とかあらゆるものを指しているのだと思う。最近、今まで仲が良いと思っていた人と距離感を感じるようになったが、一度手放すのもありなのかもしれない。孤独を恐れずに。
歳を重ねるごとに感じる孤独。大人ってこんなに孤独だったのかと気付かされる日々。でも家族がいる人も、大勢に囲まれている人も、皆きっと孤独なんだ。この孤独を -
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93歳の心療内科医の「心を自由にする」言葉から
人間関係は、なければ寂しく、
あれば煩わしいものです。
どこかに属していないことを
残念に思う必要はありません。
「おひとり時間」を充実させると
人に依存せず自分らしさを保てます。
友だちでなくていいのです。
「気軽に話せる人」が
ひとりいればそれでいい。
親戚や身内でも、ご近所さんでも、
「何でも話せる」より
「気軽に話せる」人を見つけます。
年齢制限はもったいない。そして
自分の可能性を遮るのは、多くの場合、
誰かではなくて自分です。
何歳になっても新しいことに
挑戦していい。
誰も止める人はいない -
Posted by ブクログ
あたり前のようで意外とできてないこと、ハッと気付かされること、押し付けがましくなく提案してくれる感じがよかった。
定期的に読み直すのが良さげな一冊。
・折り合いをつける前に、相手を考えない時間を作る
・人と比べるよりも、自分がどうすれば心地よいのか、安心できるのか考える
・誰かになり代わって、課題を解決することはできない。いい人のふりをして、勝手に取り上げてしまわないこと
・人と自分の間に境界線を引き、相手の人生を尊重する
・わかってくれないと諦める前に自分の言葉で伝える力を持つと生きやすい
・その我慢は本当に必要な我慢だろうか?
・自分1人でしなくてもいい我慢はやめる
・誰もが自分でよくな -
Posted by ブクログ
最初パラパラッと見たときは、期待したほどでは、と思いましたが、その後、仕事のことで落ち込んでいたときにもう一度開いて読み始めたら、救われるような言葉があちこちに。
基本、前向き楽天的な私なので、悩みのないときに読んでも「私にはこういう言葉は必要ない」と思ってしまったのかも。
失敗して落ち込んでいる人、自分に自信がなくなったときに読むことをおすすめします。
「起きたできごとをあれこれ考えるより、次にどうするかを決めるほうが大事。『今日の負の感情は今日まで』『起きたことについてグズグズ言わない。どうするかを考える』」
そして、
「自分の失敗はもちろん、誰かの失敗も、忘れるに限ります。失敗 -
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90歳越えで自身が設立した漢方心療内科医院で診療を行なっている著者が、年齢を重ねても心身ともに健康であるために大切なことを説明した本
正確に覚えていないが、孤独感があるほど寿命が短くなる傾向があるみたいな話を、どこかで聞いたことがある。一人の方が気楽なことも多いのにな。。などと考えていた時に、この本を見つけて手に取った。もう少し、孤独と幸福感について掘り下げて書かれていることを期待していたが、どちらかというと、幅広い事柄について、細かく節を区切って書かれている本だった。個人的には、もう少し、タイトルの内容を掘り下げてくれたら良かったと感じた。
人間関係については、至極当たり前のことだが、結 -
Posted by ブクログ
藤井先生は93歳、現役で働いているかた。本当にすごいなと思いました。日々なにか面白いことはないかと常にアンテナを立てているのも、すごいバイタリティーだと思いました。
人が健やかでいられるのは人とのつながりのおかげ。同時に人が健康を損なうのもまた人とのつながりによるもの。
人との適度なゆるいつながりはとても重要だと思いました。
自分は、過去に極端に孤独の状況になり、苦しんだことがあります。
やはり誰かしらとつながりがないと、メンタルが保てないことを痛感しました。
印象に残った言葉
日々生活で大切なことはメリハリをつけること。生活の「リズム」の中に刺激の「メロディ」をつくること