せいのちさとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先日、都内で雪が降りました。 寒かったぁ。。。
春は、足踏みしながら、少しずつ、近づいて、来るんですね。
この小説の舞台は、北の大地 北海道の札幌市です。
テレビや新聞では、お花見のニュースが報じられていますが、ここにはまだ雪が溶け残っています。
市内を南北にわたって流れる豊平川を取水する創成川。
そのほとりから東に一本入ったところに、八木(やぎ)が友人の広田奏(ひろた かなで)と運営しているお店があります。
お店の名前は『絵本屋クッタラ』です。
でも、、店内に絵本はありませんw
そのかわり(?)、この店には、スープがあります。旬の地元野菜を使っていて、なかなか美味しいのです♡
ほらほら、お客さんがやって来ましたよ。
ベージュのショート丈のトレンチコートを着た三十代半ばくらいの女性です。
このお客さんは、最近、親友さんを病気で亡くしました。。。
寂しくて、悲しみから抜け出せなくて、、、店の前の看板を見て扉を開けたのです。
実は、看板には、
『あなたの悩みに効く御本をお探しします』と書かれています。
八木くんと奏くんは、本を探すために女性から話を訊くことにしました。
女性には温かいスープが出されました。今日のスープは「かぶのスープ」です。
外気で冷えた身体と寂しい心が、ほんのり甘さもある、まろやかな味で癒されます。
さて、二人は、どんな本を探して、彼女に薦めるのでしょうか。
現役のカフェ店長でもある標野 凪(しめの なぎ)さんが綴る6編のお話には、
季節の野菜の美味しいスープと、お客さんに薦める優しい絵本が出てきます。
身体も心も癒されます♡
けど、絵本屋クッタラの春は、
まだ少し先みたいです。 -
Posted by ブクログ
お客さんそれぞれの悩みに応じてピッタリな絵本と季節のスープとトーストを提供する湊と八木のお話。初めの視点は八木(ヤギ)から。
絵本はあまり馴染みがないので、作中で紹介されてもあまりピンとこず。海外の作者の絵本だと更に。
でも大人になってから読む絵本も、子供時代のそれと違って視点が変わっていて面白いかも。
個人的にはカフェなどの設定ではなく、スープセットを出すというのが印象的だった。
共同経営者の八木のためと言っていたが、この手の本は大概カフェやレストランとなることが多いところ、季節のスープという所に、実際に頂いているかのような暖かみを感じて好きだった。