■世界市民になるための7つの力
1セルフコンフィデンス
まずは自分に自信がないと行動ができない。自己肯定力
2教養力
自分はどう生きるか、どう世界を変えていけるのかを考えるためには少なからず「知識」、「知恵」、「情報」が必要。
3問題設定力
自分や社会の置かれてる状況を正確に把握して問題を設定
...続きを読むする。
4クリティカル・シンキング力
物事を鵜呑みにせずに真実を見極める批判的思考のこと。
5創造力世界を新たに作り変えていく力。
6コミュニケーション力
7実行力
本書は、海外留学に必要なTOEFL及びSAT対策や、お金がなくても海外の大学の講義が受けられるMOOCs(大規模公開オンライン講座)を紹介するなど、具体的な情報を提供する一方で、心構えだとか物の考え方だとか、若者を啓蒙することに一層の重きを置いている。
例えば、「『自分という人間は何者なのか』を一生考え続けていくことこそが人生だ」とか「人生の目標は『社会にどのような価値を提供する人間になりたいのか』という見地で考えよ」とか、その主張は相当に骨太である。
現在、世界は欧米の価値観によって動いており、
その価値観を体得しなければ世界では何もできない、というのが本書の立場。
そのためには、まず英語を使えるようにしなければならない。
しかし、それだけでは足りず、
日本には謙譲の美徳があるが、
「発言しない」=「存在しない」という価値観のもとで動いている世界では、
自分の殻を破って前に出ていき、
自分のポジションをもぎ取るぐらいの心意気がなくては通用しない、ということ。
■印象に残ったところとしては、
・『何をするためにこの世にいきているのか』
『社会に対してどのような価値を提供する人間になりたいのか』
『自分という人間は何者なのか』——。そいうことをしっかりと考えることが大切
・やると決心したら、とにかくすぐ始める
・ほんとうの意味の『グローバル化』とは、
そういうどこでも生きていけるような力を身につけること
・何の疑問ももたずに、漫然と生きていたのでは見つからない
・どんなことも、メリットしかないなんてことはあり得ないし、
デメリットしかないということもあり得ない
・ピケティ教授は、現在の資本主義の制度が相対的な不平等を助長し、
結果として社会が不安定化するリスクに警鐘を鳴らしている
・自分の思考の幹を太く、豊かにしていける。それが教養というもの
・つまり、”ほんとうの私”というのは、自分の内側ではなくて、
相手との関係の中にあるんだよ
・自分の信ずるところに従って行動するという大事な点を忘れてはいけない
・すべてのものに対して、『対話する』という意識をもつといい
・ほかの人がなんと言おうと、だれよりも自分が一番強く願わなきゃ、
夢はかなわない
・『社会に対して自分は何ができるかということを、
世界規模の視点から考えてそのために率先して行動していける人、
社会をよりよく変えていくために労力を惜しまない人』
・現実的なところでは、その国の人間であるけれども、
グローバルな視点で自分たちは『世界市民』だ、『地球市民』だ、と考え、
行動するリーダーシップをもった人が増えることが望ましい
・自分は何をしたい、何ができるということを、自らどんどんアピールしないといけない
・『自分の状況を当然と思ってはいけない』
・だけどそこで言わなかったら、『仕事していない』『何も考えていない』と言われます
・相手の立場になって考える。自分だけの視点、現代日本の感覚で考えていたんじゃダメ
・貧困層はお金がないというのは、ある意味事実ですが、
だからといってビジネスが成り立たないというわけではない
・「現地の人のためになる」と考えても、それはあくまでこちらの視点でしかない
・2000時間というのは、英語を使えるようにするための最低ライン。
僕は、最低限2000~2500時間やらなきゃダメだろうなと思っている
・こんなふうになりたい、と思える理想像をもつ。そして、あんなふうになれるかと、
考え、行動する。そういう指針となる人が具体的にいると、目的がブレにくい
・きみたちの時間は限られている。だから、他人の人生を生きたりするようなことをして無駄に過ごしてはいけない。
常識や既成概念にとらわれてはいけない。それは他人の考えた結果で生きているということなのだから