福原正大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本企業のポテンシャルを解き放つDX×3P経営。
形だけのDXではなくて、そもそも何故DXが必要なのか、そもそもから考えよう、という示唆に富んだ書籍。あいも変わらず素敵な本を世に送り出す英治出版さん、大好きすぎる!
DXは、データやITの活用を前提としたもの、
そのためには、企業はまずそのためにすべきなのは、ヴィジョンと哲学(Philosophy)、人材戦略(People)、そして、それを実行するためのプロセス(Process)が必要。
組織の中には、二つのタイプの人材。
ひとつは、既存事業の深掘を行う深化型、新しい事業を行う探索型。両者は同じ組織には馴染まないが、同じ母体にはいるべき。なぜなら、相互に影響し合うから。一方で、深化型の組織評価で探索型の評価をすべきではない。企業には両利きの経営が求められる。
価値には、機能、感情、社会が求められる。
ビジネスモデルを考える際には、しっかりと検討、そして、プロトタイプは、必要最低限の機能を満たすMVP Minimum Viable Productで行い、ときには方向性を転換する必要がある。だが、軸を変えてはいけない。軸とはヴィジョン仮説。その結果、MAP Minimun Awesome Productが出来上がる。
探索型創造プロセス
ヴィジョン仮説→データ取得&蓄積→インサイト獲得→新たな価値の定義→新たな価値の提供
ブルーオーシャン戦略
新しい価値を創出するために、
減らす 業界標準と比べて思い切り減らすベき要素は何か
付け加える 業界でこれまで提供されてない、今後付け加えるべき要素は何か
取り除く 業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうち、取り除くべき要素は、何か
増やす 業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か
DXに必要なコンピテンシーとは、
課題設定力、創造性、個人的実行力、ヴィジョン、共感傾聴力、外交性、地球市民力。
免疫マップで成長を促す→改善目標、阻害行動、裏の目標、強力な固定観念
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Posted by ブクログ
・MOOCs Coursera/edX/Udacity
・英語を勉強するのではなく、英語で勉強する。
・知識を集めて記憶するのはコンピュータに任せる。必要なのは考える力、創造する力。
・面倒くさがらずに始めるかどうかで、差がつく。やると決心したら、とにかくすぐ始める。
・ほんとうの意味の『グローバル化』とは、どこでも生きていけるような力を身につけること。
・ほんとうの私は、自分の内側ではなくて、相手との関係の中にある。自分を取り巻く社会の状況に無関心でいると、いつまで経ってもほんとうの自分なんか見つからない。
・自分の価値観に気づき、それを言語表現することは、自分の軸を確立していく作業である。エッセイでも、ただ『僕はピアノをやってました』と書くよりは『ピアノでジャズセッションしたときに感じたこと』としてコミュニケーション術の話にまでもっていけたら、奥行きのある文章になる。うまい文章表現をしようなんて思わなくていい。それを読む人との対話だと思って書けばいい。すべてのものに対して『対話する』という意識をもつといい。
・だれよりも自分が一番強く願わなければ、夢はかなわない。したいかどうかは自分自身が決めること。
・人生の目標というのは、『自分がどういうことで社会を変えていけるか』『社会にどのような価値を提供する人間になりたいのか』というもの。
・自分は何をしたい、何ができるということを、自らどんどんアピールしないといけない。
・ある社会の中で対等にやっていこうと思ったら、そこの流儀に馴染まなくてはいけない。そこに順応していく力が必要になる。
・社会に対して価値を提供し、問題を本当に解決していきたいのであれば、ビジネスとしてちゃんと成立するものにして、循環的なものにしていかなければ続かない。 -
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ネタバレ■世界市民になるための7つの力
1セルフコンフィデンス
まずは自分に自信がないと行動ができない。自己肯定力
2教養力
自分はどう生きるか、どう世界を変えていけるのかを考えるためには少なからず「知識」、「知恵」、「情報」が必要。
3問題設定力
自分や社会の置かれてる状況を正確に把握して問題を設定する。
4クリティカル・シンキング力
物事を鵜呑みにせずに真実を見極める批判的思考のこと。
5創造力世界を新たに作り変えていく力。
6コミュニケーション力
7実行力
本書は、海外留学に必要なTOEFL及びSAT対策や、お金がなくても海外の大学の講義が受けられるMOOCs(大規模公開オンライン講座)を紹介するなど、具体的な情報を提供する一方で、心構えだとか物の考え方だとか、若者を啓蒙することに一層の重きを置いている。
例えば、「『自分という人間は何者なのか』を一生考え続けていくことこそが人生だ」とか「人生の目標は『社会にどのような価値を提供する人間になりたいのか』という見地で考えよ」とか、その主張は相当に骨太である。
現在、世界は欧米の価値観によって動いており、
その価値観を体得しなければ世界では何もできない、というのが本書の立場。
そのためには、まず英語を使えるようにしなければならない。
しかし、それだけでは足りず、
日本には謙譲の美徳があるが、
「発言しない」=「存在しない」という価値観のもとで動いている世界では、
自分の殻を破って前に出ていき、
自分のポジションをもぎ取るぐらいの心意気がなくては通用しない、ということ。
■印象に残ったところとしては、
・『何をするためにこの世にいきているのか』
『社会に対してどのような価値を提供する人間になりたいのか』
『自分という人間は何者なのか』——。そいうことをしっかりと考えることが大切
・やると決心したら、とにかくすぐ始める
・ほんとうの意味の『グローバル化』とは、
そういうどこでも生きていけるような力を身につけること
・何の疑問ももたずに、漫然と生きていたのでは見つからない
・どんなことも、メリットしかないなんてことはあり得ないし、
デメリットしかないということもあり得ない
・ピケティ教授は、現在の資本主義の制度が相対的な不平等を助長し、
結果として社会が不安定化するリスクに警鐘を鳴らしている
・自分の思考の幹を太く、豊かにしていける。それが教養というもの
・つまり、”ほんとうの私”というのは、自分の内側ではなくて、
相手との関係の中にあるんだよ
・自分の信ずるところに従って行動するという大事な点を忘れてはいけない
・すべてのものに対して、『対話する』という意識をもつといい
・ほかの人がなんと言おうと、だれよりも自分が一番強く願わなきゃ、
夢はかなわない
・『社会に対して自分は何ができるかということを、
世界規模の視点から考えてそのために率先して行動していける人、
社会をよりよく変えていくために労力を惜しまない人』
・現実的なところでは、その国の人間であるけれども、
グローバルな視点で自分たちは『世界市民』だ、『地球市民』だ、と考え、
行動するリーダーシップをもった人が増えることが望ましい
・自分は何をしたい、何ができるということを、自らどんどんアピールしないといけない
・『自分の状況を当然と思ってはいけない』
・だけどそこで言わなかったら、『仕事していない』『何も考えていない』と言われます
・相手の立場になって考える。自分だけの視点、現代日本の感覚で考えていたんじゃダメ
・貧困層はお金がないというのは、ある意味事実ですが、
だからといってビジネスが成り立たないというわけではない
・「現地の人のためになる」と考えても、それはあくまでこちらの視点でしかない
・2000時間というのは、英語を使えるようにするための最低ライン。
僕は、最低限2000~2500時間やらなきゃダメだろうなと思っている
・こんなふうになりたい、と思える理想像をもつ。そして、あんなふうになれるかと、
考え、行動する。そういう指針となる人が具体的にいると、目的がブレにくい
・きみたちの時間は限られている。だから、他人の人生を生きたりするようなことをして無駄に過ごしてはいけない。
常識や既成概念にとらわれてはいけない。それは他人の考えた結果で生きているということなのだから -
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世界における日本のプレゼンスがなくなっているということがいわれ続けて久しいですが、日々この本のタイトルのように、なぜ日本では世界を引っ張るリーダーが少ないのだろうと感じていた。
本書はその答えに繋がりそうなものを提供してくれた。日本人エリートの弱点は、正解にこだわること、問題を解くための理論や枠組みを知らないこと、多様性の中で他者と議論し、意見を交換しながら新しい価値を生み出す対話力をみにつけていないことの3点が主要な要因とのこと。
しかし、これは今からでも十分鍛えられるスキルであり、寧ろ日本は高い読み書きレベルがあるため、これにプラスαのエリート教育がこれからは求められるのである。
著者は既にそれをスクールという形で実施しており、名門校にも合格者がでているとのことだ。
読み書きレベルプラスα、既存の教育システムを新興国に輸出という提案は面白い。
とにかく東大という親の意識を変える必要があるし、その解決策の一つが、地域コミュニティを活性化させて大人が実際の社会で問題になっていることと学校教育を結びつけるような講義をしたり、議論する場を提供することだと思う。
「参考点」
・留学する意味は、多様性のある空間に身を置き、自らを世界のマイノリティだと認識することにある。
・私たちは、21世紀のテクノロジーを使って12世紀の教育を実現したいのです。(スタンフォード大関係者)
・本来あるべき教育の姿は、まずは学ぶための動機を刺激し、その刺激された動機にしたがって生徒自身が必要な知識を吸収していくというもの。
・人間は環境次第でいかようにも変われる。
・答えは一つじゃないと知り、理論と枠組みを身につけ、対話ができるようになるとリーダーが育つ -
Posted by ブクログ
・外資系で評価されたポイント
-自分の意見が明確
-リスクを取るのを恐れない
-オリジナリティを発揮して、ゼロからビジネスを立ち上げ
・英語力はあくまでビジネスの実力・ポジション・経験とセットで語られるべき
・学びの柱
-答えは1つではない
-論理と枠組みを学ぶこと
-対話力を磨くこと
・フレンドリーな上司は戦略、ダマされるな
・意思決定するものにとって危ないことは、うぬぼれて自分自身を客観視てきなくなること
・必要な力
-課題を自分でみつけること
-そこからオリジナルな考えを創造すること
-それを理論的に展開する力
-他人とそれを共有する力
-必要とあれば、周りを説得する力 -
Posted by ブクログ
ネタバレ福原さんの講演を聞き、この本を手に取った。
福原さんは、海外経験が豊富で、金融の世界ではかなりの実績をお持ちであるそうだ。そんな方が、海外の文化、習慣、ビジネスなどを通じ、経験してきたこと、思うことを様々な事例から述べてくれている。
日本人との違いや、現実問題、日本人のどういうところが通用していなく、立場がどう変わって、何が足りず、どうしていけばよいかを、教育の観点から多く書いている。例えば、入試問題で、海外では答えのない問題、日本は答えがあり、その深さを追及してるだけというのが印象的だった。
「黄色い二重線のエリアに駐車したら死刑。すると、違反者はいなくなった。この法律は有効か。」
このような問題が出るらしい。マイケルサンデルの問いかけみたいだ。
私自身、今まで受けてきた教育で、知的好奇心が刺激された感じもしない。特に、自分とは何か、自分の意見とは何で、それはどういった考えからできてて~、とか相手にコミュニケーションするということをたくさんしてきた気がしない。それはやはり日本の教育が記憶力重視で(TVのクイズ番組なんかほとんどそれ)、さらに自分自身を知る、考えるための哲学教育を受けていなかったからかなぁと思った。
知識があるのももちろん大事だが、それをどう自分なりに咀嚼し、使っていくか、福原さんの講演、そしてこの本をきっかけに、考えようと思った。まずは、哲学を勉強しようと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・タイトルは大げさですけど、内容は平易で抽象的です。会社のお金で海外のビジネススクールに入学できるような人は稀だと思いますが、そのような環境でなくても、できることはあるかもしれません。
著者の福原正大さんは、フランスのビジネススクールに留学した時、周りの高いレベルについていけず胃けいれんになるほど、精神的に追い込まれたようですが、その後は35歳で世界最大の資産運用会社の日本法人取締役に就任するという急上昇を遂げます。その人生を支えたのが、外ならぬ哲学だった。という話です。
初めてマイケル・サンデル教授による白熱教室を観た時、私は、なんじゃこりゃ?と思いました。どちらを選んでもメリットとデメリットがあって優劣が決めにくい正解のない問題に、学生が、ああでもない、こうでもないと自分の考えを述べて議論する講義が自分が知っている「先生から一方的に教えを請う授業」とは全く違ったからです。でも、この本の著者である福原正大さんが都市銀行に勤めている時に留学したフランスでは、高校ですら哲学が必修科目になっており、既存の価値観にとらわれることなく、自分の頭で物事を考える人間を育ているそうです。
日本と諸外国の違いは色々あると思いますが、その中でも所属している組織の信用よりも個人の信頼で仕事が繋がったり、終身雇用制というよりも流動性の高い社会では、自分の考えに基づいて自分の考えが述べられないようでは、相手にされないのかもしれませんね。