クォン・ナミのレビュー一覧
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エッセイが好きでよく読みます。
韓国の方がこんなにも日本の本を読まれている事を初めて知りました。
言葉は違えど、同じ本を読んで良いなって思える価値観は一緒なんだなと思うと、何だか嬉しい気持ちになります。Posted by ブクログ -
韓国の日本文学翻訳家によるエッセイという聞くだけでときめいてしまう本だった。
肩の力が抜けた文章で読んでいて心地よく、家から出たくない運動したくない電話したくないの筆者の気持ちにとても共感し、素敵なキャラクターの娘さんが微笑ましく、終始やわらかで穏やかで、そして嬉しい気持ちにさせてくれる本。
日本文...続きを読むPosted by ブクログ -
翻訳家のあるあるや日常、娘さんとの距離感や仲の良さなどありのまま自然体なスタイルがホッとさせてくれる。そうよねと思わず深く肯く。そしてユーモラスな文章も楽しい。Posted by ブクログ
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隣人が書いているエッセイ感に溢れている。
良い意味で、まったく違和感が無い。
逆に、それだけに韓国の現在は感じにくいのかもしれない。むろん、それは悪いことではないが。Posted by ブクログ -
"もちろん孤独だ。孤独だが、気楽だ。気楽だけど、後ろめたい。 こんな生き方をしていてもいいのだろうか? 眠りにつく前に自問自答してみるが、朝になって陽が昇ればまた、後ろめたくて気楽な孤独を選んでいる。"(p.176)Posted by ブクログ
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30.韓国の書店に行くと沢山の日本の作品が翻訳されている事に嬉しくなる
「韓国を代表する日本文学の翻訳家が、韓国語でエッセイを書き日本語に翻訳された本」
面白い設定だと感じて手に取った一冊
とても読みやすく、娘さんとのエピソードなどの日常もほのぼのと拝読
韓国文学を日本語で読む身としては翻訳...続きを読むPosted by ブクログ -
クォンナミさん、嫌だなって思うくらい生々しい人間だと思った。推しから返事が無ければファン心が冷めたと言い、ラジオでおばさん呼ばわりされれば出版社を通してクレームを入れる、所謂「普通のおばさん」だ。
最初の方は「何だこの人」と思いながら読んでいたのに、1冊読み終わる頃にはまるでクォンナミさんの親戚にで...続きを読むPosted by ブクログ -
韓国の翻訳家である권남희さんのエッセー(혼자여서 좋은 직업)。남희さんは日本語の本を韓国語に翻訳する翻訳家である。なんと300冊以上の日本の本を翻訳されているという。翻訳だけでなく楽しいエッセーも書かれている。この本も読んでいて楽しかった。もちろん女手で一人でお嬢さんを育て上げ、沢山の日本の本を翻...続きを読むPosted by ブクログ
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「日本の小説を翻訳する韓国人が書いたエッセーが日本語に訳されたもの」という本書の紹介に興味を惹かれて手に取った。
翻訳にあたっての編集者とのやり取りは興味深く、また、娘とのやり取りや生活の様子などは極々自然で、このエッセーの舞台が韓国であることを忘れてしまう。
国が違えども、真摯に仕事に取り組む...続きを読むPosted by ブクログ -
たまたま紹介されてるのを目にして面白そうだったので読んでみました。まずは韓国でこんなにも日本の文芸作品が翻訳されていることに驚き。村上春樹さん、三浦しをんさんなど、錚々たる作家さんの翻訳を手がけていらっしゃるとのこと。とても読みやすく庶民的な語り口で面白かったです。いつか韓国に行ってみたい…!Posted by ブクログ