クォン・ナミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
翻訳家である著者を本作で初めて知りました。
娘さんとの何てことない日常も、翻訳家だからこそのエピソードも、微笑ましくて楽しい。
読んでいてホッする文章で、著者に親近感を感じてしまう。
そして、気づかずに通りすぎてしまいそうなくらい、然り気なく心に残る言葉があちこちこちにありました。
翻訳時に原題のタイトルを変えるエピソードは衝撃的で、タイトル変更の裏側に触れ、自身の認識違いを知った。
昔、ハリー・ポッターシリーズの訳者・松岡佑子さんが原書を読んで「是非日本の人にこの作品を届けたい!」と、自身が翻訳出版を手掛けたエピソードに感動したことがある。
クォン・ナミさんも同じような熱意に突き動かされ -
Posted by ブクログ
クォン・ナミさんの「ひとりだから楽しい仕事」を読んで面白かったので、その10年前に出されていたというこちらも読みました。似たような内容も多かったので、全体的には前作の方が好きだったけど、より具体的な翻訳家の世界(特にお金に関することなど)を描いてくれていて興味深かった。直訳(解釈)と翻訳の違いについて、実際の文を使って説明されていたのがかなり面白い。ただ外国語が得意なだけではもちろん無理で、その国の文化に親しく、原書を深く読み込んでいて、さらにその国の言葉"らしさ"を分かっていないといけなかったり、想像以上に技術が必要な翻訳家の方々へ尊敬の念を強くしました。ナミさんの好きな
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Posted by ブクログ
アニョハセヨ〜か、アンニョンハセヨ~か❓
ってな事で、クォン・ミナの『翻訳に生きて死んで 日本文学翻訳家の波乱万丈ライフ』 藤田麗子 訳
韓国の翻訳家クォン・ミナさんの10年前のエッセイと言うのか、自伝、翻訳家の仕事のやり方、内容、翻訳料金や翻訳のやり方等など、実に面白い内容じゃったw
クォンさんの小心でチャーミングな人柄も藤田さんの翻訳の凄さ何じゃろなぁと、韓国語を日本語に翻訳した本は、日本語を韓国語に翻訳する人の話で何だか頭がこんがらがってしまう様な不思議な感覚で読んでたw
韓国語が読めたならクォンさんが翻訳した読んだことのある本を読んでみたい気分になるよね
(村上春樹、村上龍、恩