田中奈津子のレビュー一覧

  • ホロヴィッツ ホラー

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    YA向け作品だが、大人でも楽しめる。ドアルドアールに似たようなゾワッとする短編集。ホロヴッツは日本人が嫌いなのかな?得体の知れない役に多用してる(苦笑)「深夜バス」が個人的に好きだった。

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    2022年11月20日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    いいですねー!「世にも奇妙な物語」のようです。映像が目に浮かんでくるのはそれだけリアルな描写があるからですね。もともとホロビッツ氏はヤングアダルト小説からのスタートのようなので、こちらが本領なのでしょう。噛み砕いた表現がゾワゾワ感をそそります。青少年の皆さんにたくさん手に取っていただいて、ここからぜひミステリの世界にお越しいただきたいですね。ホロビッツ沼仲間になりましょうー。

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    2022年10月30日
  • わたしのアメリカンドリーム

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    ネタバレ

    何か明るいお話を読みたくて、タイトルから明るそうなこの本を手に取りました。
    勝手にそんなイメージを持って読み始めたもんだから、中国人の移民の女の子のお話で、しょっぱな家族3人で1つのハンバーグをを食べている時は、ん?ってなりました。

    主人公のミアはパパとママと3人暮らしです。ファミリーはアメリカンドリームを夢見て移住してくるのですが、その暮らしはあまり良いものではありませんでした。そんな時あるモーテルで住み込みで働くことになりました。そこのオーナーはヤンさんといって同じ中国人ですがとてもお金に執着春のあるケチな男性でした。

    そしていざ働き始めてみると、急に労働条件が変わったり、清掃や管理に追われ、ヤンさんからは搾取されまくり、それはもうとても過酷な日々となります。

    ミアのお友だちのルーペ。彼女の家庭も裕福ではなく、ミアにとってとても大事な存在になっていきます。ルーペのセリフで、「この国で勝ち組になると言ったらベッドの置いていないリビングを持つことね。」というセリフがありました。お金持ちから貧乏まで自分がどの位置にいるかというのは人それぞれ。貯金もない我が家は貧乏な気もするし、外食にたまにいけて、たまにほしい物を買えてるうちはそこまで貧乏じゃない気持ちにもなってくる。私にとっての勝ち組は…専業主婦かな。

    ルーペのセリフにはこんなセリフも。「貧乏人のジェットコースターからは降りられない」育った環境?本人の怠惰?はたまた運命か。貧乏人のジェットコースターというのは残酷な喩えでいろいろ考えさせられますね。

    胸に強く響いたのがパパがすごく高い鉛筆を買ってくれた話です。毎日がその日暮らしと言っても過言ではないほど切羽詰まっている中で、ミア元気づけるために買った鉛筆。パパはその鉛筆を大切に持っていなさいとは言わず、使ったらいいさと言いました。使ったらすぐになくなってしまう鉛筆に、600円をかけることで、ミアの価値はそれだけすごいものなんだぞって言っている気がして、涙が止まりませんでした。それはある意味では、お金をいっぱいためてすごいものを買うよりその時のミアには意味があると思いました。

    結局のところずっと貧乏で明るいお話ではなかったけれども、強く胸に響いた1冊でした。

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    2022年10月29日
  • 橋の上の子どもたち

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    フィクションではあるが、登場人物にはモデルがいるとのことなので、インドではこのような子供たち(なんならもっと過酷な状況にある)がいるのかと思うと胸が痛む。姉を助けるために犬を手ばなさなければなかったシーンがグッときた。ごみを拾って生計をたてる描写はポール・オースターの『最後の物たちの国で』を思い出した。

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    2021年11月29日
  • 橋の上の子どもたち

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    フィクションだけどノンフィクションとして受け取ったほうがいいのかもしれない。

    「この物語に登場する四人より、もっとずっときびしい状況にあっても、強く生きている子どもたちはたくさんいます。いつの日か、すべての子どもたちが大切に育てられる世界になることを願ってやみません。」(作者あとがきより)

    日本の報道ではなかなか目にしないこういう現実を、一人でも多くの人、子どもに伝えることができれば、と思います。

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    2021年06月18日
  • 橋の上の子どもたち

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    ヴィジとラクの姉妹が助け合って生きていく姿に感動した。
    インドの貧困の様子がよく伝わってくる物語だった。
    ヴィジが悲惨な環境でも諦めずに、夢をもって前向きに生きていくところがよかった。

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    2021年03月08日
  • 橋の上の子どもたち

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    11才の女の子ヴィジ。知的障害のある姉ラク。
    殴る父から逃げてきた。
    街のゴミ拾い。自分で稼ぐって。

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    2021年02月16日
  • 橋の上の子どもたち

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    インドの少女ヴィジは、酒に酔って暴力をふるう父親から逃げるため、姉のラクと一緒に家出して町にでた。ラクは知的障害があるので、ヴィジは自分がラクを守ると誓っていたが、身寄りのない子どもが町で生きていくのは想像以上に難しかった。路上で暮らす少年アルルとムトゥに出会い、力を合わせて毎日を生き抜いていくが…。
    厳しい現実に打ちのめされながらも希望を失わない子どもたちに心を揺さぶられる物語です。

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    2021年01月19日
  • ジェリーフィッシュ・ノート

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    ネタバレ

    科学が好きな12歳の少女スージーは、幼馴染みで泳ぎの得意なフラニーが海で溺れて亡くなったと知ってから言葉を話すことをやめた。秋の遠足で訪れた水族館で、小さくて透明な猛毒を持つイルカンジクラゲの存在を知った彼女は、クラゲが、フラニーの死因になったかもしれないと考え、調べ始めるとともに、そのことを専門家に聞いてみたいと思うようになる。

    思春期の少女が、自分の心を見つめ、喪失から歩み始める過程を、彼女自身の言葉で綴る。


    話が進むにつれて、彼女と親友だったフラニーとの幸せな関係が壊れていっていた様子が描かれ、なぜ彼女が親友の死因をあんなにも追求したいと思ったかが明らかになってきます。

    アメリカの物語らしく、さらっとお兄さんとボーイフレンドの良好な関係も描かれています。
    また、物語に用いられる科学の情報にも、それだけでも好奇心をそそられます。

    主人公は12歳ですが、中学生だし、友人の死を扱っているので、中学生以上からお薦めします。

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    2018年01月16日
  • 秘密のフリンドル・ファイル

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    『合言葉はフリンドル!』の続編。前作を読んでいた方が楽しい。前作の主人公が本作の主人公の担任の先生として登場。

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    2026年07月14日
  • 合言葉はフリンドル! (新版)

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    ペンという言葉を使わずにペンをフリンドルと呼ぶことにした主人公。やがてその動きはとてつもない速度で広がっていく……。

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    2026年05月12日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    ホロヴィッツの、ホラー短編集。
    ホラーは元々それほど得意ではないので、びくびくしながら読み始めたが、短編なのが良くもあり、悪くもあり。
    さらっと読めた、ちょっと怖い話、という感じ。

    翻訳物を読むといつも思う事だけれど、知っている人なら舞台となった場所の地名だけでたちのぼる空気感があって、さらに面白く感じられるのだろうけれど、それがイマイチわからないのが残念。

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    2025年05月31日
  • 水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ

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    ロイス・ローリーは、ハワイ産まれ。幼い頃の8ミリ画像に真珠湾で沈没した戦艦アリゾナが写っていたという。やがて乗組員とともに真珠湾に沈んでしまうアリゾナ。一方で、第二次世界大戦後、日本に住んでいたこともある。そんな体験を通して、真珠湾攻撃とヒロシマを切り取ることで、戦争の愚かさを訴えている。
    そして、絵本作家のアレン・セイと若い頃渋谷で遭遇していた事も書かれている。なんだか、歴史は偶然が重なっているのだと感じた。

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    2025年05月12日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    これは、児童文学作家としてのホロヴィッツが児童向けに書いたホラー短編集である。
    探偵ホーソーンシリーズにハマった私としては、是非ともチェックしておきたい作品だったので、児童作品でもホラーが苦手でも、あえて読んでみた。一言、私には充分怖かった。何度か出てくる日本人が気味悪く描かれているのも、後味の悪さが増した原因だったのかもしれない。やはり私はホラーは苦手であり、ホロヴィッツは何を書かせても上手い、ということを再認識した。

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    2023年10月21日
  • 水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ

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    1945年
    ハワイにいた少女
    広島近くに住んでいた少年
    それぞれが見た景色

    戦争が終わり、東京でお互いに会ってたが
    数年後に会う

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    2023年08月22日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    怖すぎる。
    普通に本当に怖い!
    全て怖くて最後にゾゾっとするが、特に、ハリエッタの恐ろしい夢は怖すぎた。
    しばらけ引きずってしまう。。。

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    2023年03月25日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    9つの短編集。
    主人公はティーンエイジャー。
    古いものに纏わるホラー。
    アンティークだったり中古だったり、古い建物だったり。
    それに関わったことで恐怖のどん底へ。
    色々と戒めもあるような短編集でした。

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    2022年12月03日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    ネタバレ

    ノリにノってる(当時)アンソニー・ホロヴィッツのYAホラー作品。
    血の影がちらつく不気味なバスタブ、撮ると悲惨な結末が待っているカメラ、勝ち馬の予言が現れるコンピュータなど9編。

    う~ん、どうなんでしょう。
    日本のいわゆる怪談ものとか恐怖の話的なものの中にもこういった筋の話はあるような気がし、あまり新鮮味は感じなかった。
    強いて言うなら舞台が海外なので中高生が読むには国内小説とはちょっと違う雰囲気のホラーが楽しめるかなっていう程度。

    おそらく全編書き下ろしなのだろうけど、トリッキーなわけでもなく、シニカルなユーモアが潜んでいるわけでもなく、ホロヴィッツらしさを全く感じれないのが残念。

    ”少年スパイアレックス”シリーズとかもこんな感じなのかな。
    今年のこのミスの表紙は荒木飛呂彦先生だったのにねぇ。。。

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    2022年12月03日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    ネタバレ

    恐怖のバスタブ
    殺人カメラ
    スイスイスピーディ
    深夜バス
    ハリエットの恐ろしい夢
    田舎のゲイリー
    コンピューターゲームの仕事
    黄色い顔の男
    猿の耳

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    2022年11月26日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    ネタバレ

    ホラー短編集。
    半分は途中でオチが分かってしまったが、それでも自分では絶対体験したくないような話。

    注文の多い料理店を彷彿とさせる話があったけど、嫌な終わり方だったな。夢オチにさせてくれたらよかったのにね。まあ主人公が鼻持ちならない子どもだったので、あ~あ…程度の感想だったが。

    被写体が生を失ってしまうカメラを父親にプレゼントしてしまった少年の話が結構好き。
    迂闊に出処の分からない物を使うべきではないなぁ…。しかし、無生物はどうなの?ラストの後がどうなったのか気になる。

    競馬の記事を書いていた記者が使っていたパソコンを貰い受けた少年の話はただただ、羨ましい。私も欲しい(笑)。
    しかし、欲をかいた不良は酷い目に合った。単にパソコンを粗雑に扱ったから制裁されたのだと思いたいが、段々欲を出すといずれ同じ末路を辿る気がしてならない。

    ゲームの仕事はもうひたすらかわいそう。お金に釣られてよく分からない仕事を承諾した結果、永遠にゲームの中で頑張らなければいけないんだものね。

    「大人に言っても相手にされないだろう」とか「これくらいだったらやってもいいよね?」とか子どもの自己判断が命取りになることもある。
    主人公が子どもならではの話だった。(周りの大人たちが恐ろしい人物である面も大きいが)

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    2022年11月20日